7つのお話は、それぞれ彼女たちの抱える痛みとともに、読み手であるこの僕の胸にしっかり届いてくる。女の子たちの特別な時間。ここで暮らす高校生活の中で、彼女たちが感じたこと、見たこと、思ったこと。地方都市の女子高を舞台にした短編連作。
豊島ミホの代表作『檸檬のころ』と同じようなスタイルの作品。今回も彼女のよさは十二分に出ている。どちらも切なくて素敵な小説だが、どうしても二番煎じという印象は否めな . . . 本文を読む
今年も早速『ダンスの時間』がスタートした。毎回素敵なチョイスで楽しませてくれるこの企画だが、今回にはいつも以上に唖然とさせられた。見終えて思わず「これって一応、ダンスですよね」なんてプロデューサーの上念さんに聞いてしまったくらいだ。
ほんとに「なんでもあり」だと思う。しかし、その「なんでもあり」があくまでも、まずこれは身体表現であり、それがこんなにも自由度の高いものとして示されているという事 . . . 本文を読む