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経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

あなたはそれでもワクチンを打ちますか・・・急造ワクチンの恐怖

2020-11-25 04:23:00 | 新型コロナウイルス
 

■ 1976年の豚インフルエンザワクチンの悲劇 ■

<wikipedia 「豚インフルエンザ」のタイトルより一部引用>

1976年
豚インフルエンザが人へ感染した最初の発見例は、1976年2月にニュージャージー州フォートディクスのアメリカ陸軍訓練基地(Fort Dix)で死亡した19歳の二等兵の検死によるものである。同基地内で発病が疑われたのは数人だったが、500人以上が感染していることが分かった。事態を重く見た保健衛生当局の勧告に従い、フォード大統領は同年10月に全国的な予防接種プログラムを開始した。

結局、この時の感染は基地内にとどまって、外部での流行は無く(感染自体による)死者は兵士1人だった[3]。

約4000万人が予防接種を受けたが、予防接種の副作用で500人以上がギラン・バレー症候群を発症し、30人以上が死亡したため、12月16日にプログラムは中止された[要出典医学]。ワクチンが原因でギラン・バレー症候群となってしまったのは565件ともされ、30人の高齢者が予防接種を受けてから数時間以内に「説明不可能な死」を遂げていたという

<引用終わり>


■ あらゆるワクチンには副作用が有る ■

人間の体に本来は存在しない異物を接種するワクチンは、ある程度の確率で「副作用」を発生させます。軽いものでは接種部位周辺の炎症や軽い発熱、重いものではギランバレー症候群の様な重篤な自己免疫反応による死亡まで様々です。

この様な副作用が有るにも関わらず「ワクチンが有効」とされるのは、ウイルスの感染拡大の影響に対して、ワクチンの副作用の影響が充分に小さいと判断されるからです。例えばワクチンを接種しなければ数万人が死ぬ可能性があるウイルスに対して、100人の重篤な副作用が発生しても、ワクチン接種のメリットが副作用のデメリットを上回る(ワクチンは有効)と判断されます。

インフルエンザワクチンにも副作用のリスクが有ますが、毎年、高齢者を中心に3000人から10000人が亡くなるインフルエンザでは、ワクチンは有効だと判断されています。高齢者の多くがインフルエンザワクチンを接種しているので、ワクチン接種が無ければ死者数はもっと増えると考えられているからです。

■ 水増しされる新型コロナウイルスの死者と重症者 ■

新型コロナウイルスによる国内の死者は2000人を超えましたが、この死者数は水増しされています。

厚生労働省は6月18日に次の様な通達を出しています。


新型コロナウイルス感染症患者の急変時及び死亡時の連絡について(厚生労働省 6/19 通達)

 〇事務連絡中の「新型コロナウイルス感染症患者が死亡したとき」については、厳密な死因を問いません。新型コロナウイルス感染症の陽性者であって、入院中や療養中に亡くなった方については、都道府県等において公表するとともに、厚生労働省への報告を行うようお願いいたします。

○ 新型コロナウイルス感染症の陽性者であって、入院中や療養中に亡くなった方については、厳密な死因を問わず、「死亡者数」として全数を公表するようお願いいたします。なお、新型コロナウイルス感染症を死因とするものの数を都道府県等が峻別できた場合に、別途、新型コロナウイルス感染症を死因とする死亡者数を内数として、公表することは差し支えありません。


例えば新型コロナウイルスが陽性で、心筋梗塞や脳梗塞で亡くなった高齢者は「新型コロナウイルスによる死亡」としてカウントされます。通達では、後に正確な死因を特定するとされていますが、公表されている累積死者数は、最初に発表された死者数の合算なので、私達は「本当の死者数」を知る事が出来ません。

いえ、ワザワザ「別途、新型コロナウイルス感染症を死因とする死亡者数を内数として、公表することは差し支えありません。」と書かれている様に、あえて本当の死者数は隠されているのです。

