20年先を想像する。今回の青い鳥は、80代の姉妹のお話だ。85歳の姉と80歳の妹。たったふたりになってしまった。身寄りはないのか。そのへんはよくはわからないけど、2人は仲よく施設に入っている。きょうは(というか、「きょうも、」というか)ちょっとお出かけ。
青い鳥は昔から老人を描くのが大好きだったけど、自分たちが60代に突入して改めて身近な問題として「お年寄り」がテーマとして再浮上。でも、そこ . . . 本文を読む
『アドリブ・ナイト』『素晴らしい一日』のイ・ユンギ監督作品。原作は井上荒野の短編小説。登場人物は、ほぼ2人のみ。舞台は、ほぼ家の中のみ。時間は、ほぼ1日のみ。限定だらけのドラマだ。そういう枷がこの映画の条件である。この条件の中でこのドラマをどう見せるのかが、監督の腕の見せ所。しかも、気持は、ほぼ、語らない。お互いに本音は言わない。彼女が去っていく日。その日は、ずっと雨が降っている。2シーンだが晴 . . . 本文を読む