女性だけの公演である「猫組」に続いて、男性ばかり5人で演じる「鼠組」も見た。同じ作品を同じ演出で見せるのだが、微妙に違うものになる。その差が面白い。
向こうが女性7人に対してこちらは5人である。そのぶん各役者への負担は大きくなる。そのとばっちりを一番に食らったのが、澤田誠だ。なんと彼はお岩をはじめ9役も演じることになった。終演後、ロビーで澤田さんに会っ . . . 本文を読む
スティーブン・スピルバーグが久々にファンタジーの世界に戻ってきた。しかも、原作はロアルド・ダールの児童文学だ。さらには今回初めてディズニーとタッグを組む。内容は単純で、これはおとぎ話や童話だ、と言っても問題ない。純粋に子供たちのための映画である。素直すぎるほどに素直な映画児童映画。
『E・T』から30数年。最近はSFすらやらず、シリアスな映画ばかりを作ってきたけど、彼の原点は子供 . . . 本文を読む
先週のレトルト内閣『革命少年』に続いて、なんと2週連続で三名刺繍さんの新作を見る。銀幕遊学レプリカントの佐藤香聲さんの演出だ。このなんともいいようのない「土曜サスペンス劇場」のようなタイトルとチラシ。もちろんそれはあきらか確信犯だ。故意に軽いタッチで作られてある。
神戸港のナイトクルーズで出逢った謎の美女。別れ際、彼女が残した言葉。もう一度彼女に逢いたいという想いに導かれ、訪れた . . . 本文を読む