これは世界中で行われている集計で、イタリアでは保険省が感染第一波の後に死因を精査した所、新型コロナウイルスの感染が原因で亡くなった型は報告された死者数の12%だったと報道されています。

重症者も同様に、新型コロナウイルスに感染していれば、別の原因で重症になっても「新型コロナウイルスによる重症者」として国に報告する様に通達されています。

■ 新型で、ワクチンが無く、死者が水増しされても・・・2000人しか死なない ■

新型ウイルスで人々が抗体を持っておらず、ワクチンも当然無く、さらには死者数が水増しされているにも関わらず、流行開始から2000人しか死者(水増しされている)が居ないウイルスって・・・・これ、単なる風邪じゃん。

■ インフルエンザの感染を抑制するコロナウイルス ■

ところが、新型コロナウイルスには、もう一つの効果があって、インフルエンザウイルスの感染を抑制する事が統計から分かっています。これは新型に限らず、コロナウイルス全般に見られる傾向で、「コロナ風邪」が流行る年はインフルエンザの流行が小規模となります。

これはコロナウイルスに感染して活性化した免疫が、インフルエンザウイルスにも有効であることが原因であると考えられます。コロナウイルスとインフルエンザウイルスの間に交差免疫反応が有る事を示唆しています。

実際に、新型コロナウイスが発生した2020年のインフルエンザの流行は早期に収束し、結果的に「超過死亡率(平均的な死者からどれだけ実際の死者が多いかという集計)」は例年より低く観測されています。

新型コロナウイルスの感染によってインフルエンザの感染が抑制され、高齢者を中心に例年より死者が少ない。これ、統計的には「新型コロナウイルスの感染拡大で日本においては人々は健康になった」という事になってしまいます。

■ それでもあなたは「急造ワクチン」を接種しますか ■

最初に書いた様に「急造ワクチン」は副作用の危険性が十分に分かっていません。2012年に流行した「新型インフルエンザ」で、厚労省はワクチンを急遽輸入しましたが、色々理由を付けてワクチン接種を遅らせ、結果的にほとんどのワクチンは破棄されました。これは厚労省のファインプレーです。この時の輸入ワクチンは、安全性の確率していな免疫補助剤(アジュバンド)が入ったワクチンでした。

新型コロナウイルスのワクチン開発は、世界中の製薬会社が鎬を削るっていますが、治験の数も限定的で、長期的な影響は開発されてから時間が経っていないので「全く不明」です。

各国はワクチンの確保に必死で、仮に副作用が発生しても、製薬会社は責任を負う事が無く、国家が保証する事で、ワクチンの確保を進めています。結果、製薬会社はリスクが完全には判明していないワクチンを供給出来ます。



ここまで読んで来て・・・


あなたは副作用のリスクが判明していなワクチンを接種しますか?


「私はそれでもワクチンを打ちたい」という人の勇気を私は称えます!!


ここは是非、「日本の対策はズサンだ!!」と騒いでいる方にこそ、率先してワクチンを接種して頂きたい。






・・・ところで感度が高過ぎてウイルスの死骸や、別のウイルスでも陽性反応が出てしまうPCR検査。ワクチンを接種したら陽性判定が出たりして・・・。

もっとも鼻毛にウイルスが付着しただけで陽性判定の出る検査ですから、ワクチンなんて関係無く、運が悪ければ陽性判定となりますが・・・。


世界は裏では繋がっている・・・コレラの茶番が暴くもの

2020-11-24 11:37:00 | 時事/金融危機


■ 陰謀は中学生の女子の3人組にも存在する ■

陰謀論者の多くは「アメリカ VS 米中」や「軍産複合 VS 隠れ多極主義」などという対立構造で世界を語る事を好みます。

一方で私は「世界は裏でズブズブに繋がっている」と妄想しています。先日のコメント欄に「陰謀など存在しない」的な書き込みを頂きましたが、「人が3人集まれば陰謀が生まれる」というのが私の持論です。

