石井裕也監督が宮沢りえを主演に迎え、実際に起きた障がい者殺傷事件をモチーフにして作った映画だ。当然だが、重くて暗い。それにしてもこんなにも重いなんて、想像した以上で驚き。だけど、これは必見の映画だ。石井監督が全力で挑んだ。批判も覚悟の上で、障がいと向き合う。主人公は書けなくなった小説家。震災を描く作品で注目されたが、スランプに陥って、もう作家を続けることは出来ない。自分が書くものはただのきれいごと . . . 本文を読む
今月の児童書は4冊。まず、吉野万理子が純頃・絵)の『マジカルカレンダー2』。シリーズの第二作で今回は150年前の日本へ。蒸気機関車で横浜に行く旅。これはおばあちゃんと僕がタイムトラベルして過去のいろんなところに行くという話。たわいないけど、吉野さんだから、ついつい借りてきて読んでしまった。
続いて山本悦子(平澤朋子、絵)『いつかの約束1945』。9歳の女の子が90歳の老婆になって . . . 本文を読む