アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

きちんと食べていますよ…♪

2011-09-30 12:12:02 | Weblog
食欲の秋というのは本当ですね、三度三度…というより私の場合は四度四度…?毎日ご飯を食べているのにお腹が空きます。育つのかな…と思っちゃいますよ
先日、 サワラの西京漬けを仕込んだところまではご報告しましたが、その後…。
漬け込んで5日目に食してみました。
               
うぅ~ん、我ながら上出来だ、美味じゃなぁ~、ご飯がすすむぅ~
次は銀ダラや鮭も西京漬けにしてみよう
ちょっと箸休めになるお漬物も欲しいわよね。だから…。
               
この荷紐のような物は何だと思いますか?
               
お水に浸けて戻すとこうなります。これ、“割り干し大根”です。これを三杯酢で漬けますと
               
ハリハリ漬けが出来ます。長いまま漬け込んで食べるときに程よい大きさに刻んでもいいんでしょうね。
割り干し大根は普通の切干大根より煮物向きですね。
スーパーに行ったら銚子特産とやらいう“鰯団子”が売られていたので、割り干し大根と煮しめにしてみました。
               
これもまた、我ながら上出来、美味じゃぁ~、ご飯がすすむなぁ~
先日はスーパーのお魚売り場に旬のワラサが2匹で~ん と並んでいた。
丸ごと買っていく人もいるのかなぁ。あとで切り身にして販売するのかしら。
鯵や秋刀魚、大きめの鰯も美味しそうよねぇ。
鮭、鰤、かじき、真鯖、ごま鯖、かれい…etc.etc…、いずれにしても切り身だけど、塩焼かな、煮つけかな、照り焼きかな、味噌煮かな…とついつい足を止めてしまう今日この頃。
黒々としたイカを見ると
あ、塩からに…
と思ったりね。
近頃は電子レンジ“魚焼きパック”なる便利なものがあるから大いに助かります。
そういえば近頃“鮭の白子”を良く見かける。
鍋物の材料にする以外にどんな料理をすれば美味しくなるかなぁ。
んん~、また常盤鮨に教わりに行かなくちゃな…。 
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カッコいい若者…♪

2011-09-27 09:45:56 | Weblog
7月中旬からマンションの補修工事が進められています。
外壁の傷んだタイルを張りなおしたり、外壁全体を高圧洗浄したり、防水や塗装を新たにしたり…。
現在はバルコニーの防水のための作業をしています。
私の住んでいる部屋のバルコニーでも、先日2人の若者が表れて
「よいさっ」
っとエアコンの室外機を持ち上げて外周の足場の上に移し、一人がほうきを手に掃除を始めました。
室外機の下になっていて日頃、私の手が届かなかった所など丁寧にこすったりしながら掃いてくれているようでした。どうやら私のところを皮切りに隣へ、またその隣へと掃除をしていくらしい。
そして、10代の若者らしい軽いおしゃべりなどもしながら掃除をしていた若者にまた一人、若い声が加わりました。
携帯電話で彼女と話しているようです。
どうやら彼女がシートベルト不着用で“ねずみとり”にひっかかり切符を切られてしまったらしい。そのことについて若者はいろいろ彼女に説明したあと
「けどお前、事故だけは気をつけろよ
と一言。爽やかで優しい響きでした。
もちろん片手では携帯電話を持ちながら、片手では箒をもって掃き掃除の仕上げと点検をしているようです。
この若者は一人前の職人で、先に表れて掃除をした二人は新入りで彼の手下らしい。
つまり彼は現場で新入りに実地指導をしているということでしょう。
「お前ら…、お前らの掃除はやり方が甘ぇんだよ」
「泥とか固まっちゃって落ちねぇトコとかあって…」
「俺ぁ取れねぇものを取れつってんじゃねえよ、取れるものを取り残すなっつってんのっ」
(ごもっとも様でございます…=私の心のなか。
「うっす」
「いいかぁ、ちっちぇぇチリ一つだって残ってっと仕上がりがキレイじゃなくなんだよ 掃除が大事なんだ お前らは掃除が甘い
「っす」
レースのカーテン越しだから顔や姿ははっきり見えないんだけど、なぁんかカッコ好いなぁ。
そして昨日の朝9時過ぎ。キッチンで洗い物をしていたら窓をコツコツ叩く音がする。
そうか、外からは見えない加工がしてあるレースのカーテンだから、手下1には私が振り向いてることが見えないらしく叩き続けている。
用件はわかっている。バルコニーに洗濯物を干してあるから取り込んでくれっていうのね。
窓を開けると
「っす。作業するんで、洗濯物をよごしちゃうといけないんでぇ…」
「はい、すぐに入れるね」
「ありゃぁたぁす」
そこに、
「おはようございます
一斗缶を下げた職人の若者がやってきた。
前髪を金と黒に染め分けたボサボサ頭もなんとなく様になっている彼は、なかなかカッコ良く作業着を着こなしている。
私が洗濯物を取り込み窓を閉めカーテンを引いてしまうと、彼はバルコニーに塗料を塗り始めた。
塗りながら手下の二人に説明をし、また塗っては説明、塗っては説明を繰り返して私のところの作業を終えた。
次は隣である。どうやら手下1が塗るらしい。若者はバルコニーの手すりの上に座ってときどき指示を与えたり注意をしたりしている。
さらにその隣に移動していくとき、若者の足元が見えた。
なぁんとっ、白の地下足袋を履いているではないか
大工さんでも左官屋さんでも鳶職でも、地下足袋は大抵濃紺か黒である。汚れても目立たない色の地下足袋ってのが普通だ。
それが真っ白の地下足袋を履いてるなんてね。2~3人の手下を抱える1人前の職人としての、彼なりのおしゃれなんだろうなぁ。
そういえば彼ひとりだけ作務衣みたいな作業着を着ているのよね。
手下の若者たちは黒や紺の鳶職の作業着を着ていて、それがまだまだ板に付かないって感じだけど、職人の彼は作務衣に白足袋が板に付いている。
作業は素早いし身のこなしは軽快、そして説明は丁寧だが簡潔。
細ぉ~くした眉毛でニカっ と笑う10代の手下たちと20代の職人の彼。
それほど年齢差は無いだろうに、“一人前”“ペーペー”ではこんなに存在感に差があるんだなと感じた。
迫力の差なのか、自信の差なのか、腹の座り方が違うのか。
そして思った。
たいして頭が良いわけでもないのにガリ勉するしか能がなくて他者に対する思いやりも希薄でツブシの利かないヤツより、思いやりがあって爽やかで自信を持って自分の仕事をしている“ガテン”な若者のほうが遥かに素敵だよね。
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おに…?

