無理無理時間を作って大阪アジアン映画祭短編プログラムEを見た。ここしか時間はない。しかもこれを見ると『日本万国博』の冒頭30分が見れなくなる。だけどあれは2時間53分もあるし、たぶん以前見ているからこちらを優先した。移動は2分。国立国際美術館の隣に中之島美術館があるから、ね。3本の短編には期待した。だけどいずれも残念な仕上がりである。短編はなかなか難しいなぁ、と改めて思った。3本の中でなら一番短い . . . 本文を読む
1970年の作品である。山田洋次は『男はつらいよ』をヒットさせてそのご褒美に自分が本当に「今」作りたい映画を作った。そしてこの後、『故郷』『同胞』と続く3部作が作られた。あれが映画作家山田洋次のキャリアにおけるクライマックスだった。僕が劇場でリアルタイムに見たのは『同胞』だけだけど、そこには間に合った。今更ながらよかったなと思う。あの時代の目撃者になれた。こんな映画をよくあの時代に作ったものだ。感 . . . 本文を読む
今回の中之島映像劇場は大阪万博。もちろん2025ではない。あの輝かしい1970である。あの時僕は小学4年生で、あの場所で「未来」の美しさと「世界」の広さを体感した。千里丘は夢のような場所だった。あれから55年。この春から始まるらしい大阪万博には行かない。たぶん、いや絶対僕は夢の残骸である夢洲には行かないだろう。ディストピアを見たくはない。1970。もちろんあの頃、あの場所には未来だけがあったわけで . . . 本文を読む