あまりにアホ過ぎてわざわざここに書くまでもない、と思った。予定通りにアホでずっと2時間笑いながら見た。それってなかなか大変なことだろう。どんなバカでもだんだん飽きてくる。なのにこの単純バカは飽きることがない。お菓子食べながら何ひとつ頭を使うことなく、アハハ、と笑い、呆れてみる。それだけの映画を作ることが出来るのが三池崇史という人だ。
この上なくバカバカで、見ていてあいた口が塞がらない。茫然自 . . . 本文を読む
『ラストコンサート』という、どうってことない誰もがもう忘れてしまったイタリア映画がある。一種の難病もので、笑顔が素敵な少女が白血病で死んでいく映画だ。当時ヘラルドの宣伝が上手くかなりのヒットを飛ばした。どうってことのない映画だけど、この映画は実はとてもよく出来ている。
まだ高校生だった僕は大毎地下でこれを見た。こんな甘い映画なのに、案の定泣いてしまった。だいたい僕映画を見てよく泣く。情けない . . . 本文を読む
久しぶりに劇団天悟を見ることになった。今回のフライヤーは、いつものタッチとは趣を変えて、なんだか少し可愛らしい。「隅田川、ほとり。僕は毎日に夢中だった。」という左端に書かれたコピーにも心惹かれた。川べりの町並みを捉えた可愛らしいイラストがいい。今までと少し違う芝居を見せてくれるかも、なんて思い、劇場に足を運ぶ。
派手な立ち回りではなく、江戸の庶民の哀歓が愛しく感じられるように描いてあればいい . . . 本文を読む
別にどうってことない映画なのだが、ちょっと疲れた体には、こういう心優しいラブ・ストーリーは胸に沁みる。
一人で突っ張って生きてるけど、なんだか少し寂しい。別に誰かに助けてもらいたいわけではない。立派に一人で生きていける。今までだってそうして生きてきた。これからだって大丈夫だ。だけど、近くに居てさりげなく支えてくれる。そんな人がいる。そして、その人が信じられると思ったとき、一緒に生きたっていい . . . 本文を読む