2011-09-25 10:10:02 | Weblog
昨日のアンサンブル・バレエ クラスリナサエちゃんのレギュラー・メンバーにサヨさん&ユキさんが加わってちょっとにぎやか。
まずはバー・レッスン。
グラン・プリエ、バットマン・タンジュと進めていき、2種類目のバットマン・デガージェ。
「リナ、2番プリエのところではポール・ドゥ・ブラをつけなさい。アン・ドゥオールのときはアン・バとアン・ナヴァンを通ってア・ラ・スゴンド、アン・ドゥダーンのときはアン・ナヴァンに…」
「…お…」
みんなと一緒アンシェヌマンをしながら鏡をとおして彼女たちの様子をチェックするのはいつものこと。
右サイドが終わったところで
「サヨさん、2番プリエから戻るところはね、脚だけ上げるんじゃなくて、まずトルソーを軸脚の上にしっかり一気に引き上げるの。重心が動作脚の方に半端に残ってるとバランスが狂っちゃうわよ…。ちょっとプリエのとこだけやってごらん…」
鏡の方を向いて両手でバーに掴まりながらデガージェ・ア・ラ・スゴンドをして2番プリエをしたサヨさん。
「そこから一気にトルソーを引き上げるの。トルソーを引き上げることで脚が床を離れるって考えてみて…」
「…一気に………???」
うん、今は分からなくてもレッスンを繰り返していくうちに“ここだ”ってことが分かってくるからね
バットマン・フォンデュはサヨさん&ユキさん組リナでは別々のアンシェヌマン。フォンデュが好きではないリナには動きに多少の変化を付けてやらないとね。
サヨさん&ユキさん組はいつもの通りシンプルなアンシェヌマンで。リナ
「クロワゼ・ドゥヴァン→クロワゼ・デリエール→ア・ラ・スゴンド→ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レール・アン・ドゥオール→ストゥニュ・アン・ドゥオール→エファセ・デリエール→エファセ・ドゥヴァン→ア・ラ・スゴンド→ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レール・アン・ドゥダーン→ストゥニュ・アン・ドゥダーン→2セット目はルルヴェ………」
と説明しながら見本を見せる。
「…おし…
おお、こういう風に変化のあるものや切り返しを採り入れたものは結構嫌がらずにやるのよね。
よしよし、軸がズレテないしプリエするときのターン・アウトもちゃんと守れてる。ストゥニュの5番ポジシオンもハズレてないな
みんなでバットマン・フラッペをしてサヨさん&ユキさん組はロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レールの基本を練習して、
「リナ、ストレッチ…。脚のっけるか?」
「…おん…」
うん、プリエが大分深く柔らかくなってきたし、カンブレも柔らかくなってきたね
ドゥヴァン、ア・ラ・スゴンド、デリエールとリンバリングが進み、最後のスプリッツ。
音楽に合わせて彼女自身のペースで進めるかな、と思ってふと見ると、私がスプリッツをするために鏡の方に体勢を変えるのを待っているではないか
改めて二人揃ってスルスルスルッっとスプリッツ。
右サイドはちょっと“イテッ…”といってたけど左はキレイに伸びたね
みんなでグラン・バットマンをしてバー・レッスンは終わり。
丁度バー・レッスンが終わったところに、中学の授業の関係で遅くなったサエちゃんが到着。
バットマン・タンジュをしてタン・リエの練習をしてエシャッペのアンシェヌマンをして、それぞれに注意をしたり手直しをしたり繰り返して練習したり…。
つぎは
「リナ、バロネ・アン・ナヴァンを4つ、アティチュード・ルルヴェで4分の1ずつ3回方向を変えて4回目はルティレでトゥール・アン・ドゥダーン、その繰り返し…」
「うん、前に練習したことある…」
「そうそう。サエちゃん、バロネを4つ、アティチュード・ルルヴェ4分の1ずつを4つ…」
「はい」
「ユキさんとサヨさんはバロネを4つにアラベスク・ルルヴェを4つ」
「はい」
「バロネ4つしたらアティチュード4つね」
「ノン!リナ、あ・な・た・は“回る”の
「でへへへ…
一人ずつ、それぞれに指定されたアンシェヌマンを練習する。
このあたりでサヨさんは少し息が上がり、微かにパニクり始めている
つぎ、パ・ドゥ・ブーレからのプレパラシオンでピルエット・アン・ドゥオール。
「1回目はドゥミ・スゴンド、2回目はクロワゼの3番、3回目はチェケッティの3番=ア・ドゥ・ブラ、4回目はエファセの3番」
とポゼのときのアームスのポジシオンを指定する。
「ア・ドゥ・ブラは“盆踊りっ”ってならないように気を付けるのよ」
「だはっ…わかった…
リナ、アームスのコントロールが足りない
サエちゃん、成り行き任せのパ・ドゥ・ブーレはダメよ
ユキさん、トルソーの向き、アン・ファスを正確に
そしてサヨさんは、静かに確実にパニクっている
最後に
「サエちゃんはリエゾン・ドゥ・ピルエット、リナはグラン・フェッテ
「まじ…
音楽に合わせて回転を始めた二人。
慌てないで…、アームスのコントロールを…、首をきるタイミングは…。
1度曲が終わったところでそれぞれに注意をして、はい、もう一度…
少し息が上がってきてるな…、リナは13回目で、サエちゃんは9回目で脱落。
「よし、間をつないで上げよう」
二人が息を整えている間、代わってグラン・フェッテを回る
曲の途中から再び回転を始めた二人。リナは11回目、サエちゃんは8回目で脱落。
「ほら、まだ曲は終わってない。最後まで続けて…っ」
「おに…っっっ
はい、よく頑張りました
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あぁ笑わせて頂きましたぁ…♪

