■TVとの決別
共働きの我が家は、親不在の間に子供がTVを見放題でした。
受験生を抱え、これではいけないと、
TVの電源コードをブッツリとハサミで切ってしまったのが一年前。
勿論、全くTVが見れないのも寂しいし、
イザという時に不便なので、
メガネプラグのオスとメスで、ジョイントケーブルを作って、
家内が一本、私が一本保有して、見たい時にはTVを見れるようにしています。
見たい番組やドラマは週に2本程度なので、HDレコーダーに録画しておいて
土曜日と日曜日の夜が我が家の「TVショータイム」
現在は「ブラディー・マンデー」と「篤姫」が定期録画。
後、娘が「Mステ」と「流星の絆」をキープ。
TVタイムは結構盛り上がります。
「お風呂に入った? 宿題は片付けた?、歯を磨いた? じゃあ付けるよ!!」
って感じで、後は家族全員でワイワイと突っ込みを入れながら見ています。
これって、私達が子供の頃のTVの見方ですよね。
まだ、TVが家庭の娯楽の主役だった時代の。
当時、録画なんてありませんでしたから、
1台のTVのチャンネルを、姉と争っていました。
まだ、ガチャガチャと回す方式のチャンネルだったので、
自分の番組をキープすると、チャンネルを外して隠してしまう・・・。
現在、我画やのTVの主導権は、リモコンをキープした者の手に落ちます。
30年経っても、進歩しない家族の団欒が継続されています。
■TVが無いと睡眠時間が増える
TVと決別して良かった点は「睡眠時間が増えた」点。
以前は、夜中に寝ながらダラダラ見ている事も、しばしば。
TVの音が無意識に夢に進入してきて、熟睡出来ない事といったら・・・。
TVが無ければ、「とりあえず寝る」
朝は早く起きて、頭もスッキリ。
■パソコンがTVの代わりに
TVが無いと困る事は、飲み会で若い子の会話に付いて行けない事。
「アラフォーって何、アラを使ったフランス料理か何か??・・」って具合。
でも、最近はパソコンでyoutubeが見れるから、
結構お笑いのネタにも付いていけます。
見逃したドラマも見れますし、子供に内緒でアニメも見れます。
ニュースもしっかりチェックできます。
結局、TVが無くても何の不便も感じなくなっているんです。
■情報の質の違い
TVと決別して思う事は、TVのニュースや情報番組のクオリティーの低さと情報の遅さ。
サプライム問題にしても、インターネットで話題になったのは1年以上前ですし、
内容的にも、様々な視点から突っ込んだ見解が述べられているインターネットの方が、
圧倒的に現場で実際にその危機に直面してる「生っぽさ」があります。
「・・雑誌では書けませんが・・・」「TVでは言えませんが・・・。」的なネタが満載。
内容を吟味するのは、個人のカンと判断力に委ねられますが、
万人に知らされるニュース番組よりは、情報の鮮度が圧倒的に高い。
だいたいTVのニュースって何で「殺人事件」と「スポーツ」ばかりなんでしょう。
韓国人の友人も、「日本にニュースって、政治と経済が少ないね。」って言ってました。
■新聞にもお別れ
ここ半年、新聞も止めてみました。
忙しいと新聞を読む時間が無いので、
結局、束ねてゴミに出すのが面倒なんです。
特集で紙面を組む雑誌に比べ、新聞は掘り下げが浅すぎます。
経済問題にしても、環境問題にしても、政治問題にしても、
速報性の主役をTVやインターネットに奪われた今、
新聞はもう少し掘り下げた記事が読みたいのに、それが無い。
同じお金を払うなら、雑誌の方が圧倒的に情報量が多く、
体系立てた知識を得る事が出来ます。
■コマーシャル効果が低下したTV
当然の帰結として、TV離れ、新聞離れが進行しています。
TVは依然、一人暮らしの慰めにはなっているようですが、
魅力的な番組はどんどん減ってきています。
広告収入が激減する中、番組制作費はどんどん削られていきます。
車の広告一つ取ってみても、
実際に購入を検討する方は、先ずインターネットを調べるでしょう。
TVの15秒のイメージ広告とは比較にならない量の情報が得られるはずです。
ある程度値段の高い耐久消費材の広告効果はインターネットには適いません。
ただ、ビールやお菓子はTVコマーシャルが効果ありますよね。
あれって、サブリミナル以外の何物でもありませんから。
ゴクゴクとビールを飲まれて、口の周りに泡なんて付けらたら、コンビニ直行です。
