『スパニッシュ・アパートメント』『ロシアン・ドールズ』に続くセドリック・クラピッシュ監督によるシリーズ第3弾。それにしてもこのタイトルがおもしろい。なんで巴里夫=パリジャンなんていうのをタイトルにしたのか。
2人の子供に恵まれ、小説家としても活躍する40歳の主人公グザヴィエが、妻に別居され、なぜか彼女を追うようにしてニューヨークに行くことになる。彼女はアメリカ人の恋人がいるからだけど、彼は子供に . . . 本文を読む
劇団大阪のシニア演劇大学の卒業生が新たに立ち上げたプロジェクトの第1弾。「朗読詩劇」というのがいい。『広島第二県女二年西組』という素材もいい。今自分たちが出来ること。無理しない。でも、妥協しない。やりたいことをしないで、なんの意味があるのか。そういう姿勢がすばらしい。
シニア世代が演劇に挑むという、その最初の一歩からして素敵なのだ。さらには、彼らはそれを持続しようとする。芝居の魅力に嵌ってしまい . . . 本文を読む
こういうシンプルな作品が、なぜかとても心地よい。2人の作家が、リレー方式で、メイルのやり取りをする、というスタイルがいい。手紙ではなく、メイルというのが、今風、というか、実に安易。表面的には。でも、そんな簡単なところが、ここでは上手く機能する。今の気分を代弁する作品になる。もともとこれは「TOKYO FM」でオンエアされたラジオドラマだったらしい。それを再編集して読み物にした。
昔、同じようなラ . . . 本文を読む