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経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

加計学園問題は「悪質な補助金詐欺」・・・野党の戦略ミス

2018-04-18 05:36:00 | 時事/金融危機
 

■ 様々な工事から政治家に資金が還流する日本 ■


公共工事などでゼネコンから政治家にお金が流れるのは一般的にも知られていますが、民間工事でも政治家が絡む案件では資金が流れる事が有ります。但し、これらの資金の流れは巧妙に隠されているので、国税局が査察に入っても容易には発覚しません。

一般の民間工事は予算が限られている中で、資材費や労務費の上昇によりゼネコンは利益を出すのが容易では無い状況ですが、補助金が投入される民間工事は建設費に余裕が生まれます。そこが政治家達の「シノギ」の場になっていると思われます。

■ 設計図を公表出来ない今治市 ■

加計学園に関しては、建設費を積算できる設計図の開示を市民団体が市に要求していますが、市はこれを拒否し続けています。実は市補助金額を積算する市の職員すら見た事が無いという職員のボヤキが新聞に掲載されていました。市が設置した第三者委員会が補助金額は妥当だとの答申を出しましたが、これは結果有りきの人選です。

■ 工事費を2倍水増し? ■

業者が設計図を流出させ、鉄骨造である事が判明します。同時期に市民団体が建設計画当時に国交省に提出された坪単価が80万円である事を突き止めます。ところが補助金申請の坪単価は150万円だった。グランドなど二期工事分も含まれるので最終的な坪単価は128万円と学園側が発表します。それでも鉄骨造よりもコストの掛かる鉄筋コンクリート造の北里大学の獣医学部の建設費の坪単価を大幅に上回っていました。

一部ネトウヨ達が、病院の建設費用との比較で、付帯設備のコストを考えれば妥当だとの情報をタレ流しましたが、獣医学部と言えども、教室は単なる箱である学校施設の付帯設備のコストを病院と比較する事はナンセンスです。

■ ファミリー企業の施工で水増しし放題 ■

加計学戦のゼネコンはファミリーき企業で建設費の水増しなどやりたい放題ですが、公共事業では入札の段階で「非常識な金額」として通るハズは有りません。民間工事だとしても、普通は複数の「相見積」を取っるのが普通です。1社の任意契約で青天井の工事費を学園側が認めた理輔は、その方が補助金額が増えるからに他なりません。

■ 臨時国会の冒頭解散で、工事時水増し問題の追及を避ける ■

この問題は民主党が追及していましたし、新聞各紙も報道していました。本来であれば、設計図書一式を国会に提出させ、複数の機関で再積算すれば済む話です。ところが、安倍首相は臨時国会の開催を散々引き延ばして、冒頭で解散してしまいます。この問題が加計学園問題の一番知られたく無いポイントだったからでしょう。

残念な事に民主党の分裂で政治的な空気が変わり、国民は自公政権を承認してしまいます。総選挙後の特別国会は野党が粘って11月1日から12月9日まで開かれますが、大学設置審議会は11月2日に認可を答申し、11月7日に林文科大臣が設置認可を発表しました。これで、野党の追及は一気にトーンダウンしてしまいます。

■ 野党の「意図的な悪手」だとしか思えない ■

実は野党の戦略に問題が有り、設計図を国会に開示させて工事費水増し問題を追及すれば良いものを、ワザワザ、国家戦略特区の指定に首相が関与したかなどという証拠を立証し難い問題の追及に終始しています。もしかすると、工事費水増しの音大は民主党議員の一部にもブーメランして来る問題だった可能性も有ります。

森友問題にしても、家計問題にしても、本来は贈収賄事件だと思われますが、検察も政治家も世間の目がここに向かう事をひたすら避けている様に感じるのは私だけでしょうか?