2011-09-23 09:51:33 | Weblog
台風15号が去ってから途端に秋めいてきましたね。
いつも歩いている線路際の様子がなぁんか違うなぁと思ったら、火曜日までは賑やかに艶やかに咲いて種もいっぱいつけていたオシロイバナの花がなくなっているの。種もなくなっていた…、台風の風に飛ばされちゃったのね…。ほわほわと控えめな花をたくさん咲かせていたヨモギもなくなっていた…、倒れちゃったんだな…。
ところで、昨日おもしろいモノを見たよ。
若い男女のカップルなんだけどね、フククククク…、あ、思い出すと笑えてくる…
男の子の方は、ごく普通のボサボサ頭で紺色のTシャツにふくらはぎの下までまくり上げたベージュっぽいカーゴパンツ、茶色のクロックスを履いていた。
女の子の方は、セミロングの茶髪で黒のフレアー・ミニに黒のレギンスでベージュ・ピンクのカットソー、ピンクのハイヒールサンダルを履いていた。
男の子はまぁ、小太りとまではいかない、良く言えば中肉中背。
女の子はねぇ、小太りをちょっと過ぎて、よく言えばデブ手前。
ここまでだったらどこにでもいる極々普通のカップルよね。目立たないし、人の注目を集めることもない。
おそらくこのカップルに目をとめる人はいないと思う。
そんなものを何故私が思い出し笑いをするくらい覚えているかというと…、いうとですね…、フククククク…。
歩き方なのよ、歩き方。
男の子の方は内股
女の子の方はガニ股
ああら、これぁバランスとれてんなぁ…、と思った途端に爆笑したくなっちゃったの。
でも、周りに人目もあることだしいきなり爆笑したら可笑しなヤツだと思われる。我慢我慢…。
しかし、ああいうのを“破れ鍋に綴蓋”っていうのかねぇ…、って思いついたら……ううう…
いけない、いけない、気を紛らわせなくちゃ…。
破れ鍋に綴蓋……、表裏一体…?…陰陽相和す…?…プラスマイナスゼロ…?…夫唱婦随…あ、これは違うか…内憂外患…んん~これも違うなぁ…禍福は糾える縄の如し…あぁ、違うなぁ…入り鉄砲に出女…違~う…
猫に小判…、ブタに真珠…イヤイヤ、これはどちらかが美男か美女でなければ成立しないな…。
内股男+ガニ股女のカップルから連想する言葉を頭の中で探しながら笑いをこらえたワケよ。
そして家に着いた途端、我慢していたものが噴出した。道々続けた言葉探しのお蔭で拍車がかかっている。
クケケケケケケケケ…
めへへへへへへへへ…
ふひひひひひひひひ…
あぁ笑った、笑った。
一段落してからも、ふっと気を抜くと“破れ鍋に綴蓋”という言葉が頭の中で笑いながら踊る…
しっかしホント上手くバランスがとれてるもんだわねぇ。
アレが内股どうしならただ単に見苦しいだけだし、ガニ股どうしでもそうだよね、見苦しいだけ。
で、男の子がガニ股で女の子が内股ってのもまた不格好なだけで、そんなのどこにでもいるじゃない。
でも男の子が内股で女の子がガニ股ってのは、これは面白い。
彼女がわっしわっしとガニ股だから、彼のほうは膝がぶつからないように遠慮して内股になっちゃったのかねぇ…。けっこう男っぽいファッションだったのに、なのに…内股…。
まぁ、つり合いのとれたお似合いのカップルってことか…
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食欲の秋…♪

