ようやく2014年がスタートした。最初の一冊は沢木さんの新刊だ。藤圭子が引退する直前をドキュメントしたインタビューである。なぜ、今頃そんな本が出版されるのか。普通ならいぶかしがられるところだが、沢木さんだから、まるで不思議には思わない。さらには、彼女の自殺の後、出版されるため、際物本だと、誤解する人もいるだろうが、沢木さんだから、そんなはずもない、と誰もが知っている。沢木さんのこだわりは彼の本を . . . 本文を読む
フランスのコメディとした宣伝されるが、この素敵な映画をただのコメディタッチの恋愛映画だなんて思わないほうがいい。まぁ、フランス映画らしいエスプリの効いた作品ではあるけど、このささやかなお話が、とても心に沁みてきた。とてもいい映画だ。映画を見ながら、こんなふうに生きたいと、思う。当たり前なんてものはない。既成の価値観に躍らされて、本当のものを見ないような生き方だけはしたくない。
1962年、パ . . . 本文を読む
このくだらないイタリア映画を見てしまった僕を恨む。この題材でイタリア映画というところが十分やばいはずだが、あまり気にせず借りてしまった。そして、こういう「へぼい」映画を見てしまった。もしかしたら、なんて期待した自分が馬鹿だった。
ナチスが月から攻めてくる『アイアン・スカイ』に並ぶバカ映画。大体まるで話にひねりがないのが凄い。しかも笑えない。シリアスタッチの作品なのだ。でも、ありえないよ、この . . . 本文を読む