「穢れ」を払わない今の政治・・・不思議だ。

2018-04-17 01:17:00 | 時事/金融危機
 

■ 持つ者の政治 ■

近代民主主義はイギリスの市民革命に端を発します。市民革命の「市民」とは高額の納税をしていた「資本家」の事。王族から主権を議会に移して、税金の使い道を自分達で決めた。通貨発行権も王様から奪った。当然、一般市民は選挙権を持たなかった。

一般市民が選挙権を持つ切っ掛けは戦争。それまで貴族や職業軍人が担ていた戦争に一般国民を導入する為に「アメ」である選挙権を与えた。選挙権が成年男子にのみ与えらていたのは戦争に参加するのが大人の男性だったから。

現在では民主主義国家の国民の多くが自分達の事を「主権者」だと思っていますが、近代民主主義の源流を辿れば「主権者=資本家」である事は明確。これは現在も変わっていません。


■ 持たない者の政治 ■

「持つ者の政治=資本主義」に対して「持たない者の政治=共産主義」が生まれます。

一般的に「持たない者の反乱」としてフランス革命が有名ですが、あれはジャコバン派の裏で資本家が糸を引いていて、国民の暴動を利用して国王を打倒したに過ぎません。

ソ連や中国は「持たない者の政治」として社会主義(共産主義)を実現し、これを世界に輸出しようとしました。日本でもかつて多くの若者や知識人が社会主義に賛同しました。

■ 恵まれた時代の「持たない者」 ■

先進国においては生産性の向上が、昔の様な「貧困」を社会から消して行きます。フリーターでも浮浪者でも命の危険を感じる事の無い社会は、ユートピアとも言えます。「持たない者」消えていったのです。これがリベラルの衰退の原因。

一方、物質的な最低限な豊かさを獲得しても「満たされない者」が存在します。この国においては在日の方々や、同和関係の方々。関東では差別は目立ちませんが、関西では差別は未だに続いています。彼らは現代の「持たない者」として、政治活動によってそれを克服しようと試みます。

成功した者は「資本家」として、貧しい者は「労働者」か「宗教的繋がり」によって、政治活動によって「不足」を補おうとします。こうして、政治の中での「持たない者」の影響力が拡大します。

■ 持たない者の政治が明治維新だった ■

これは今に始まった事では無く、明治維新は「持たない者」によって起こされたと最近では考えられている様です。薩摩と長州の「持たない者」をイギリスが利用して日本を近代化した。

この「持たない者」の政治は、現代も日本の政治中枢に残っています。現在の主要政治家のルーツを辿れば、多くは明治維新の薩長政権に繋がります。

日本の近代の政治は、その成立過程において「持たない者」を内包してしまったのです。これが現代においても日本の政治が複雑な原因になっています。

■ 日本の政治は「持たない者」同士の争い ■

結局、官邸前に抗議に集まる多くの人も、その攻撃の対象になっている政治家も元を質せば「持たない人」同士なのかも知れません。だから彼らは政治に熱い。

一方、「持っている人」は政治の表舞台には立たずに彼らを利用します。或いは「ちょっと持っている普通の人」は政治に関心を払いません。

■ 日本の真の支配者 ■

実は政治の表舞台で対立している「持たない人」達が日本の支配者では有りません。

日本は平安時代から官僚支配の国でした。これは武士の時代にも継承され、徳川幕府も政治を動かしていたのは大老や老中やそれに連なる官僚機構。彼らの決定を、将軍や大名が「承認」していただけ。

これは現在も連面と受け継がれ、安倍内閣は経産省の官僚が政策立案したものを内閣が閣議決定で「承認」しているに過ぎません。


■ 「持たない人」同士が政治的に対立しても国家運営に影響が無い ■

安倍政権を擁護する人達は「安倍首相だから決められる」という事に重きを置いています。これは安倍首相が決めているのでは無くて、経産官僚の決定を安倍首相が無条件に承認しているに過ぎません。

仮に神輿である安倍首相が退陣しても、新しい神輿が「無条件承認」を継承すれば、国家運営にほとんど影響は有りませんが、利権の構造がチョットだけ変わります。得をする人物達に少し変化が有るだけ。




なんとなく、一連のモリカケ騒動で、この国の政治構造が明確になった気がします。


私的には古くなって綻びが目立つ神輿はとっと交換すべきだと考えます。遷宮ではありませんが、神輿も新しい方が担いでいて気持ちの良いものです。「穢れは捨てて洗い清める」のが日本的です。


それを、いつまでもゴニョゴニョとやっている・・・日本の政治中枢はいつからこんなにも「日本的」では無くなったのか・・・・。



日本の予言書 『日月神示』・・・「麻賀多神社」へGO!!