2011-09-20 09:09:34 | Weblog
台風の進路や紀州のほうの被害など心配ですね。
3月の震災といい9月になってからの前代未聞の豪雨の被害といい、今年は“何が起きるか分からない”ということを自然の猛威という現象で教えられているような気がします。
自然の前では人間って本当に小さな小さな存在で、予期せぬ天災にみまわれれば誰を責めることも出来ないですものね。
もちろん、指導・誘導の方向性を代々誤ってきた政治家が悪い、といえる部分も一部あるかもしれないけど…。
それでも季節は変わり時は過ぎていく…。
今年もスポーツの秋、芸術の秋、読書の秋、食欲の秋、になりました。
バレエ教師である私の場合、芸術は日常で、軽ぅ~い活字中毒なので読書も日常。
ということでやっぱり食欲の秋です。
8月の下旬頃から近くのスーパーのお魚売り場では新鮮な鯵や秋刀魚、鯖、鰤の切り身やさわらの切り身などが豊富に出回るようになりました。
先日は真鯖の半身が好いお値段で売ってましたので
「おっ、今夜のおかずはコレだな」
“鯖の味噌煮”にしました。
常盤鮨直伝の鯖の味噌煮。
美味しくできたのですが、写真を撮る前に食べてしまいました…
一昨日はサワラの切り身が“本日の目玉”とシールを張られて売られていまして、
「う~ん、定番だけど西京漬けにするか」
と買いました。
で…。
               
まず味噌床を作ります。西京味噌と味醂とお酒を焦がさないように練ります。
               
その西京味噌を冷ましてから漬け込み用の器に敷きます。
               
軽く塩をしておいたサワラを味噌を敷いた器に並べて置き、
               
上からも全体に万遍なく味噌を着せます。あとは3・4日から1週間ほど漬け込むだけです。
金曜日辺りが食べごろかもしれない…タノシミだなぁ…
そして最近よく食べているのが
トマトのドレッシングをかけたブロッコリー
               
これは実に簡単。
1.ブロッコリーは小房に分けて塩茹でしておく。
2.トマトを湯向きして賽の目に切る。
3.微かな香りがする程度におろしにんにくを入れたオリーブオイルに刻んだトマトを混ぜ合わせる。
4.器に盛ったブロッコリーに3をかける。
以上です。
トマト自体の酸味があるのでビネガーやお酢は使わない。ちょっと塩で加減するだけです。
私は種のところも丸ごと使いますが、苦手な人は種の部分を取り除くといいかもね。
うん、秋はやっぱり食欲の秋だな…
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歩き方がねぇ…♪