利益は誰かの犠牲の上に生まれるのですから、「結託」によって利益が拡大するならば、人は誰かを排除して簡単に結託する。

まして、ある程度の権力や財力を持った存在ならば、対立よりも結託した方が確実に利益を独占出来ます。世界にその様な勢力が有る事は、中学生の女子の3人組を観察していれば想像に難くない。


■ コロナの茶番から透けて見える世界 ■

新型コロナウイルス騒動は、世界が茶番で出来ている事を証明しています。

コロナ禍は完全に世界の経済破壊を狙って仕掛けられた茶番ですが、これにアメリカもロシアも中国も同調しています。

仮にアメリカが仕掛けた茶番ならば、ロシアや中国は、その茶番を暴いてアメリカや旧西側諸国の鼻を明かしてやれば良いだけです。しかし、中国もロシアも完全に茶番を演じる側の一員です。これは、世界が裏ではズブズブの関係である事を示しています。

新型コロナはグレートリセットの導火線ですが、金融緩和バブルの崩壊によって、やがて世界の金融システムや通貨システム、そして第二次世界大戦以来のアメリカの単独覇権が崩れ去ります。

この茶番に中露が同調するメリットは十分に有ります。


■ アメリカは連邦制で、各州の独立性は元々高い ■

米ドルや米国債の信用が失われた場合、債務を連邦政府に押し付けて、アメリカの諸州は連邦から独立する可能性は低くは無いと私は妄想しています。、いくつかの州が集まって「新連邦」を作る。その分断の仕掛がトランプだった。

カリフォルニアやその周辺諸州がいくつか集まるだけで、世界有数の経済力を持つ国家となります。通貨は「カリフォルニア・ロール」なんて名前だったら最高に愉快だ。

アメリカ合衆国が誕生する再に、諸州はミニ国家の様な存在でしたので、その独立性を保つ様に憲法を定めています。大統領選一つ取っても、各州でルールがバラバラなのはその為です。

アメリカ合衆国はドルと米国債という「借金」で成り立っていますが、合衆国の消滅で、その債務は消えてしまう。一方、アメリカの諸州の財政は健全です。州法によってEU諸国の様に赤字が厳しく制限されています。財政が赤字になりそうになると公共サービスを停止しても財政の健全性を守ろうとする。ゴミに収集が無くなったり、警察署が縮小になったり、舗装道路が砂利道になったりします。連邦から独立すれば、各州の財政は健全です。


■ ドルのリスクは世界が負っている ■

アメリカは紙切の借用書を世界に輸出して覇権を謳歌して来ました。ドルと米国債です。ドルと米国債のデフォルト・リスクは、その保有者が負っています。ドル建て資産もこれに準じるでしょう。

世界はあまりに多くの「空手形」がバラまかれてしまいましたがから、近々この手形は不渡りになる。それが「グレート・リセット」の始まり。


そんな未来を、アメリカも中国もロシアも共有している・・・。新型コロナの茶番劇から何を妄想するのかは人それぞれですが、私はロマンティックな陰謀を妄想して止みません。



今さら「桜」・・・されどサクラ

2020-11-24 10:58:00 | 時事/金融危機
 
■ 東京地検特捜部が安倍首相の第一秘書を聴取 ■

読売新聞がスクープ報道した、安倍元首相の公設第一秘書を東京地検特捜部が聴取したという報道、NHKが追加報道をしてお墨付きとなりました。

陰謀論的には、「菅 - 二階ライン」が安倍元首相の影響力を排除する為に特捜部を動かしたと見る人が多いと思いますが、人力的には東京地検特捜部はC〇Aの下部組織だと妄想しているので、アメリカ絡みの「恫喝事件」だと疑っています。