録画世代はコマーシャルを見ません。
番組開始から15分後に録画を見始めれば
コマーシャルを見なくて済みます。
結局、TVのコマーシャルの効果は低下していきます。
TVの民放は広告費を削られたらビジネスモデルが崩壊します。
多分、不況下で家電メーカーや自動車メーカーが真っ先に減らすのはCFでしょう。
トヨタは消えた年金問題で既に「脅し」をかけていましたが、
今度は「実行」せざるを得ないでしょう。
■年寄りメディア化する新聞
新聞も同様です。
若者の新聞離れはもう止める事すら出来ませんから、
紙面はどんどん、年寄り向けに偏る。
年金問題や医療問題だって、読者に擦り寄って、大局的な記事が書けない。
新聞購読者層は年金や保健の受益者であって、
本当の問題は負担者である我々の時代にやって来る。
それを、前面に出して書けない新聞は、社会の公器としての役目を果たせていません。
当然、若者の新聞離れは加速し、
広告も老人向けの格安旅行だとか、全国名産物直販なんて安い物が多くなる。
■「押し紙」という資源の浪費と欺瞞
さらに、「押し紙」の問題が露呈しています。
新聞の購読者数は、発行部数の6割から7割程度なのに、
広告収入を維持する為に、新聞各社は「押し紙」という無駄な新聞を
販売店に押し付けています。
販売店も織り込みチラシ収入が入って来るので、「押し紙」を黙認していました。
しかし、「押し紙」がどんどん増えて、経営が行き詰まり、
とうとう、新聞社を相手に、訴訟を起すようになりました。
今回。産経新聞が「押し紙」を廃止する様ですが、
二酸化炭素削減や資源削減を声高に叫ぶ新聞社が、
3割もの紙を無駄に印刷するいう欺瞞は、どう説明するのでしょうか?
■一次情報源の確保
新聞やTVが全く無益といる訳ではありません。
あれだけの組織、人材を擁して取材を行い
一次情報源を確保しているのですから、
新聞やTV無くして、現在のインターネットのニュースサイトは成り立ちません。
個人がブログにいろいろ書いた所で、
パッケージされた「商品としての情報」になり得ないのが現状です。
ですから、TVも新聞も縮小均衡を探りながら生き長らえるのでしょう。
しかし、収益性の改善が無ければ、不況業種の仲間入りです。
アメリカでは既にメディアの株価は下落しています。
■地デジ移行も経営を圧迫
地上波デジタル移行は国を挙げたプロジェクトですが、
「利用価値の高い電波帯を、TVから他に事業に明け渡す」事が目的で、
TV局はメリットよりもデメリットが多いのではないでしょうか?
デジタルだからという魅力を放送に付加する事に苦心しているようですし、
双方向性ではインターネットには到底敵いません。
地方の放送局の設備投資のコストを回収できるのでしょうか?
喜ぶのは、TVの買い替え需要が期待できる家電メーカーだけかもしれません。
大型画面でキレイな映像も、PCをTV代わりにしている世代には魅力薄です。
だいたい、大画面に耐えられる番組自体が少ないですよね。
大画面TVでお笑い番組見てるって、想像するだけで「寒い」でしょ・・・。
■今時、紙のメディア??
新聞が紙メディアである意味も薄らいでいます。
若い世代はモニターで充分です。
モバイル端末が進歩すれば、電車の中でも省スペースで情報は確保出来ます。
結局、紙面を構成して、印刷して、輸送して、各家庭は配送して、
前時代的な無駄の集積以外の何物でもありません。
さらには、会社でそれをスクラップさせられているOLがいるなんて、涙が出ます。
検索ソフトを使って自分で情報を集められない経営者の会社はヤバイです。
■日本在住の外国人ってどうしてるの?
アメリカ人は新しい技術の習得に貪欲ですし、
ネット環境事態が彼らのビジネススタイルに合うように作られているので、
日本に住んでいる彼らの行動を見ていれば、5年後の状況がある程度予測出来ます。
先ず、彼らはインターネットを道具のごとく扱います。
国に残して来た家族と話す時は、インターネット電話で画像付きです。
通話料は、インターネット通信ですから、タダ。
ニュースも母国のニュースサイトや、
iTunesのpodcastを駆使して、効率的に集めて来ます。
海外の映像コンテンツもyoutunbeで探し当てます。
結局、彼らのTVも新聞も、既にインターネットの中です。
■IT化の抵抗勢力?