2018-04-16 08:20:00 | 自転車/マラソン
 

■ 佐倉のチューリップを観に行こう ■



例年より2週間程早く桜が咲きましたが、その後、気温が低い日が続いたので佐倉のチューリップはまだ咲いているかも知れない。午後から雨と強風の予報なのでMTBで出かけるには丁度良い距離です。ついでに「甲子正宗」の飯沼本家にでも寄って日本酒を買って来る事にします。

花見川から新川、印旛沼はサイクリングロードで繋がっています。途中、花見川沿いに5km程、砂利道が有りますが、そこはブロックタイヤのMTBなので、時速25Km以上でヒャーッハーと走り抜けます。結構、スリルがあって楽しい。砂利道の多いアメリカでグラベロ・ロードが流行している意味が分かります。悪路は舗装道路と違ってアドベンチャー気分が味わえます。

そんなこんなで浦安から50Km走って佐倉市のふるさと広場に到着します。印旛沼の畔にオランダ風車が建てられており、その周辺を関東最大級のチューリップ畑が彩ります。見頃のピークは過ぎていて、さらに先日の強風で砂埃まみれでしたが、遠目で観る分には十分キレイでした。

この場所、夏は田圃になりますが、「日本一の一枚田」だそうです。印旛沼を干拓して出来た田圃。

ケーブルTVの生放送のインタビューを眺めていたら、「走っていらしたのですか、インタビュー出て下さいよ」と誘われましたが、汗で塩を噴いた顔をお茶の間に晒すのも気が引けたので、丁寧にお断りしました。

■ 強力なパワースポット感の有る神社を発見 ■

自転車で出かける時に、事前にルートを決めないので、本日も風向きを見ながら適当に走ります。印旛沼サイクリングロードに北沼の入り口で別れを告げ、宗吾霊堂方面から酒々井を目指します。

すると、台地に登る坂道の頂上付近に、ただならぬパワースポット感を漂わせる神社が現れました。「麻賀多神社」と書かれています。東日本一の杉の大木が有名らしい。









鬱蒼と茂る木立の中の社は、思ったよりも立派です。東日本一と書かれた杉は、明らかに「清澄の大杉」の方が大きいですが、スダジイやアカガシ、ケヤキなど、どれも立派な大きさです。

■ 「日月神示」という日本の予言書が最初に降ろされた場所だった ■

神社の縁起をwikipediaで調べたら、日本武尊が東征の際にこの地に立ち寄り、杉の幹に鏡を掛けて「この鏡をインバノクニタマオキツカガミと崇めて祀れば、五穀豊穣になる」と言い、伊勢の大神を遥拝したのが始まりだと書かれています。

麻賀多神社という名前の由来は「勾玉」から来ている様で、以前は「真賀多真神社」と呼ばれていたそうですが、三種の神器に勾玉が含まれるので、最後の真の字を取って「真賀多神社」となり、さらにこの周囲が麻の産地である事から、現在の名前になったとか。

そんな由緒正しき神社ですが、印旛沼周辺に18社だけが存在する地域限定の神社で、佐倉藩の鎮守。

ところで、wikipediaによると「1944年(昭和19年)6月10日に日月神示が降ろされた場所としても知られている」とあります。「日月神示」、聞いた事が有る様な、無い様な・・・。そこで早速wikipediaで調べてみます。

「日月神示」とは自動筆記(一種の降霊術)によって書かれた「日本の予言書」だそうで、書架で画家でもあり、神事にも詳しい岡村天明がこの地で右腕に激痛を感じ、持っていた筆で画仙紙に自動筆記したのが「日月神示」の始まりだとか。漢数字と簡単な仮名で暗号として自動筆記された「日月神示」ですが、日本の敗戦が予言されていたり、2008年の前後10年に日本に困難が訪れると書かれていたり、富士山が噴火すると書かれていたり、何かと物騒な予言書です。

