「この物語の感動は、まさしく宮崎映画の実写版を見ているようだ。」って一体誰が言ったんだい?宮崎映画の実写なんか誰も見たくはないと僕は思うね。あれはアニメだから、感動できるのだ。例えば『もののけ姫』の実写なんて誰が見たいと思う?まぁ、今回の作品は『天空の城 ラピュタ』あたりをイメージしたのだろうが、これはただの単純ファンタジーと考えたほうがいい。
『もののけ姫』の英語版台本を書いたらしいニール . . . 本文を読む
渡辺謙の『明日の記憶』と並べたくなるような役所広司の『象の背中』である。同じ世代の働き盛りの中年男が、ある日、病気の宣告を受け、妻に支えられて、最期の一時を生きる。彼らと同世代だから、というわけだけではないが、なんだか他人事とは思えない。まぁ、僕はエリート・サラリーマンではないし、彼ら見たくかっこよくないから感情移入とまでは行かないし、もし、自分が癌とか若年性アルツハイマーになったりしたなら、彼 . . . 本文を読む