森見登美彦が新境地を開いた作品らしい。(帯に書いてあった)でも、初めて彼の小説を読んでつまらない、と思った。森見から京都を取ってしまったら、何も残らなかった、という作品。あんまりだ。
子どもを主人公にしたのだが、そこもつまらない。だから、児童文学テイストの作品なのだが、まるで、こいつ(森見です)は子どもがわかっていない。主人公にここまで魅力がないようでは、お話は持たない。少年のお姉さんへの淡い思いも、ニュアンスを描けないから、まるで嘘くさい。下手すぎてやってられない。
SF仕立てのストーリーも説得力なし。嘘くさい話に適当なリアリティーを与えて無理から展開させるのが普段の彼のやり方だが、ファンタジーの世界が作りきれてないから、説得力ない。魔物が棲む京都を舞台にしなくては小説にならないということを証明してしまったようだ。
大体、お話のために架空の街を作っても、そこにまるでリアルを作れないようではただの書き割りでしかない。郊外の新興住宅地、だなんていうありきたりな設定しかしないようでは手抜きだ。ある日ペンギンが街に大挙してやってくる、という意外な設定にしても、だからどうした、と突っ込みを入れたら、それでおしまい。お話にまるで発展性がない。だらだらした話で、350ページもあるのだが、なんとも物足りない。
子どもたちの夏の冒険譚として、せめてドキドキハラハラくらいはさせて欲しかった。児童文学の傑作を読んで、もっとちゃんと勉強しましょう。
子どもを主人公にしたのだが、そこもつまらない。だから、児童文学テイストの作品なのだが、まるで、こいつ(森見です)は子どもがわかっていない。主人公にここまで魅力がないようでは、お話は持たない。少年のお姉さんへの淡い思いも、ニュアンスを描けないから、まるで嘘くさい。下手すぎてやってられない。
SF仕立てのストーリーも説得力なし。嘘くさい話に適当なリアリティーを与えて無理から展開させるのが普段の彼のやり方だが、ファンタジーの世界が作りきれてないから、説得力ない。魔物が棲む京都を舞台にしなくては小説にならないということを証明してしまったようだ。
大体、お話のために架空の街を作っても、そこにまるでリアルを作れないようではただの書き割りでしかない。郊外の新興住宅地、だなんていうありきたりな設定しかしないようでは手抜きだ。ある日ペンギンが街に大挙してやってくる、という意外な設定にしても、だからどうした、と突っ込みを入れたら、それでおしまい。お話にまるで発展性がない。だらだらした話で、350ページもあるのだが、なんとも物足りない。
子どもたちの夏の冒険譚として、せめてドキドキハラハラくらいはさせて欲しかった。児童文学の傑作を読んで、もっとちゃんと勉強しましょう。