解読の仕方によっては8通りの意味を持つと言われる「謎の書物」ですが、それが麻賀多神社の社務所で最初に掛かれた事は、この場所が並々ならぬパワースポットである事の証明かも知れません。

■ 井戸から酒が溢れ出たという伝説が残る酒々井の酒蔵「飯沼本家」 ■

予報通り、雲行きが怪しくなって来たので、本日のメインイベント、「飯沼本家」を目指します。

飯沼本家は300年続く、千葉でも1,2を争う古い酒蔵です。「甲子(きのえね)」というブランドで日本酒を販売しています。イオンなどでも買えるのですが、無濾過の生酒などは、なかなか流通していません。

酒々井という町に酒蔵が有りますが、「酒々井」には酒にまつわる伝承が有ります。

「昔、酒好きの父親の為に、毎日、一所懸命働いて父親に酒を買っていた若者が居ました。ところがある日、酒を買う金が無かった。とぼとぼと家路に付く息子は、ふと、道端の井戸から酒の良い匂いが漂って来るのを嗅ぎます。井戸の水をすくって飲んでみると、それはオイシイお酒でした。それから息子は毎日、父親にこの井戸から涌き出すお酒を飲ませました。ところが、村の他の人が飲むと単なる水でしかない。きっと親孝行の息子に神様がプレゼントしたのでしょう。おしまい。」

という、アルコール依存症のオヤジが、さらに重度なアルコール中毒まっしぐらみたいな昔話からこの地を酒々井と呼ぶらしい。

飯沼本家は酒々井の駅から離れた静かな里山に囲まれた場所に在ります。水の質が良さそうな場所です。

立派な門構えの中を覗くと、煙突と工場の様な建物が見えます。事前予約すれば平日に蔵を見学する事も出来るそうです。




蔵の裏手に回ってみると、歴史を感じられる建物と、地下水の浄水施設の様なものが有りました。



敷地内には「曲家」というカフェ兼即売所が有ります。





試しに五百万石の大吟醸の無濾過生原酒をお土産に買いました。パクチーのリキュールにも興味を引かれましたが、あいにく売り切れでした。

■ 雨が降って来たから電車でGO ■

酒々井を後に、国道296で佐倉市内へ、そこから鹿島川沿いを印旛沼に抜けて、再びチューリップのふるさと広場に戻って来ます。雲行きがだいぶ怪しいので、休憩せずに八千代方面へサイクリングロードをひた走ります。

途中から向かい風に苦しみながらも八千代の道の駅から国道16号線に入ります。100km近くを走り、脚はかなり売り切れ。怪我以来、すっかり筋肉が落ちてしまいまいた。

雨がポツポツと降って来た時に丁度、東葉高速線の村上駅に到着。そこからは電車で乗り換え無で浦安です。


自転車を輪行バックに仕舞う時に気付きました・・・ブロックタイヤの前後輪に犬のウンコが着いてました。きっと、サイクリングロードで人を避けて草むらを走った時に踏んだのでしょう。ショックです・・・・。


本日はパワースポットでパワーを貰い、ウンも付いてしまいました。

エンタテーメントの極致『グレーテスト・ショーマン』・・・ディズニーとMTBの合体

2018-04-16 04:51:00 | 映画
 


『グレーテスト・ショーマン』より

■ 娘に勧められて『グレーテスト・ショーマン』を観に行った ■

TVが無いので映画など何が流行しているのか全く知らない私。そんな私に娘が『グレーテスト・ショーマン』という映画が面白かったと興奮して話し始めた。

私 「何が面白かったの?」
娘 「入口でペンライトもらって、コスプレの人とか居て・・・」
私 「そういう内容の映画なの?」
娘 「サーカスの映画だよ」
私 「コスプレの?」
娘 「歌ってもいいの。声かけても。ガヤなんてタイミングピッタリだし」
私 「何の話しをしてるの?」
娘 「だから、応援公演」
私 「映画を観に行ったんじゃなかったの?」
娘 「だから、映画を応援しながら観るの、バルト9で」