■ アメリカの民主党政権に相手にされていなかった安倍元首相 ■

オバマ政権発足当時、安倍首相はオバマ大統領から無視され続けた。日米首脳会談も開催されず、サミットの廊下で立ち話程度しか許されなかった。(イスラエルのネタニヤフ首相も同様の仕打ちを受けていましたが)

安倍政権がオバマ政権に相手にされる様になったのはTPPの協議に積極的になった頃からです。安倍政権は政権発足当時、支持率維持の為にTPP参加に消極的でしたから、アメリカに睨まれていた可能性が有る。アメリカメディアも安倍首相に批判的で、戦前体制復活を願う復古主義者と紹介していました。

第一次安倍政権は「戦後レジュームからの脱却」を標榜して、アメリカと対等の関係を模索しましたが、結局北朝鮮問題でアメリカから梯子を外され政権を放棄します。アメリカは第二次安倍政権でも、政権発足当時、安倍首相をあまり信用していなかった様に思えます。

安倍政権が外交でアメリカとの関係が強い外務省を排除して、官邸主導で外交を行った事も、アメリカとの関係性に影響を与えた可能性が有ります。第二次安倍政権は北方領土返還を目的としてロシアとも関係改善に努めていましたが、これはアメリカの神経を逆なでします。

この様に第二次安倍政権発足当初はアメリカと距離がありましたが、その後、安倍政権は手の平を返した様に対米従属を強めた。その原因は、森友事件や加計事件で、アメリカの「恫喝」だったと私は妄想しています。

トランンプ政権が発足したと同時に、安倍元首相は世界の首脳としてはトップにトランプと会見を行い、トランプの様々な要求に応えました。オバマ政権の二の舞を恐れた安倍政権は、トランプに恭順の意思を最初に示しました。ただ、これもトランプがモリカケ問題などで安倍政権に最初から圧力を掛けていた可能性は高い。「C〇Aが握っている情報をバラサレたく無かったらオレに従え」とトランプならば最初に釘を刺すに違いない。安倍元首相はアメリカで「トランペット(トランプのペット)」と揶揄される程、トランプに擦り寄った。

これが、アメリカの民主党には面白くなかったのでしょう。アメリカで政権移譲の手続きが始められ様とするこのタイミングで、安倍元首相の「桜を見る会」のスキャンダル報道が飛び出して来た。

■ 多分、見せしめに使われるのだろう ■

「何故今頃になって・・・」という疑問に答えられるのは「韓国の歴代大統領経験者者のその後」だけだと思います。皆さん、罪に問われている。これ、韓国が途上国並だという話では無く、日本同様にアメリカの支配下である韓国では、新しい大統領に対する見せしめとして、前職の大統領が訴追されていたと私は妄想します。

今回の件も、「菅首相に対しての脅し」だと私は妄想しています。アメリカの傀儡である清話会(旧福田派)の政治家が特捜部の捜査を受ける事は異例なのですが、昨今の世界はタガが外れてしまっていますから、何が起きても不思議では有りません。

ところで、アメリカは日本に何を要求しているのか・・・。多分、GPIFやゆうちょ銀行のマネーを米市場や米国債から引き揚げるなという脅しでしょう。(根拠は皆無)

・・・いつもながらの妄想に過ぎませんが・・・。

『鬼滅の刃』聖地巡礼・・・雲取山トレラン

2020-11-24 07:04:00 | 自転車/マラソン
 

色々皆さまからコメントを頂いておりましたが、

記事の仕込みに忙しく、返信が出来ませんでした。






■ 『鬼滅の刃』の聖地は雲取山だった ■



大ブームの『鬼滅の刃』

実は炭治郎と禰津子の兄妹の故郷は「雲取山」だった。(公式)

