疲れているから、こういう何も考えなくていいアクション映画を見たい気分だった。期待以上に楽しめる映画で見てよかった。疲れを癒すため、しばらくの時間何も考えなくていいのがうれしい。『エンド・オブ・ホワイトハウス』『エンド・オブ・キングダム』に続き、ジェラルド・バトラーがアメリカ大統領専属シークレットサービスのマイク・バニングを演じる人気アクションシリーズ第3弾、である。大統領はもちろん今回もちゃんとモ . . . 本文を読む
久々に心震える映画と出会えた。何の期待もせずに見た映画なのに、しかも、最初はこれはなんなんだ、と思いながら見たのに、その世界観に嵌まってしまい、ありえないような展開にあれよあれよと思う間に、どっぷりとこの映画に浸っている。ある夫婦のお話からスタートして、とんでもない不幸が彼を襲い、それに耐えられなくて、自殺する、なんていう暗いお話(もうありえない!)が始まるのだ。そこで、まず、おし . . . 本文を読む
久しぶりでこの小説を読んだ。ふだんは新刊ばかりを読んでいるけど、たまに少し古い本も読んで見たい。前向きになれないときは,特に。「小さな、小さな、幸せ」と題されたこの短編連作を読んでいると、なんだか、自分までそんな気分にさせられる。これは心のオアシスのような作品なのだ。しばらくここでまどろんでいたい。
東京郊外の大きなショッピングセンター、タイニー・タイニー・ハッピ . . . 本文を読む
今回で4作目となる。精力的に活動を続ける神原さんのシリーズものである。4年前の第一作は見たけど、それ以来となる。でも、なんだかずっと見ている気分だ。安心して見ていられるのは、4人の作家の競演である前に、まずこれが神原さんの世界だ、という前提があるからだ。圧倒的な求心力を持つ彼女の世界観が仲間である作家たち、役者たちに伝播して、何をやっても神原カラーに染まるという不思議な連帯感を持つ . . . 本文を読む
金沢からやってきた劇団で、今回初めて見る。どんな世界を見せてくれるのかとても楽しみだった。普通の会話劇ではない。まるで一篇の美しい詩を見ているような作品だった。象徴的なパフォーマンスを、「これは何を意味するのか」と緊張しながら、目撃する。
こういうパフォーマンスで大事なのはストーリーではない。そんなことは重々わかっているのだけど、演劇としてこれを提示す . . . 本文を読む
とても丁寧に作られてある。テキストを大事にして忠実に作品世界を立ち上げた。大竹野戯曲は役者に当て書きしたものが多いし、稽古をしながら、書き足していくというパターンも多いので、演出は難しいはず。完成された台本というわけではない。でも、その未完成なところが魅力でもある。そんな彼の台本を高橋恵はテキスト重視で忠実に再現する。
まず、『愛の棲家』だが、45分の中編としてテ . . . 本文を読む