笠井さんが同時代の海外戯曲シリーズの第1作としてデーア・ローアのこの戯曲を取り上げる。(もちろん僕は読んでないからどんな本なのかまるで知らない)台本自体のスタイルなのだそうだが、語り手は「私」ではなく、「私たち」である。「集団と個人の境を行き来する」しかも、「詩的な韻文」や「内省的なモノローグ」が突然挿入されたりもする。(当日パンフの翻訳者である新野守広さんの文章による)このスタイルは観客を戸惑 . . . 本文を読む
ここまで凄まじい内容だとは思いもしなかった。全体の作り方がちょっとゆるくて、リアルというよりもファンタジーに近い感じの作りとなってはいるが、内容の重苦しさゆえ、このくらいにしなくては、とても正視できない。変態的誘拐犯による虐待によって心が壊れてしまった少年少女が、事件から10年後の今をどう生きるのかを描く青春映画。原作は漫画ではなく小説でライトノベルというらしい。なんと100万部を超えるベストセ . . . 本文を読む