新聞やTVといった既存メディアは、
今のままではIT化の抵抗勢力になりつつあります。
インターネットにアクセス出来ない主婦や老人相手のメディアに・・・。
優秀な多くの人材が、巨額を投じたインフラが、
有効に活用される事を期待します。
・・・と、エラそーに書けるのもインターネットならでは・・・。
共働きの我が家は、親不在の間に子供がTVを見放題でした。
受験生を抱え、これではいけないと、
TVの電源コードをブッツリとハサミで切ってしまったのが一年前。
勿論、全くTVが見れないのも寂しいし、
イザという時に不便なので、
メガネプラグのオスとメスで、ジョイントケーブルを作って、
家内が一本、私が一本保有して、見たい時にはTVを見れるようにしています。
見たい番組やドラマは週に2本程度なので、HDレコーダーに録画しておいて
土曜日と日曜日の夜が我が家の「TVショータイム」
現在は「ブラディー・マンデー」と「篤姫」が定期録画。
後、娘が「Mステ」と「流星の絆」をキープ。
TVタイムは結構盛り上がります。
「お風呂に入った? 宿題は片付けた?、歯を磨いた? じゃあ付けるよ!!」
って感じで、後は家族全員でワイワイと突っ込みを入れながら見ています。
これって、私達が子供の頃のTVの見方ですよね。
まだ、TVが家庭の娯楽の主役だった時代の。
当時、録画なんてありませんでしたから、
1台のTVのチャンネルを、姉と争っていました。
まだ、ガチャガチャと回す方式のチャンネルだったので、
自分の番組をキープすると、チャンネルを外して隠してしまう・・・。
現在、我画やのTVの主導権は、リモコンをキープした者の手に落ちます。
30年経っても、進歩しない家族の団欒が継続されています。
■TVが無いと睡眠時間が増える
TVと決別して良かった点は「睡眠時間が増えた」点。
以前は、夜中に寝ながらダラダラ見ている事も、しばしば。
TVの音が無意識に夢に進入してきて、熟睡出来ない事といったら・・・。
TVが無ければ、「とりあえず寝る」
朝は早く起きて、頭もスッキリ。
■パソコンがTVの代わりに
TVが無いと困る事は、飲み会で若い子の会話に付いて行けない事。
「アラフォーって何、アラを使ったフランス料理か何か??・・」って具合。
でも、最近はパソコンでyoutubeが見れるから、
結構お笑いのネタにも付いていけます。
見逃したドラマも見れますし、子供に内緒でアニメも見れます。
ニュースもしっかりチェックできます。
結局、TVが無くても何の不便も感じなくなっているんです。
■情報の質の違い
TVと決別して思う事は、TVのニュースや情報番組のクオリティーの低さと情報の遅さ。
サプライム問題にしても、インターネットで話題になったのは1年以上前ですし、
内容的にも、様々な視点から突っ込んだ見解が述べられているインターネットの方が、
圧倒的に現場で実際にその危機に直面してる「生っぽさ」があります。
「・・雑誌では書けませんが・・・」「TVでは言えませんが・・・。」的なネタが満載。
内容を吟味するのは、個人のカンと判断力に委ねられますが、
万人に知らされるニュース番組よりは、情報の鮮度が圧倒的に高い。
だいたいTVのニュースって何で「殺人事件」と「スポーツ」ばかりなんでしょう。
韓国人の友人も、「日本にニュースって、政治と経済が少ないね。」って言ってました。
■新聞にもお別れ
ここ半年、新聞も止めてみました。
忙しいと新聞を読む時間が無いので、
結局、束ねてゴミに出すのが面倒なんです。
特集で紙面を組む雑誌に比べ、新聞は掘り下げが浅すぎます。
経済問題にしても、環境問題にしても、政治問題にしても、
速報性の主役をTVやインターネットに奪われた今、
新聞はもう少し掘り下げた記事が読みたいのに、それが無い。
同じお金を払うなら、雑誌の方が圧倒的に情報量が多く、
体系立てた知識を得る事が出来ます。
■コマーシャル効果が低下したTV
当然の帰結として、TV離れ、新聞離れが進行しています。
TVは依然、一人暮らしの慰めにはなっているようですが、
魅力的な番組はどんどん減ってきています。
広告収入が激減する中、番組制作費はどんどん削られていきます。
車の広告一つ取ってみても、
実際に購入を検討する方は、先ずインターネットを調べるでしょう。
TVの15秒のイメージ広告とは比較にならない量の情報が得られるはずです。
ある程度値段の高い耐久消費材の広告効果はインターネットには適いません。
ただ、ビールやお菓子はTVコマーシャルが効果ありますよね。
あれって、サブリミナル以外の何物でもありませんから。
ゴクゴクとビールを飲まれて、口の周りに泡なんて付けらたら、コンビニ直行です。
