3時間に及ぶ超大作。ブレヒトの戯曲を劇団往来がいかに消化していくのか。楽しみだった。仕上がった作品は「さすがベテラン劇団!」と唸らされるくらいに手馴れたものになっていて感心させられた。軽妙なタッチで「善とは何か」を問いかけてくる。正しい行為が人を救うとは限らない。人は他人の善意につけ込んで甘い汁を吸う。結局、人のよい人間は騙されて、利用されて、酷い目にあうこととなる。
善人であろうとしたシェ . . . 本文を読む
新アトリエ(船場ユシェット座)を使った実験公演。(チラシには試演会とある)4月に杮落としをしてさっそく今回の公演を打つというフットワークの軽さが素晴らしい。この作品はこれからのNGRの新しい可能性を端的に示す小佳作である。
空間の使い方が前回よりも数段いい。新戦力を試すための公演のようだが、まず、50分ほどの中篇というなかなかふつうなら難しい尺数のものを提示できたのがいい。これ . . . 本文を読む
なんと19年の歳月を経てインディージョーンズの最新作の登場である。今から27年も前、第1作をこのナンバTOHOシネマズの前身である南街劇場で見た。あの時も公開に初日、朝早くから並んで見たことを覚えている。
今日公開初日に駆けつけたのは偶然だし、ナンバTOHOで見たのもたまたまだが、なんだか、運命的なものを感じてしまった。まだ、学生の頃、映画が大好きでスピルバーグの新作に心ときめかせていた頃が . . . 本文を読む