確かに鴨沢登山口の入り口に、見た事のある柄の幟が立っていました。





そんな事とはつゆ知らず、秋から雲取山に通い続けている私。

今回の目的は「極上トレイルで雲取山を目指す」



先日の紅葉登山の帰路で歩いた「石尾根縦走路」、

トレランランナーの間では「極上トレイル」として有名です。

1000mを超える標高で、走り易い尾根筋のトレイルが続いています。

防火帯で尾根筋の木が切られているので、長めも最高。



ただ、奥多摩駅から雲取山頂までは片道21Km、

石尾根縦走路には鷹ノ巣山や七ツ石山など1700mを超えるピークが続き

急登、急降下を繰り返すタフなコース。

往復すると42Km、フルマラソンと同じ距離となります。



日照時間の短いこの時期に山頂を往復できるのは

相当速いランナーだけでしょう。

特に浦安からだと、始発に乗っても奥多摩駅到着が8時半頃になってしまう。



そこで、今回は石尾根縦走路から雲取山頂、そして鴨沢に降りる

30Kmのコースを引いてみました。



はたして、平地ランニングもままならない55歳のオヤジが

無事に走り切る事は出来るのか・・・

動画でお楽しみ下さい。





ちなみに、走ったコースはこんな感じ






トランプを「正義」と信じたがる人々・・・「不信」の時代の新たな戦略

2020-11-18 11:27:00 | 時事/金融危機
 

■ トランプに期待するネトウヨ ■

アメリカの大統領選挙、「バイデン大統領(仮)」と報道されていますが、これを信じないのは陰謀論者とネトウヨ。

陰謀論者は頭のネジが緩んでいるので問題外(私か・・・)ですが、ネトウヨ論客も意外にトランプ信者が多い。ただ、陰謀論者とネトウヨでトランプに期待する事は大きく異なります。

陰謀論者は、「世界は裏の勢力に支配されており、トランプはそれと戦う正義の味方」と妄想しています。

一方、ネトウヨがトランプを支持する理由は「中国に対して強気」だから。これ安倍政権を支持した理由と同じ。要はネトウヨ諸氏の思考の原点は「嫌中、嫌韓、嫌北朝鮮」なんですよね。彼らは「日本よりも中韓が発展する事」が許せない。だから、中国の成長を止められるならば、トランプにだってスガル。彼らは、どんなに言葉を弄しようとも「レイシスト」である事に変わりはありません。

■ 陰謀を利用して資金集めに余念が無いトランプ ■

トランプは「選挙が盗まれた」と主張して、訴訟を多発していますが、根拠を示せない状況では訴訟に勝つ事は出来ません。ペンシルベニアなど僅差の州では、票の数え直しが実施されていますが、これは不正を暴く為というよも、票の数え間違いが選挙結果に影響を与える事を避ける為のもの。この数え直し作業で、トランプの票が大幅に伸び、バイデンの票が大幅に減らない限り、「選挙が盗まれた」と国民を説得するのは難しい。

トランプは選挙用のサイトで訴訟費用のカンパを募っていますが、少額のカンパはトランプ陣営や共和党の懐に入るらしい。ある一定額以上の寄付だけが訴訟費用になる。そうサイトに書いてあるそうです。(確認していませんが)

南部のレッドネックのオッサンが、5ドルをサイトでポチっとなしても、それは誰かのポケットに入ってしまう・・・。

敗北宣言を暫く先延ばしにして、選挙資金を回収している・・・そう考える事も可能です。これはバイデン陣営も同じかも知れません。

■ 盲目的に「正義」を求める人達 ■

トランプはトリックスターです。アメリカではオバマが大統領になった時に、彼こそ「正義」を実行してくれると期待が高まった。

「正しい事を言い、正しい行いをする」=「正義」だと信じた。

ところがオバマは「言葉だけ」の人で何らアメリカ社会は変わらなかった。いや、むしろ貧富の差はリーマンショック以降拡大した。

そこに登場したのがトランプで、彼は「既存の正義」を踏みつける事で「新な正義」の希望を人々に抱かせた。トランプは「巨悪と戦う」という陰謀論のステロタイプを利用して、ネットで陰謀論に親しんでいる、頭のネジの緩い人達を魅了してしまった。

