「CoCo壱番屋」(綱島店)

          

 映画の後は中華街のどこかで軽くチャーハンとスープのつもりだったのですが、何かお祭りがあるようで凄い人だかりです。通常ガラガラの店も行列、早々に帰ってきました。時間の無駄だった。

 モスバーガーとCoCo壱番屋はホームページを定期的に閲覧して、季節限定品をチェックしています。今日は綱島のココイチで「パリパリチキンスープカレー」です。大好きなスープカレー。期間限定品はスープの追加が出来ないことが多いのですが、ここはOKでした。2辛、スープ追加です。

 痺れるくらいに美味しかったです。食べる時間が遅れてお腹が空いていたこともありますが、こんな旨いカレーは久しぶりです。具も文字どおりパリパリのチキン、十分に煮込んで焼いてある野菜、これにコクのあるサラサラスープ。ほど良い辛さ。好みのタイプ、ど真ん中です。私は同じ綱島で人気のハンジローのスープカレーよりもこちらの方が口に合います。期間限定といわず通常メニューにしてもらいたいです。



〔2011年2月13日〕

          

 元住吉店で「グランド・マザー・カレー」を食べました。3辛、ルー多めです。じゃがいもやにんじんなどの家庭風カレーの定番食材が大きなカットで入っていて食感楽しく、美味しかったです。辛さについてはたまに3辛を試してみるのですが、旨みを辛さが上回ってしまうので、やはり2辛が個人的には良さそうです。



〔2011年2月26日〕

          

 スープカレーです。具はお好みで変えることもできるのですが、パリパリチキンと野菜のコンビが捨てがたく、また注文してしまいました。今日のスープ追加は前回よりも多めでうれしい。旨すぎる。幸せです。




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「フルトヴェングラー THE GREAT EMI RECORDINGS」

             

 映画の帰りは横浜モアーズのタワーレコードに寄って、フルトヴェングラーのリマスターを選びました。今月のお小遣い残状況からは2枚くらいまでです。
 ベートーベンの「1番&英雄」と「運命&7番」の2枚とイメージしていましたが、ブラームスの1番も聴きたいなあ、でもフルトヴェングラーのブラームスなら4番だよなあなど迷っていると、何とボックスがありました。前回も脇に置いてあるのは知っていましたが既存のモノかと思っていました。今回の新リマスター8枚を含む全21枚、輸入盤で5300円です。一枚あたり250円、安い! 国内盤のSACDなら3300円、その差は3050円です。勿論SACDではありませんが、今回はデジタル・リマスターによる生まれ変わりなのでそんなに違いはない筈です。

 これからじっくり聴きますが、当分、至福の時間を楽しめます。



CD1(新リマスター)
1. ベートーヴェン:交響曲 第1番 ハ長調 作品21
2. ベートーヴェン:交響曲 第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

⇒第3番は1944年のウラニアのエロイカなどヒロイックな演奏もありますが、これは1952年のバランスのよいスケールの大きな演奏です。キズはほとんどありません。感動的なウラニア盤の価値は録音悪くとも永遠ですが、この音質だと1952年盤の評価もそれに肉薄します。この時代のウィーンフィルの力強さ、美しさです。録音が悪い演奏ではオーケストラの違いはあまり拘りなかったのですが、ここまでクリアになるとウィーンフィルの良さが光ります。

CD2(新リマスター)
1. ベートーヴェン:交響曲 第2番 ニ長調 作品36
2. ベートーヴェン:交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

⇒第2番は1948年の録音。1950年を境に何らかの録音技術の向上があったのか、1940年代はさすがに古い。リマスターしても音は靄の向こうです。第4番は端正でゆったりしていて大きな演奏。弦の繊細な音が素晴らしい。他のディスクもですがフルートの音が印象的、芳醇な響きがあります。第4番はクライバーやムラヴィンスキーの推進力のある演奏を聴き慣れてきましたが、この録音の演奏は美しい、何て優しい曲なんだろうという感動があります。

CD3(新リマスター)
1. ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 作品67「運命」
2. ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 作品92
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

⇒第7番の音源が世界初リリースだそうです。第5番、第7番ともにがっちりと構築されます。ピアニシモが有機的に演奏されるのでその対極にあるフォルテシモが半端なく巨大です。ティンパニのさく裂には驚かされます。

CD4(新リマスター)
1. ベートーヴェン:交響曲 第6番 ヘ長調 作品68「田園」
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
2. ベートーヴェン:交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
 ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団

⇒フルトヴェングラーのベートーヴェンは奇数の印象が強かったのですが、第4番、第6番、第8番と偶数も凄くいいです。第6番はたっぷりと呼吸して音楽が悠々と流れます。単なる自然の描写ではなく、幸福感溢れる地球賛歌。それにしても自然です。力が抜けきっているのですが弛緩せずにこれしかないという音楽になっています。第4楽章‘嵐’でもこの世の終わりのような脅かしはなくあくまで自然です。これまで聴いてきた田園とはちょっとスケールの違う演奏です。第8番も1948年のライブ録音で音質は十分ではありませんが天空を駆ける爽快感、躍動感が魅力です。

