いちびり一家の「いちみり☆しあたぁ」。今回で5回目になるらしい。「大きくもなく、小さくもない、劇団いちびり一家の中くらいな公演」というキャッチフレーズがいい。彼ららしい。ムリしないし、手を抜かない。(そんなの当たり前!) 真面目な彼らは番外公演とか、実験公演とか、そういうネーミングはしない。(勘違いしないで欲しいけど、番外、とか実験とかいうのが不真面目だ、と言ってるわけではない)本 . . . 本文を読む
久々に椎名さんの小説を読んだ。エッセイは今でもたまに読んでいたけど、小説は何年振りだろうか。昔、彼が『アドバード』や『水域』を書いた頃は、熱狂的なシーナ狂だったから、怒濤のように刊行されるすべての本を欠かさず読んだけど、最近はさすがにそれはない。気が付いたら読む、という程度だ。だから、これもたまたまだし、ちょっとした奇跡だ。
この彼の超SFも、なんだか . . . 本文を読む
初めての作家を読むのは楽しみでもあり、不安でもある。こういうタイプの作品は特に。ホラータッチの中間小説なら、もう途中で辞めるけど、作者は『ホーンテッド・キャンパス』というシリーズ(どんな作品か、もちろん知らないけど、タイトルからは想像が出来る)を書いた人で、というのを、巻末の紹介で見て、あまり期待はしなかったけど。
つまらなくはなかった。惜しい。題材的 . . . 本文を読む
「スクエア20周年プレミアム企画」と銘打たれたこの特別公演は、なんとスクエアの休団公演だった。20年間続けてきて、少し疲れたのかもしれない。しばらく休んで、充電するのだろう。周年記念の公演が、別の意味での特別なものになってしまったことに驚く。
芝居自体も、いつものスクエアほどは、弾けない。なんだか、少しテンションが低い気がしていた。それだけに、終演後の挨拶で上田さ . . . 本文を読む