オバマとトランプは180度キャラクターが異なりますが、二人を支持したアメリカ国民が求めたものは同じ「正義」なのです。

■ 最初からトランプの背後でキッシンジャーが見え隠れしていたよね ■

「トランプはアメリカの奥の院(ディープステイト)と戦っている」と多くの陰謀論者やネトウヨが妄信していますが、それでは、政権発足直前にトランプの背後でキッシンジャーがウロチョロしていたのは何か・・・。

キッシンジャーこそ陰謀論者が嫌う「奥の院」の頭脳的な人物なのに、陰謀論者の多くが何故かそこを無視しています。まあ、ロックフェラーの衰退を止める為にキッシンジャーがトランプに乗ったとも考えられますが・・・。


■ イスラエルと蜜月のトランプ ■

トランプはユダヤ教徒が被る黒い帽子を被り、嘆きの壁に訪問するなど、イスラエルとの関係は浅からぬ物があります。

陰謀論者の多くは、多くの陰謀の背後にイスラエルやユダヤ教徒が居ると妄想していますが、それらと良好な関係を結ぶトランプは「自分達の味方」だと信じて疑いません。彼らの中で、この問題がどう処理されているのか、私には不思議で仕方ありません。

■ トランプもバイデンもどっちもどっち ■

私にとってはトランプもバイデンも、目くそ鼻くそ、どっちもどっとの存在です。役者としての大統領の演じ方が違うだけ。両方とも等しく老人。

確かに政権交代で「利権」は大きく変わるので、影響を受ける人達は選挙に必死になりますが、もっと上のレベルでは、大きな軌道修正は無いハズです。ただ、政権交代が起きる方が、民主主義にリアリティーを付け加える事が出来ます。これは「民主主義の幻想」を保つ為に重要な事です。

■ 先ずは「民主主義」や「正義」から疑おうよ ■

大統領選という民主主義の根幹を成す行事に、アメリカでは「疑い」を持つ国民が増えていますが、彼らは民主主義自体を疑う事はしません。民主主義は「絶対正義」として彼らの中で揺らぐ事は無い。

しかし、対立する陣営が裏で手を結んでいたら、例えばアメリカの共和党と民主党が裏ではズブズブの関係だったら、民主主義は成立するのでようか?

日本でも55年体制は自民党と社会党のコラボレーションでした。社会党は自民党に敵対する様に見えながら、国民のガス抜きの役割を果たしていたというのは今では常識です。二大政党制のアメリカでは、もっと簡単にこの様なコラボレーションが実現します。(実際に外交評議会は共和党、民主党の議員の両方が参加し、アメリカ外交の骨子を決めています。)

「民主主義」や「正義」に人々は信頼を置いていますが、人々を支配しようとすれば、これらを利用するのが一番です。


■ 先ずは「疑う」事から始めよう ■

「新型コロナ」に限らず、新聞の一面に本当の事は貝てありません。人々に信じ込ませたい事が書いてあるだけ。

ネット情報も同じ様な仕掛けが有るハズです。陰謀論などはその最たるもの。ネットを鵜呑みにする人達は、「新聞には書かれていない事を知る事で優越感を得ます」。だから、彼らの信じたい情報を与えてあげれば、その真偽によらず、彼らはその情報を信じてしまう。

だから、正しいスタンスは「全てを疑う」という「ニヒリズム」です。

但し、「ニヒリズムと自分の距離」を常に自覚していないと、「どうせ選挙に行っても何も変わらない」「世界の経営者には逆らえない」という無力感に囚われる危険性が高い。

だから私は「熱いニヒリズム」、「行動するニヒリズム」を目指します。「期待しない事でニュートラルを保ちながらも、もう少し良くならないものか」と常に考える様に心掛けています。


「トランプは正義か」という問いに私は答えを保留します。だって「正義」という概念が胡散臭いから・・・。私的には「トランプは面白い」というスタンスで充分だと考えています。