今回のハレンチキャラメルは、なんと「バテレンもの」だ。でも、芝居の骨格も話の展開もいつもと同じ。神原芝居の王道を行くもので、なんら問題はない。というか、何をやっても問題なんかない。安心して見ていられる。これはマンネリではない。偉大なるワンパターンなのだ。
いろんなことを、ちゃんとわかっていて、やっている。こういう芝居を楽しんでいる。作り手も観客も、である。大衆演劇のテイストだが、これこそ神原ワールドなのだ。大団円に向けて芝居は、どんどん加速していく。ラストシーンで海に出る海賊たちの姿をちゃんと見せる。舞台に大きな帆をはり、それが風になびく。その前でポーズをとる。キャスト陣のそんな気取った決め姿が、なかなかカッコいい。こういう作品はこれでなくてはならない。
ちまちました芝居ではなく、豪快な芝居を神原さんは観客に提示したいのだ。ストーリーなんて、あってないようなものだ。でも、この究極のワンパターンを彼女はいつも苦しみながら書いている。どれ一つとして、同じものはない。登場人物だって、そうだ。同じようなキャラクターなのに、それぞれキチンと色分けされてある。チャンバラ・シーンもお約束だが、絶対に手を抜かない。だから、見ていて気持ちがいい。
100分間のエンタテインメント。上演時間も長すぎず、短すぎず、ちょうどいい。(実は今回、ちょっと事情があって遅刻した。だから、途中から見たのだが、もちろん大丈夫。ちゃんと話についていけた。)
いろんなことを、ちゃんとわかっていて、やっている。こういう芝居を楽しんでいる。作り手も観客も、である。大衆演劇のテイストだが、これこそ神原ワールドなのだ。大団円に向けて芝居は、どんどん加速していく。ラストシーンで海に出る海賊たちの姿をちゃんと見せる。舞台に大きな帆をはり、それが風になびく。その前でポーズをとる。キャスト陣のそんな気取った決め姿が、なかなかカッコいい。こういう作品はこれでなくてはならない。
ちまちました芝居ではなく、豪快な芝居を神原さんは観客に提示したいのだ。ストーリーなんて、あってないようなものだ。でも、この究極のワンパターンを彼女はいつも苦しみながら書いている。どれ一つとして、同じものはない。登場人物だって、そうだ。同じようなキャラクターなのに、それぞれキチンと色分けされてある。チャンバラ・シーンもお約束だが、絶対に手を抜かない。だから、見ていて気持ちがいい。
100分間のエンタテインメント。上演時間も長すぎず、短すぎず、ちょうどいい。(実は今回、ちょっと事情があって遅刻した。だから、途中から見たのだが、もちろん大丈夫。ちゃんと話についていけた。)