今回ウイングカップ参加作品ということで、この集団の作品を初めて見る機会が持てた。前々からちょっと気になる劇団で、塚本さんからもおもしろいと噂を聞いていただけに興味深々で劇場に足を運んだ。もちろん期待通りの作品だった。
これは第2回となったウイングカップのオープニングプログラムでもある。12月まで全7劇団の7作品がエントリーされている。今年は、10作品で競われた昨年以上に面白い作品が期待できる。まずは幸先のいいスタートとなった。この後も期待の新鋭が目白押しである。ぜひ、たくさんの人がこのイベントに参加されることを期待する。最近こういう若手支援企画が少なくなった。そんな中ウイングは精力的に取り組む。芝居がつまらなくなったのは、誰もまだ知らない凄い才能を発掘できないからだ。優れた才能を埋もれさせるのは惜しい。保守的になるのではなく、誰かが積極的に支持すべきだ。そういう意味でウイングのこの企画は貴重ではないか、と思う。
初めて接した彼らのコントだが、とてもスマートでおもしろい。内容は事前にチラシで、全エピソードが告知されている! 全体の構成、それがまた実によく出来てある。個々の作品は、上手いし、スタイリッシュで、おしゃれ。全体が75分という上演時間もいい。テンポよく切り上げ、無駄がないすっきりした作りとなっている。いたずらにだらだらしないのがいい。
アイデアも豊富で、それをきちんと作り込み、無理なく見せる。最初の思いつきを形にしていく過程で、それを大事に育てようとする姿勢が結果的に作品のレベルを上げることにつながる。そんな当たり前のことがしっかり出来ているのがいい。見せ方は大事だ。いくらいい思いつきであっても、それが身内受けにしかならないのなら、意味はない。観客にしっかりと伝わって初めて意味を持つ。コントだからこそ、簡単に作られるのではなくちゃんと練られてあるべきなのだ。そのへん、実にしっかりしている。
下ネタ大好きというのもいい。それが、いやらしさにはつながらず、彼らの子供っぽさへとつながるのだ。いい歳した大人がうんこ、ちんこで大騒ぎ出来るのもいい。『ウディ・アレンのSEXのすべて』のパクリも楽しい。余裕のある遊び心が、無邪気な少年っぽさと、大人のおもてなしのもとに展開される。
これは第2回となったウイングカップのオープニングプログラムでもある。12月まで全7劇団の7作品がエントリーされている。今年は、10作品で競われた昨年以上に面白い作品が期待できる。まずは幸先のいいスタートとなった。この後も期待の新鋭が目白押しである。ぜひ、たくさんの人がこのイベントに参加されることを期待する。最近こういう若手支援企画が少なくなった。そんな中ウイングは精力的に取り組む。芝居がつまらなくなったのは、誰もまだ知らない凄い才能を発掘できないからだ。優れた才能を埋もれさせるのは惜しい。保守的になるのではなく、誰かが積極的に支持すべきだ。そういう意味でウイングのこの企画は貴重ではないか、と思う。
初めて接した彼らのコントだが、とてもスマートでおもしろい。内容は事前にチラシで、全エピソードが告知されている! 全体の構成、それがまた実によく出来てある。個々の作品は、上手いし、スタイリッシュで、おしゃれ。全体が75分という上演時間もいい。テンポよく切り上げ、無駄がないすっきりした作りとなっている。いたずらにだらだらしないのがいい。
アイデアも豊富で、それをきちんと作り込み、無理なく見せる。最初の思いつきを形にしていく過程で、それを大事に育てようとする姿勢が結果的に作品のレベルを上げることにつながる。そんな当たり前のことがしっかり出来ているのがいい。見せ方は大事だ。いくらいい思いつきであっても、それが身内受けにしかならないのなら、意味はない。観客にしっかりと伝わって初めて意味を持つ。コントだからこそ、簡単に作られるのではなくちゃんと練られてあるべきなのだ。そのへん、実にしっかりしている。
下ネタ大好きというのもいい。それが、いやらしさにはつながらず、彼らの子供っぽさへとつながるのだ。いい歳した大人がうんこ、ちんこで大騒ぎ出来るのもいい。『ウディ・アレンのSEXのすべて』のパクリも楽しい。余裕のある遊び心が、無邪気な少年っぽさと、大人のおもてなしのもとに展開される。