へんな小説。何がしたいのやら、よくわかりません。でも読んでいてワクワク、ドキドキする。こんなのありなの、とも思う。「あり」だから「ある」のだなとは思うけど。いずれもオッパイの話で4篇。だからタイトルはそういうこと。しかも、それはここにあるはずなのに、彼女たちにはない。
最初は小さな胸に悩む女の子の話。(いやもう30歳だけど。)今無職。仕事を探すわけではない。そんなことより今は、AカップなのにFカ . . . 本文を読む
イスラエル映画なんて珍しい。なかなか日本では公開されないからだ。珍しいからというわけではないけど、ついつい珍しいなと思い、これは特別な作品だから公開するのだろう、きっとかなり凄い映画だと勝手に過大な期待を抱いて見てしまった。だからかもしれないけど、思った以上に普通の映画でがっかりした。映画comの解説には「イスラエル・アカデミー賞で8部門にノミネートされ、父親役のドブ・グリックマンが助演男優賞を受 . . . 本文を読む
坂井さんの新作だから、必ず読む。毎回楽しみにしている。今回は専業主夫の話。社労士でバリバリ働く妻を支えるため仕事を辞めて主夫になった夫と妻のお話という設定自体は珍しくはない。展開もありきたり。だけど、見事にそんなお話なのにその中に引き込まれていく。相変わらず上手い。当然のように夫婦の破局と再生というお決まりの流れに身を任せていくのだが、それが嘘くさくなることなく気持ちよく読むことができる。上手いと . . . 本文を読む
映画評論家の切通理作の監督作品。キネマ旬報にピンク映画時評を長期連載している。僕はピンクは見ないけど、この連載はたまに読んでいるので、なんとなく気になり見ることにした。映画評論家の映画って自分で自分のハードルをあげてしまいそうで残念な映画が多い(というか、映画評論家監督なんてそんなにいない)けど、この作品も少しがっかり映画だった。
昔はピンク映画もそこそこ見ていた。友だちがその手の映画館で働いて . . . 本文を読む