2011-09-16 08:27:42 | Weblog
なでしこジャパンの活躍でいろんなところに好影響がでているんですってね
その中の一つに彼女たちが公式の場で着用しているスーツが一般にも販売されるようになったとか…。
あのパンツ・スーツ、素敵ですよね。
もっとも、サッカーで鍛えられた豊かな機動性を備えたボディをもつ彼女たちだからこそ、素敵に着こなせるのかもしれないけど…。
まぁ、それはさておき、就活中の女性たちからの同じものを着たいという要望が高まっているんだそうです。
就活中の女性と入社早々の女性って大抵その服装ですぐそれとわかります。みんな“お揃い”を着てるから…。
“お揃い”とはいえそれぞれにメーカーやブランドは違うのかもしれないけど、ワンパターンでどれも同じに見える。
そして若い方たちと私とでは見る目や価値観が違うのだろうけど、あの“お揃い”、どうも恰好よくは見えない。
ぴったりフィットタイプのパンツはお尻が大きく脚が太く見えるし、お尻の真ん中よりちょっと上までしかない丈の上着は、大きなお尻をさらに強調して大きく見せる。その上大抵は黒であるから…。黒は細く見せるというのは大方の場合勘違いで、実は黒って輪郭を強調する色なのよね。だから細いスレンダーな人が黒い服を着るとほっそりシャープに見えるんだけど、太い人が同じ黒を着ると“私の面積はこんなにあるんですよ”と大きさや幅を強調することになるのよ。つまりね、太さをさらに強調することになるの。
なんであんな変ちくりんな服が流行るようになったのか…、不思議だ…。オジサンの好みなんだろうか…
まぁ、まぁ、それは置いておくとして、私が気になっているのはスーツのことじゃないんだわ。
確かに、“もう1サイズか2サイズ大きいのに変えなさい”と言ってあげたくなる人や、“コラ、パンティから半分以上お肉がハミ出してるゾ”と注意してあげたくなる人は多々いるけど、それもちょっと横に置いといて…。
私が気になっているのは、就活スーツを着た彼女たちの歩き方なのよ。
もちろん全員というわけじゃない。ときどき
「う゛…ぁ゛たぁ~~~っ
っと目が引き寄せられる人がいるわけよ。
それはねぇ、
ガニ股
です…
セミタイト・スカートの裾を引き裂かんばかりに、あるいはパンツに包まれた脚が向こうの景色のシュールな額縁となって、…と大変な歩き方である。
そりゃぁね、得意先回りの営業とか接客とかの職種でない限り、もっと言うならデスクワークオンリーの職種なら、歩き方というのはあまり問題にはならないかもしれない。
いや、もしかしたら営業職であったとしても“盛大なガニ股の女性”とクライアントに面白がられて、それはそれで個性として認知される、ってことがあるのか…?
ガニ股だから面接で落される、なんてことはないだろうとは思うけれども…。
でもさ、バレエ教師でありスタイル・メイクエクササイズのインストラクターでありウォーキングも指導している私は思うのよ、
「女性としてどうなの…
って…。
“お揃い”を脱いで一私人に戻ったとき、一人の女性としてそこに存在するとき、それでホントにいいの… ってね。
正直にいうと、そういう盛大なガニ股さんを見たとき
「正しく美しい歩き方のレッスンをしたほうがいいわよ」
と声をかけてあげた方がいいんじゃないか、と思ってしまう。
ただ、声をかけたとしても返ってくる答えは予想がつく。
「今は就活で大変な時で、そんなことしているヒマはありませんっ
ってね…
そうだわね…。だから、迷いはするが毎度ただすれ違うだけ。余計なお世話だとは分かっているんだけどな…、でももったいないよな、美人さんなのにな…、って。
先日読んだ本の1節にこう書いてあった。
『教養って一度身につけてしまえば一生もの。落してなくすなんてこともないし、誰かに盗まれるってこともない』
歩き方だってそうだと思う。
きちんと美しい歩き方が出来るようになってしまえばほぼ一生もの。どこかに忘れてきちゃうなんてこともないし人混みで掏られてなくす、なんてこともないんだけどね。
うう~ん、声をかけてあげるべきか否か、迷うなぁ~やっぱり…。
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エクササイズへのお誘い…♪

