今回ウイングカップ参加作品ということで、この集団の作品を初めて見る機会が持てた。前々からちょっと気になる劇団で、塚本さんからもおもしろいと噂を聞いていただけに興味深々で劇場に足を運んだ。もちろん期待通りの作品だった。
これは第2回となったウイングカップのオープニングプログラムでもある。12月まで全7劇団の7作品がエントリーされている。今年は、10作品で競われた昨年以上に面白い作品が期待できる . . . 本文を読む
村上春樹の短編集からタイトルロールがアメリカ映画として作られた。基本的に自作の映画化に許可を与えないはずの村上春樹だが、『ノルウエイの森』といい今回といい外国人監督には大らかなのか。まぁ、そんなことはどうでもいい。村上春樹の映画化というだけで、この映画を見た。見たいと思った。阪神大震災を背景にしたこの短編連作をどう扱うのかも気になった。
原作のイメージをきちんと作品化しようと努力している。映 . . . 本文を読む
新町遊郭を舞台にして、時代の移り変わりの中で新しい一歩を踏み出そうとする人々を描く群像劇。こういうパターンのお話が真紅組は大好きだ。最近はいつ見てもこの同じパターンなので、正直言うと少し食傷気味ではあるが、それでも上手いから安心して楽しめる。華やかで楽しい2時間をきちんと見せてくれる。
ただ今回の阿部遼子さんの台本には全く驚きがない。ここまでルーティーンワークにならなくてもいいのではないか。 . . . 本文を読む