録画世代はコマーシャルを見ません。
番組開始から15分後に録画を見始めれば
コマーシャルを見なくて済みます。
結局、TVのコマーシャルの効果は低下していきます。
TVの民放は広告費を削られたらビジネスモデルが崩壊します。
多分、不況下で家電メーカーや自動車メーカーが真っ先に減らすのはCFでしょう。
トヨタは消えた年金問題で既に「脅し」をかけていましたが、
今度は「実行」せざるを得ないでしょう。
■年寄りメディア化する新聞
新聞も同様です。
若者の新聞離れはもう止める事すら出来ませんから、
紙面はどんどん、年寄り向けに偏る。
年金問題や医療問題だって、読者に擦り寄って、大局的な記事が書けない。
新聞購読者層は年金や保健の受益者であって、
本当の問題は負担者である我々の時代にやって来る。
それを、前面に出して書けない新聞は、社会の公器としての役目を果たせていません。
当然、若者の新聞離れは加速し、
広告も老人向けの格安旅行だとか、全国名産物直販なんて安い物が多くなる。
■「押し紙」という資源の浪費と欺瞞
さらに、「押し紙」の問題が露呈しています。
新聞の購読者数は、発行部数の6割から7割程度なのに、
広告収入を維持する為に、新聞各社は「押し紙」という無駄な新聞を
販売店に押し付けています。
販売店も織り込みチラシ収入が入って来るので、「押し紙」を黙認していました。
しかし、「押し紙」がどんどん増えて、経営が行き詰まり、
とうとう、新聞社を相手に、訴訟を起すようになりました。
今回。産経新聞が「押し紙」を廃止する様ですが、
二酸化炭素削減や資源削減を声高に叫ぶ新聞社が、
3割もの紙を無駄に印刷するいう欺瞞は、どう説明するのでしょうか?
■一次情報源の確保
新聞やTVが全く無益といる訳ではありません。
あれだけの組織、人材を擁して取材を行い
一次情報源を確保しているのですから、
新聞やTV無くして、現在のインターネットのニュースサイトは成り立ちません。
個人がブログにいろいろ書いた所で、
パッケージされた「商品としての情報」になり得ないのが現状です。
ですから、TVも新聞も縮小均衡を探りながら生き長らえるのでしょう。
しかし、収益性の改善が無ければ、不況業種の仲間入りです。
アメリカでは既にメディアの株価は下落しています。
■地デジ移行も経営を圧迫
地上波デジタル移行は国を挙げたプロジェクトですが、
「利用価値の高い電波帯を、TVから他に事業に明け渡す」事が目的で、
TV局はメリットよりもデメリットが多いのではないでしょうか?
デジタルだからという魅力を放送に付加する事に苦心しているようですし、
双方向性ではインターネットには到底敵いません。
地方の放送局の設備投資のコストを回収できるのでしょうか?
喜ぶのは、TVの買い替え需要が期待できる家電メーカーだけかもしれません。
大型画面でキレイな映像も、PCをTV代わりにしている世代には魅力薄です。
だいたい、大画面に耐えられる番組自体が少ないですよね。
大画面TVでお笑い番組見てるって、想像するだけで「寒い」でしょ・・・。
■今時、紙のメディア??
新聞が紙メディアである意味も薄らいでいます。
若い世代はモニターで充分です。
モバイル端末が進歩すれば、電車の中でも省スペースで情報は確保出来ます。
結局、紙面を構成して、印刷して、輸送して、各家庭は配送して、
前時代的な無駄の集積以外の何物でもありません。
さらには、会社でそれをスクラップさせられているOLがいるなんて、涙が出ます。
検索ソフトを使って自分で情報を集められない経営者の会社はヤバイです。
■日本在住の外国人ってどうしてるの?
アメリカ人は新しい技術の習得に貪欲ですし、
ネット環境事態が彼らのビジネススタイルに合うように作られているので、
日本に住んでいる彼らの行動を見ていれば、5年後の状況がある程度予測出来ます。
先ず、彼らはインターネットを道具のごとく扱います。
国に残して来た家族と話す時は、インターネット電話で画像付きです。
通話料は、インターネット通信ですから、タダ。
ニュースも母国のニュースサイトや、
iTunesのpodcastを駆使して、効率的に集めて来ます。
海外の映像コンテンツもyoutunbeで探し当てます。
結局、彼らのTVも新聞も、既にインターネットの中です。
■IT化の抵抗勢力?
新聞やTVといった既存メディアは、
今のままではIT化の抵抗勢力になりつつあります。
インターネットにアクセス出来ない主婦や老人相手のメディアに・・・。
優秀な多くの人材が、巨額を投じたインフラが、
有効に活用される事を期待します。
・・・と、エラそーに書けるのもインターネットならでは・・・。