どうやら、娘の行ったのは『グレーテスト・ショーマン』という映画のファンの為の上映会で、上映中にペンライトを振ったり、スクリーンと一緒に歌ったり、コスプレしている人が居たり、スクリーンに声を掛けたり(ガヤと言うらしい)出来るらしい。要は『グレーテスト・ショーマン』のディープなファンの為の特別上映会。

私 「ところでお前、この映画のファンなの?」
娘 「ううん。初めて観た」
私 「・・・・」


娘の「楽しかった」は、「スクリーンと一緒になって楽しむ人達を見て、楽しかった」という事らしい。ただ、その後、映画の内容を全部ネタバレしてくれました。・・・私的には『グレーテスト・ショーマン』を観る必要が無くなりました。

■ 家内がどうしても行きたいと言うから・・・観てみた ■

その後も娘はメールで「観た?観た?」と催促して来る。家内は友人にサントラを借りて来て予習に余念が有りません。

日曜日の朝に何やらパソコンで調べていると思ったら、池袋で今夜開催される「応援公演」の予約を取ろうとしています。

私 「これ夜遅過ぎだよね、終わるの11時過ぎだし・・」
妻 「でも、もう応援公演が終わっちゃうよ。バルト9は終わっちゃったし」
私 「いきなり応援公演ってハードル高く無い?映画じゃなくてファンを観に行くみたいだよ」
妻 「確かに」

こんな会話をした後、午後2時になっても未練がましく予約画面を眺めている家内。

妻 「ねえ、まだ席がだいぶ空いてるよ」
私 「応援公演ってファンが少ないと寂しく無い?何見に来たのか分かんなくなっちゃうよ」
妻 「それもそうね・・・。ねえ、じゃあ普通の上映に行こうか」
私 「それなら良いよ」

という事で、夕方から久しぶりに夫婦で映画に出かけました。お互い50歳を過ぎているので安い。

■ ディズニー映画だった・・・ ■

妙な盛り上がりを見せている映画なので、あまり期待していませんでしたが・・とても楽しめました。

これ、ディズニーのアニメ―ション映画だよね・・と思いながら観ていたら、脚本は実写版の『美女と野獣』の監督のジェニー・ビックス。とにかく細かい事は観客に考えさせない。骨格のしっかりしたストーリーに印象的なシーンを散りばめて、後は歌で押す。エンタテーメントに徹しています。

音楽は『ラ・ラ・ランド』のベンジ・パセック&ジャスティン・ポールのコンビ。完全オリジナルだそうですが、私、サントラを聴いていて80年代のMTB黄金期のクイーンやジェネシスやホイットニー・ヒューストンとかTOTOとかを思い出してしまいました。この時代までが商業音楽が生き生きしていた。キャッチーでポップだった。

ちょっと懐かしいメロディーをてんこ盛りにして、今風のアレンジで処理すると、一度聞いただけでノリノリで歌える楽曲が出来る。これ、簡単な様で結構難しい。特に盗作とか、パクリと訴えられないギリギリのラインを狙っています。冒頭なんてクイーンの「We Will Rock You」そのまんまですが、こうも堂々とやられるとパクリと言うのが野暮。

ディズニー映画はアラン・メンケンの耳に着いて離れないメロディーを巨力な推進力にしていますが、『グレーテスト・ショーマン』も、音楽のキャッチー度合いでは引けを取りません。

