久しぶりに万歳の芝居を見た。なんだか懐かしいし、ほっとする。昔は万歳や新感線の芝居は欠かさず見ていたけど、そのうち新しい芝居を見ることの方が優先して、しかも、彼らはどんどん有名になってしまい、特に新感線なんかチケットが手に入らないらしい、から無理して見ない。(それにああいう大劇場での芝居は苦手だ。)でも、南河内万歳一座は変わらない。いい意味で変わらないのがいい。20年経とうが、30年が過ぎようと . . . 本文を読む
ゴードン・チャン監督の渾身の力作。先にツイ・ハークの同じような歴史アクション大作『ライズ・オブ・ザ・シードラゴン』を見て、がっかりしているから、もうこの手に映画はしばらく見ないつもりだった。だが、『ライズ・オブ・ザ・シードラゴン』のメイキングを見て、あれが、中国映画史上空前絶後の大作であり、本国で大ヒットしたことや、その苦心の跡や、困難な映画を必死になって、楽しみながら作る喜びを感じ、なんだかそ . . . 本文を読む
河瀬直美監督作品だが、こんなにもメジャーな作品は初めてではないか。ストーリーだけでなく、キャスティングも含めて、一見ふつうの商業映画のようなラッピングがなされている。だが、見たらわかる。いつもと同じようにここには一切妥協はない。
こんなふうに厳しい映画を作り上げる彼女の意志の固さが好きだ。一切妥協なんかするわけもない。内容的には、お涙頂戴にも出来る作品だ。興行を考えると、もう少し甘い映画が望ま . . . 本文を読む
こんなにもバカな映画はない。最初にタイトルを聞いた時から冗談にもほどがある、と思ったけど、冗談ではなく、本当にやるのだ、と知り、恐怖した。ありえません。こんな企画で映画が作られていいわけがない。ふざけるのもいいかげんにしなさい、という気分だった。赤塚不二夫が草葉の陰で怒ってるぞ、なんて。
もちろん、冗談です。でも、これにはあきれるくらいに、コーフンした。だって、あの『秘密結社 鷹の爪』のFROG . . . 本文を読む