2011-09-14 09:21:27 | Weblog
久しぶりにゴッド・ハンド=室井トレーナーのコンディショニングを受けてきました。前回お願いしたのが去年の6月だか7月だかだったと記憶しているので、実に1年以上間があいちゃったんですね。
体幹の左右バランスや首・肩の調整をして頂いて、足の先から頭の天辺まで解して頂いた。
「う~ん、さすがにかつてのような脚の張りはなくなりましたね
「そうでしょぉ、運動量が減りましたからね」
「まぁ、それでもまだ普通の人に比べれば…
「そうですよねぇ…、ふふふ~ん…
かつての“鋼のごとき筋肉”がちょっと“肉”っぽくなったでしょう、なんて笑ったりもしました。
1時間余のコンディショニングの結果、
代謝も落ちていない、内臓温度も下がっていない、身体も冷えていない、足首・膝・股関節・腰にも問題なし、ついでにアルコールの分解・代謝能力も相変わらず高い…と
今のままの食生活と運動を続けていれば問題なし、とのことでした
それから、最近年齢のこともあってちょっと関心が出てきたことがあるので、お訊きしてみました。
「コラーゲンなんか補助的に摂りいれたほうがいいでしょうかね?」
「コラーゲン…?いやぁ、今の食事で十分摂れてるみたいですからね、それ以上摂っても意味ないでしょう」
「なるほど。じゃ、ヒアルロン酸は?」
「ヒアルロン酸?いやぁ、別に靭帯が硬くなってるわけでもなし軟骨が減ってるわけでもなし、必要ないですね。まぁ、もぉぉ~っと先でもいいでしょ
「なるほどぉ」
確かに、コラーゲンだのヒアルロン酸だのって、やみくもに摂ればいいってものじゃないもんね。
と、コンディショニングに行った結果について、昨日のスタイル・メイク エクササイズのクラスでメンバーに報告をした。
「結局、食事が基本よね。きちんとした食事をしもしないで、やれ肌が荒れるの小じわが増えるのって騒いで安直に市販のコラーゲンに頼るなんて、本末転倒だわよねぇ」
「そうですよ。コラーゲンだのなんのって気休めでしかないでしょ」
「やっぱり、しっかり食べてきちんと運動するのが一番ですよねぇ」
いつもの私たちの結論に落ち着いたのでした。
それから昨日は“肥満は敵だっ”という話もしたの。
骨盤底筋というのはよく知られているとおり、骨盤の底にあって、ハンモックのように内臓を支えている三重構造の繊維組織や骨格筋群のことね。これが傷ついたり緩んだりすると、様々な嬉しくない症状や病気を発症したりする、というのは良く知られている話。
傷ついたり緩んだりする原因はいろいろあるけれども、なにしろ良くないのが肥満
本来臓器を下から支えるものなのに、過剰な脂肪の重さまでこれでもかこれでもかと加わってしまうと、骨盤底筋群としてはその過重に耐え切れなくなってしまうワケね。それで内臓が正しい位置に収まらなくなって不都合が生じる、ということです。
また、潤沢な贅肉を蓄えていながら筋力、とくに腹筋や背筋が伴っていないと、その荷重が全部脚や腰に掛かってしまい、さらにそれによって骨盤底筋群の働きまで阻害されてあっちこっちに痛みがでたりするんだそうですよ。
一番の予防法は、まず“適正体重・適正体脂肪率に戻すこと”だそうです。
最近ちょっと適正体重をオーバーしそうになってるかもとギリギリのボーダーライン上にいる方、今なら無理せず辛い思いもせずにケアが出来ますよ。
適正体重・体脂肪率から遠ざかれば遠ざかるほど、もとに戻すのには時間もかかるし辛くなるでしょう。
ちょっとだけ気になり始めたなという方、スタイル・メイク クラスに参加しませんか?
ご一緒に楽しくエクササイズしましょうよ
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頑張ったね…♪

2011-09-11 10:49:14 | Weblog
昨日のアンサンブル・バレエ クラスはお休みが多くて、サエちゃんとマン・トゥー・マンでレッスン
せっかく二人でのレッスンだからね、とまずは丁寧に正しいストレッチのしかたから。
はじめに立位体前屈をさせて、身体や脚のどこが“ピキピキ・ピリピリするかをチェック。
つぎに座ってゆ~っくり体前屈。お膝が曲がらないように、背中が丸くならないように、腰が後ろに引けたり丸くなったりしないように、とアドヴァイスしながら2~3回体前屈をさせる。そしてまたどこが“ピキピキ・ピリピリするかをチェック。
さらに座ったまま横にゆっくり開脚をする。骨盤を掬いあげるようにお腹が丸くならないこととか、腰が引けないことなどに気を付けながらゆ~っくり前屈。で、同じように“ピキピキ・ピリピリするところをチェック。
なるほどね どこが硬いかわかったゾ
身体の硬さや硬いパーツは人それぞれだからね。正しいストレッチのしかたを覚えましょう。
バー・レッスンは二人で横に並んで一緒に練習。
バットマン・フラッペで、ドゥーブル・フラッペをサエちゃんに教えたかったので、ア・ラ・スゴンドはあえてテンポをゆっくりにして
ク・ドゥ・ピエ・デリエール→2 ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン→3 フラッペ・ア・ラ・スゴンド→4 ポゼ⇒5 ドゥヴァン→6 デリエール→7 フラッペ・ア・ラ・スゴンド→8 ポゼ⇒… →… →… →…
と指定した。
「んん~、こぉんなにゆっくりフラッペしたことないから足の調子が狂うよぉ~
サエちゃんはどうかな、と様子を見てみれば、初めての動きだから戸惑うのも無理はないけど、足首の動きがアヤシイ…。
「こらッ…」

さてセンター・レッスン。
バットマン・タンジュをしてグラン・バットマンをして
「先週のアレグロ覚えてる?」
と訊いてみると、彼女は軽く順番をおさらい。
うん、よしよし。音楽に合わせて2セット、はい、どうぞ

