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勝手に「房総グランフォンド2019」・・・千葉で獲得標高3800M?

2019-05-12 09:33:00 | 自転車/マラソン
 

■ 今年も開催されます「房総グランフォンド2019」 ■

「ボウソウクライマーズ」と「鹿野山ビュホテル」が主催する「房総グランフォンド2019」

房総グランフォンド2019

高い山の無い千葉県で、小さな山を「コレデモカ」という程繋いで、最終的に距離167.7km 獲得標高3477m のコースを作るというクレージーなイベントです。

昨年は今年よりも過酷なコース設定で獲得標高も4000m。我こそはという坂バカがエントリーするも、完走率は58%だったそうです。出発時間こそ自由でしたが、ビュホテルのゴール時間が午後8時までとされていた事が、完走率を下げた要因でもありました。(ゴール時間を遅くするとナイトライドになるので危険だから?)

今年のコース設定は距離も斜度も昨年よりもオトナシク、ゴール最終時間も午前0時に設定されているので、S級コースの推定完走率は85%だそうです。(20時を過ぎると一部のゴール特典が得られない様です。多分、入浴かと)

■ 勝手に房総グランフォンド2019 ■



明るいうちにゴールするには、早朝に鹿野山の山頂のビュホテルを出発する必要がありますが。車を持っていない私は、夜中に自走して行くか、或いはホテルに前泊するしか方法が無い。

自走はその後のライドに影響が有りそうだし、走り慣れたコースだけに前泊は大げさです。

そこで、正式なエントリーは諦め、木更津行きの始発に乗って、木更津から上総アカデミーパークを経由して、鹿野山秋元口をスタートとする「勝手コース」を設定して、グランフォンドのコースを辿ってみました。


■ さあ、チャレンジの始まりだ!! ■


鹿野山秋元口を8時5分にスタートします。普段は浦安から自走で70km程度走った後に登り始めるのですが、本日は木更津まで輪行なので足はフレッシュ!



フレッシュの足でも秋元口は辛かった・・・・。19分36秒も掛かっちゃいました・・・。って、グランフォンドの最初からTTやってどうすんだ!!足既に売り切れました・・・。



山頂で5分程度休憩したら、直ぐに更科口に下ります。突き当りを左折して、県道88号線で長狭街道を目指して登ります。川沿はガマスミの白い花や、ヤマフジが咲き乱れ、新緑でむせ返りそう。



県道88号線から嶺岡中央林道4号線、1号線と繋いで千葉県の最高峰「愛宕山」を登った後は国道410号を経由して、鴨川方面に抜ける県道89号線に取りつきます。途中「星ヶ畑棚田」で写真を撮ったら、一気に太海の海岸までダウンヒル。




鴨川のコンビニで補給後に、長狭街道を少し走り、田原交差点を左折。田圃の中の道を通って、本日の「大ボス」である「鬼坂」に向かいます。道が良く分かりませんが、遠目に嶺岡山地の中腹まで民家の屋根が見える辺りを目指して進みます。「鬼坂」は一部の千葉県の自転車乗りには
有名が激坂。15%程度(一部20%越え)の激坂が続く「ミニ風張林道」といった感じ。足付き無しで登ろうと決意しますが、激坂の途中で対向車がやって来るという「坂道あるある」が発生。どうにか足付せずにやり過ごし、ゼーゼー・ハーハー言いながらも嶺岡中央林道2号線に到着。



パラグライダー場で下界を眺めます。長狭平野が一望できます。



林道の終点を右に曲がって国道410号を長狭街道に向けて進みます。「みんなみの里」に無印良品が出来たというので覗いてみます。「里むじ」というコンセプトですが・・・商品は普通の無印良品。併設の農産物売り場がチョーオシャレ。





長狭街道の交差点のセブンで昼食をガッツリ補給したら、410号線を君鴨トンネルへ向けて登って行きます。



トンネルを出てすぐに林道「淵が沢奥米線」に入ります。ここ、以前道に迷って通った事が有りますが、房総最奥の秘境地帯を通る絶景ルート。車もほとんど通らないので、遭難したらヤバイかも・・・。




下り切った所のY字路を右に進み「林道・大鹿倉線」に入ります。ここ、コースミスしそうな場所ですが、そのまま左に行っても損はしません。何故なら、その先に有るのは「千葉県最恐心霊スポットの奥米隧道」だからです。私的には、立ち寄る事をお勧めします。(怖いのが嫌いな人は近づいちゃダメ)



「大鹿倉線」を登り詰めると、房総スカイラインに突き当たるので右折。スカイラインの終点を左折して直ぐに三石山の入り口を右折します。三石山は片倉ダム側から登ると斜度も緩く楽に山頂の到着します。本当はパワースポットの観音寺に寄りたい所ですが、本日はノンストップで亀山ダムに下ります。そこからは久留里街道から養老清澄ライン経由で養老渓谷へ。





養老渓谷の駅で少し長めの休憩を取ります。ここからは、大福山の昇りと、410号線の大坂、そして大江戸温泉村への登攀が残っています。



登りなれた大福山をサックっと片付けて、ダウンヒルに突入。突然飛び出して来た子ザルを轢きそうになりました・・・ビックリした。、久留里のコンビニでレッドブルとヴァームのゼリーを投入します。もう、固形物は喉を通りません・・・。久留里街道を平山の先で410号線に右折しますが・・・これ本当に国道なの?と不安にる道幅。



410号は大坂から上りに入り、トンネルを抜けてしばらくすると鹿野山秋元口方面に向かう県道465号線が現れます。進路を鹿野山に取ります。粟倉の交差点付近で、鹿野山の山の端に夕日が沈みます。



房総スカイライン(県道92号線)を君津方向に向かい、93号に右折すると、長い登りが始まります。そろそろ周囲が暗くなって来ます。まだ、大江戸温泉に付かないかとゲッソリする頃にT字路に突き当たるので左折。しばらく急坂を登ると大江戸温泉が現れます。ここで、一風呂(600円)という欲求に必死で抵抗して、房総スカイラインへの豪快なダウンヒルに突入。



房総スカイラインの交差点を直進すると市宿経由で鹿野山秋元口に達しますが、本日はこの交差点から「房総グランフォンド2019」の正式ルートに入っているので、ここでチャレンジは終了です。ここで時間は18時43分。行きは7時45分頃にこの地点を通過していますから、ほぼ11時間掛かっています。公式ページの所要時間が11時間10分ですから、ほぼ平均的なタイムかと思います。



久留里で固形物を食べなかったので、ガス欠寸前です。カップラーメンとオニギリを腹に突っ込んで、終点の君津駅を目指します。すっかり周囲は暗くなり、カエルの大合唱が響き渡ります。本日は反射ベストを着用してナイトライドに備えているので、真っ暗な房総スカイラインも安心です

本日の走行距離       191 km
獲得標高(ルートラボ)  3825 m
メーター読みAV      19.5 Km/h
走行時間         9:47



はっきり言って、先週の直江津300kmライドよりもきつかったです。


走った事のある道が多く、土地勘も有りますのでガーミンなどのサポート無して、携帯の地図で現在地を確認しながら走りましたが・・・房総の林道に慣れていない人はGPS無しでは、確実に迷うコースですね。

それとDNSを考慮して、一度、鹿野山秋元口近くを通るルート設定ですが・・・これが精神的に超辛い。そこにゴールが有るのに、どんどん離れて行く。さらに、そこから結構登るんですよね。


19時35分頃には君津駅で電車に乗っていました。走り始めが7時頃だったので、後10km走って「勝手に200kmブルべ」にしても14時間の制限時間は余裕でした・・・。