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酷寒から春へ・・・房総ライドの醍醐味

2017-02-13 12:09:00 | 自転車/マラソン
 
■ 温暖な南房総でも山の北斜面は凍結する事も在る ■

最近2月になると桜が咲き始めます。別に地球が温暖化している訳では無く、早咲きの河津桜がいたる処で大増殖しているのです。元来、初物が好きな日本人だけあって河津桜が各地の公園や河原に好んで植えられるようになったのです。

浦安の最近出来た公園の河津桜は7分咲き。そこだけ一足早い春が到来していますが、そうは言っても2月の初旬は一年で一番寒い時期です。温暖で路面凍結が無い為に、冬は関東の自転車乗り達が遠征して来る南房総ですが、さすがにこの時期は林道の北側斜面は凍結しています。

本日は養老渓谷から麻綿原高原経由で鴨川を目指しますが、麻綿原高原に向かう林道は雪が薄っすらと積もった様に凍結していました。時間は11時を過ぎていますが、山の北斜面はヒンヤリとした冬の空気が漂っています。後輪がスリップしない様に細心の注意を払いますが、急斜面だったらスリップして登れなかったでしょう。



実はこの林道、昨年末に稜線が崩落して以来、一部通行止めになっています。車の往来が無い林道は一気に荒れます。枯れ枝、落ち葉、石などが散乱しています。それらを慎重に避けて、ノロノロと登ります。

■ 鴨川は春の佇まい ■

麻綿原から一気に標高差300mをダウンヒルした鴨川の海辺は、一転して春の香りに満ちています。菜の花が満開になり、水仙が風に揺れています。




そんな、早春の房総半島を浦安からほぼノンストップで一気に走って、安房小湊までの100kmを4時間15分で走破。山中は凍結と悪路で徐行したので、その気になれば4時間を切れるかも・・・。

尤も、本日は新兵器を投入しています。リアのスプロケをアルテグラ11-28Tからレコード12-27Tに交換しました。別の軽量化を意識した訳では無く、16Tが欲しかったから。私の脚力だと平地巡行に53-15tは少し重く、53-17tは少し軽い。丁度良い16t入りのスプロケはカンパしか無い。

軽いギア-側が28tから27tになってしまいますが、これがどう影響するかを確認する為に麻綿原を登ってみました。結果は全然OKでした。本日はインナー封印で、ほぼシッティングで登れました。(養老渓谷までダンシングを使いまくってので、ダンシングの足が売り切れていましたが・・・)

ディレラーとチェーンはシマノですが、スプロケをカンパにしたので変速はスムーズになりました。迷いが無くなった。それにカンパのスプロケの良い所は、トルクを掛けた状態で変速がスムースに出来る事。これ、シマノのスプロケだと、変速時にトルクを抜かないと上手く変速しなかったりします。ズボラな私にはカンパのイタリアンらしい「大らかさ」の方が相性が良い。走っていて数段楽しい。

■ ノンキーズカフェ ■

週明けから学年末試験の娘を強引に誘って、海辺のノンキーズカフェでランチをします。隣にある老舗サーファーショップのノンキーズに併設されたカフェですが、奥様が切盛りしています。

いつもは2Fのベランダから海を見ながら食事をするのですが、本日は寒いので店内へ。薪ストーブの暖かさがうれしい。



店内には戦後の鴨川に集まった米軍のサーファー達の写真が飾られています。鴨川は日本のサーフィンの発祥の地だそうで、日本で初めての全国大会も、前原海岸で開かれたとか。



店内から見える海は濃い藍色で、夏の海とも一色違います。



こんなオフシーズンのビーチを堪能できるのも、自転車の楽しみです。



思わず、ビールを注文してしまったので、帰りは電車で輪行します。明日は早朝から仕事なので・・・本日の自転車は軽めの足慣らし程度。