おおっ、先週練習したアームスの動き、きちんと間違えずに出来るようになったのね
それならば
「しっかり上に跳ぶのよぉ…。上に、上にってコントロールするの。脚だけで飛ぶんじゃないのよ、アームスで身体の動きを助けるの。はい、もう一度
音楽に合わせて2セット。
あら…、後半なぁんかヘロヘロしてきたなぁ…
ま、無理もないか、初めてのマン・トゥー・マンで緊張もしてるだろうし、ひとりだからほかの誰かの順番のときに一息入れるってわけにもいかないしね。
次はグリッサード・アン・トゥールナンの練習を。
問題点はやっぱりアームスの動きだね、と細かくチェック。回転のときのアームスの動きはね、と見本を見せたりもする。
そして音楽に合わせて彼女が動いている間中
「右手っ……、左っ……、左手っ……」
と声をかける。
うん、うん、だんだん良くなってきた…、その調子その調子…。
最後にヴァリアシオンの練習をしましょう。
今週から細かいところをきちんとチェックして、ひとつひとつのパを美しく動けるようにさらには踊れるように磨いていきましょう。
まず1回踊ってごらん

うん、はじめの移動はグリッサード、次はグラン・ジュテ・アン・ナヴァンよ、と見本を見せながら手直し。
はい、やってごらん。

あ~、バットマン・デヴロッペのやり方とタイミングが違うゾ、と見本を見せながら手直し。
はい、はじめからどうぞ。

う~ん、ちがうなぁ…。
「一緒に踊るから、全部先生のタイミングに合わせてごらん」
彼女の前に立ち、一緒に踊る。
「わかった?よし、やってごらん。出来るまでやる!出来ないと帰れない
…。
「こらッ、時計なんか見たってダメ!時計見たって出来るようにはならない
もう一度一緒に踊ったりもして、繰り返し練習して
「よし、今のタイミングよ。出来たね
一人でよく頑張りました。
帰り道、駅まで一緒に歩きながらふと見ると、ちょっと眠そうな表情をしている。そうだね、やっと緊張が解けたんだろうね。
来週のレッスンがまた楽しみだな
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お尻は高く、美しく…♪

2011-09-07 09:13:21 | Weblog
「うぅ~ん…やっぱりもう秋の風ですねぇ…
トモコさんが気持ちよさそうに言った。
通り抜けていく風を感じながらのエクササイズ。
エクササイズ・メニューが進むにしたがって汗ばむけど、涼しい風のお蔭でさらりと乾いていく。
うぅ~ん、好いねぇ~…………ん゛… こっ、これは…
「…やきとりの匂いがするぅ~~~
「…あ…ほんとだぁ、するする…」
「あぁ、近くに焼肉屋もありますもんね…」
気のせいか一気にお腹が空いたような…、なんとも無粋なことじゃなぁ…
ま、まぁいい…レッスンだ、レッスン…
今年は冷房の下で冷え過ぎってことはあまりなかったかもしれないけど、逆に汗のかき過ぎで体が冷えてしまった、なんてことがあるかもしれない。暑さのせいで疲れて代謝が落ちているってこともあるわね。
お腹や腿の大きな筋肉をしっかり動かして体温を上げることで、代謝が活発になるように少し刺激しましょう。
はい、仰向けのまま、お尻が床から離れないところまで、そしてお膝が曲がらないところまで両脚を揃えて上げましょう。90度が理想ですが無理しないでね。
では上げた脚の付け根から両外に向かってぐるるっと回して開きます。
次にお膝は伸ばしたまま足首をしっかり曲げます。
はい、いきますよぉ~…、
開いて→右前に閉じて→開いて→左前に閉じて→開いて→右前→開いて→左前→…→…→…
はい、ちょっと休憩……、じゃ、いきますよぉ~
そらっ、ワン→ツゥ→スリィ→フォォ→ファイヴ→シィックス→セヴン→エイッ→…→…→…→…
「くはっ…膝が曲がりそう…
「んん~、ウチモモに…っ」
ラストぉ…、ワン→ツゥ→スリィ→フォォ→ファイヴ→シィックス→セヴン→エイッ
よぉぉ~し、OKでぇす
「たはぁ…
「いやぁぁぁ、ウチモモからお腹からお尻まで全部に効いたかんじぃ…
「うん、ウチモモには大きいいろんな筋肉があるからね、それをお腹の筋肉と連動させてしっかり動かしたのよ。骨盤から上の上体をしっかり支えるには足腰が丈夫じゃないといけないけど、そのためにはまずウチモモを強くしないと…。それにさぁ、ふよふよゆるゆるのウチモモなんてカッコ悪いじゃん
「わぁ~、ゆるゆるのウチモモなんてヤですねぇ…」
そしてもう一つ、股関節を強く柔軟にするエクササイズ。
これは言ってしまえばクラシック・バレエの基本レッスンで必ず行う2番ポジシオンのプリエ。
はい、自分の足1足半くらいに脚を開いて骨盤を真っ直ぐに立てたまま、お膝も伸ばしたまま、両脚をそれぞれ外に向けて回しましょう。
骨盤が前傾していませんか?お膝が曲がっていませんか?
よしっ、じゃぁいきますよぉ~…。
ゆっくりお膝を曲げてぇ→曲げてぇ→曲げてぇ→ストップ→伸ばしてぇ→伸ばしてぇ→伸ばしてぇ→ストップ→ワン→ツゥ→スリィ→フォォ→ファイヴ→シィックス→セヴン→エイッ→…→…→…→…
「ふはぁぁぁ…、自然にお尻が引きあがるかんじぃ…
それがきちんと出来るようになったら、肩幅くらいに脚を開いて、お尻が膝の高さになるくらいまでお膝を曲げると、さらに運動量が上がって筋トレになるからね
「う~ん、これは効くっ…強くなれそう…」
最後にメグちゃん曰く。
「ターン・アウトをすると、お尻に“ぎゅっ”と不自然な力をいれなくても、自然に高いところに“おにく”が集まっていく感じがする
そうです、それが正解です
ハート型 のお尻を目指しましょう
なんかさ、激しく後ろ腿のほうに流れおちたお尻にはなりたくないじゃない
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アームスが大事…♪