■ ロングバージョンのミュージッククリップ ■

映像も素晴らしいのですが、ミュージッククリップの手法だなと思ったら、監督はそちらの畑の人でした。

様は『グレーテスト・ショーマン』はディズニー映画的な分かり易い脚本を、ミュージッククリップの手法で演出した作品。『フラッシュ・ダンス』の進化系の映画ですね。

■ 空中ブランコのシーンは圧巻 ■

内容なんて気にせずに音楽に身を任せ、ゴージャスなショーを楽しむ・・・そんな映画ですが、空中ブランコのシーンは圧巻でした。

CGに席巻された昨今のアメリカ映画で、「生身」の人間の「技」がこれほど素晴らしいものだと再認識されるシーンです。


アン役のゼンデーヤさん

空中ブランコ乗りのアンを演じたのはゼンデーヤという女優。スタント無しと書かれていますが・・・素顔も可愛い。

■ しばらくサントラを楽しめそうだ ■

私の中では『グレーテスト・ショーマン』はロングバージョンのミュージック・クリップ。だからしばらくはサントラを聴き込んで、その後はカラオケで熱唱するのが正しい楽しみ方。

その先に有るのは・・・「応援公演」なのでしょう。


ところで映画は面白かったの?と聞かれると・・・「木が全部持ってった」というのが家内と意見の一致をみた回答。



それでも家内は応援公演に未練が有る様で、娘に「もう一回行く?」と聞いてました。答えは「もう充分」だそうです。



■ バーナム・ミュージアムと言えば・・・スティーブン・ミルハウザー ■

実は私、バーナム氏が実在の人物とは知りませんでせいた。『バーナム博物館』の名はスティーブン・ミルハウザーの小説で知っていたのですが・・。奇妙な博物館の話で、イルカが出て来る事しか覚えていません・・・。マジック・リアリズムと呼ばれるジャンルの小説です。

ところで実際のバーナム氏は150年前にサーカスを大成功させた実業家で、アメリカンエンタテーメントの元祖をも言えるお方。ただ、その後は政治家に転身し、禁酒活動家などもされていたとか。

映画では「フリークスも家族」みたいな人道主義を提示していますが、実際のバーナムさんは「フリークスは見世物」をストレートにやる様な人物だったとか。




安倍政権を総括する・・・政治的構造

2018-04-13 08:10:00 | 時事/金融危機
 

■ 政治主導では無く経産省主導だった安倍政権 ■

森友、加計事件の報道で、経産省出身の首相秘書官達の名前が連日、日替わりでニュースに登場しています。安倍政権は発足当時から今井尚哉氏が「影の首相」と目されていました。

1)安倍政権は「政治主導」を隠れ蓑とする「経産省主導」の内閣だった
2)財務省や外務省などの権限を制約する「官邸主導=経産省主導」で政治が行われた
3)経産省は戦前の商工省に端を発し、岸信介は商工省の官僚だった

安倍政権の多くの政策の立案を今井氏が担当している事から、「安倍政治=今井氏丸投げ」であるとも言えます。

■ 安倍首相の目的は「憲法改正」だけ? ■

アベノミクスというキャッチコピーを外すと安倍政権の実態が見えて来ます。


1) 対米従属・・・・・・・・日本の国是

2) 政治主導・・・・・・・・実は経産省主導

3) 異次元緩和・・・・・・・隠れ財政ファイナンスとバラマキの財源

4) 憲法改正・・・・・・・・レジェンド作り

5) 嫌中、嫌韓、嫌北・・・・ネトウヨ対応(人気取り)

6) お友達優遇・・・・・・・利権

7) 日本会議・・・・・・・・意味不明


シンプルに書くと分かり易いのでは。安倍首相の御手柄とネトウヨが持ち上げる政策の多くが経産省の主導で行われたものでしょう。一方、その裏で首相はオトモダチを通じての利権漁りに余念がなかった・・・。

まあ、安倍政権に限った事では無いのですが・・・政治家としてのビジョンが薄っぺらなのが気になります。






上〇氏とか、ケ〇ト氏とか、高〇氏とか・・・・財務省の改竄問題以降、言論人として半分壊れちゃってますよね。まあ、上〇氏とケ〇ト氏は加計学園の客員教授に収まっているので営業活動なのでしょうが・・。

電波法改正絡みで安倍政権擁護だった池〇氏は、これ以上はフォローしきれないと見切りを付けてみたいですが。氏もここまで政権と官僚機構が腐敗していたとは思ってなかったのでは?


とまあ、ネトウヨが得意の「レッテル貼り」をしてみました。