2011-09-04 10:35:18 | Weblog
「そうよぉ…そのまま…上に上に自分をひっぱり上げていくつもりで…アームスを固めちゃだめよぉ…」
リナサエちゃんも5番ポジシオンのルルヴェをしたままピクリとも動かずにバランスがとれている
うん、調子がよさそうだね。
センター・レッスンでは…。
「サエちゃん、パ・ドゥ・ブーレするとき最初のルティレ-ルルヴェが遅れてるのよ。それで次々に遅くなってプレパラシオンに間に合わなくなるからドスンと落っこちちゃうの。ルティレ-ルルヴェは上に…上に…って引き上げることを速くするのよ」
と見本をみせながら説明をすると
「はい」
カワイイおへんじ
「リナ、パ・ドゥ・ブーレの3回目はアン・トゥールナンに変えなさい」
「んぁ…?」
いつものおへんじ
プティ・ソテはジュテのアンシェヌマンを
今日はアームスの動きをしっかりマスターしましょう
まずゆっくりアームスの動線を確認しながら動かしていくことを繰り返し練習。それから跳ばないで脚の動きに合わせながらアームスを動かす練習。そして音楽に合わせてマーキング。
「せんせぇ、もうちょっとゆっくりの音楽で丁寧にやりたい」
よし、いいわよ、と音楽を変える。はい、一人ずつどうぞ
リナ、1セット目は右も左も安定したジャンプをしてアームスもしっかり連動してたのに
「…っ…ったぁっ…手足が反対になったぁ…っ
ん~、あともうちょっとだったのに惜しかったねぇ。
サエちゃん、パ・ドゥ・シャのあとの5番ポジシオンが反対になってるよぉ、慌てない…慌てない…
もう一つプティ・ソテのアンシェヌマンを練習しましょう
順番を説明しながら見本を見せてから、はじめの1回は二人一緒に練習。次は一人ずつ。
その前に
「リナぁ、パ・ドゥ・シャでクロワゼの4番に下りたらそこで動きを停めるんじゃないんだよ。次のアティチュード・アン・トゥールナンがメインなんだから…」
「あ…、そうか…、アン・トゥールナンとひとつのパになってると思えばいいんだ…」
「そう、その通りです」
その注意されたポイントをそれぞれに何度もおさらいする二人。
んん~、でもリズムの捉え方がちょぃと違うんだなぁ…。
「リナ、一緒にやるから先生のタイミングに全部合わせてごらん」
「…ん…」
そうそう、理屈じゃなくて身体で覚えてしまえ…
最後にグラン・アレグロ。
アンシェヌマンの順番を説明しながら見本を見せて二人にマーキングさせてから、はい、一人ずつ。
「ふたりとも、いい…?それぞれのフレーズにメリハリがあるでしょ。たとえばパ・ドゥ・ブーレは上に、グリッサードはきちんとプリエを押さえて、そしてグラン・ジュテは高~く…。ね、なんとなく中途半端に重心が浮き上がったままじゃ動きに立体感がないでしょ…」
「そこそこ中間のラインでズズズズ~って…
「そぉれじゃ面白くないでしょうが…」
「ぬははは…
二人とも、スタジオの端から端まで跳んで行き跳んで戻り、回転の連続のあとにポーズを決める。
近頃はポーズを決めた途端にグラつくなんてことがなくなった
毎週毎週変化していく彼女たちを見ていると、自分の身体で自分の動きできちんと見本を見せられる先生でいたい、とつくづく思う土曜日なのである。楽しいなぁ…
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