CD5(新リマスター)
ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 作品125「合唱付き」
 エリーザベト・シュヴァルツコップ、エリーザベト・ヘンゲン、ハンス・ホップ、
 オットー・エーデルマン、バイロイト祝祭合唱団、管弦楽団

⇒SACDとCDの違いは私の耳、我が家のオーディオではよく分かりません。強いて挙げると残響面で5%くらいの違いがあるような・・・(はっきりとは断定できません)。

CD6
1. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」
 エトヴィン・フィッシャー、フィルハーモニア管弦楽団
2. バルトーク:ヴァイオリン協奏曲 第2番
 ユーディ・メニューイン、フィルハーモニア管弦楽団

CD7
1. ベートーヴェン:協奏曲(ヴァイオリンと管弦楽のための)ニ長調 作品61
 ユーディ・メニューイン、ルツェルン祝祭管弦楽団
2. メンデルスゾーン:協奏曲(ヴァイオリンと管弦楽のための)ホ短調 作品64
 ユーディ・メニューイン、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

CD8&9
ベートーヴェン:フィデリオ 作品72(全曲)
 マルタ・メードル、ヴォルフガング・ヴィントガッセン、ゴットロープ・フリック、
 オットー・エーデルマン、アルフレート・ポエル、セーナ・ユリナッチ、ルドルフ・ショック、
 アルヴィン・ヘンドリクス、フランツ・ビアバッハ、ウィーン国立歌劇場合唱団、
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

CD10(新リマスター)
1. ブラームス:ハンガリア舞曲集
2. ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 作品56a「聖アントニ・コラール」
3. ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

⇒ブラームスの4曲も新リマスターですが、ベートーヴェンと比較すると第1番以外はそれ程凄いという驚きはありません。勿論、演奏としては最高水準であることは変わらないのですが。第4番第3楽章のド迫力のリズムが堪りません。

CD11(新リマスター)
1. ブラームス:交響曲 第2番 ニ長調 作品73
2. ブラームス:交響曲 第3番 ヘ長調 作品90
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

CD12(新リマスター)
1. ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 作品98
2. ベートーヴェン:「コリオラン」序曲 作品62
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
3. ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲 第2番 作品72a
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

CD13
1. ブラームス:ヴィオリン協奏曲 ニ長調 作品77
 ユーディ・メニューイン、ルツェルン祝祭管弦楽団
2. ブラームス:協奏曲(ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための)イ短調 作品102
 ヴィリー・ボスコフスキー、エマヌエル・ブラベッツ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

CD14
1. モーツァルト:交響曲 第40番 ト短調 K.550
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
2. チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 作品74「悲愴」
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

CD15
1. R.シュトラウス:ドン・ファン 作品20
2. R.シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら 作品28
3. R.シュトラウス:死と変容 作品24
4. フルトヴェングラー:交響的協奏曲 ロ短調-アダージョ
 エトヴィン・フィッシャー、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

CD16-19
ワーグナー:トリスタンとイゾルデ(全曲)
 キルステン・フラグスタート、ルトヴィヒ・ズートハウス、ブランシュ・テーボム、
 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、ヨゼフ・グラインドル、エドガー・エヴァンス
 ルドルフ・ショック、ロデリク・デイヴィース、
 コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス合唱団、フィルハーモニア管弦楽団

CD20
1. ハイドン:交響曲 第94番 ト長調「驚愕」
2. ケルビーニ:「アナクレオン」序曲
3. シューベルト:交響曲 第8番 ロ短調 D.759「未完成」
4. リスト:前奏曲 S.97
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

CD21 フルトヴェングラーの思い出
 アルド・チッコリーニ(ピアノ)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)、 ペーター・ゲルホーン(指揮者)、ベルトルト・ゴルトシュミット(指揮者)、フィルハーモニア管弦楽団のメンバーとしてフルトヴェングラーと演奏したプレイヤーたち 他




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「ウォール・ストリート MONEY NEVER SLEEPS」

               

 オリバー・ストーン監督の「ウォール街」の続編を観てきました。1987年の作品は金融界を舞台にスリリングなストーリーで魅了した傑作でした。時代を代表する作品。トマス・ウルフの小説「虚栄の篝火」と並んで忘れられないバブルな時代の作品です。その続編なら是非という想いとサブプライムローン問題に象徴される最近のアメリカの拝金主義、自分さえよければいいというエリート達の風潮を(マイケル・ムーアに続き)社会派オリバー・ストーンがどう描くかに興味がありました。

 いつもの新高島の109シネマズです。ネット予約してから出掛けました。

 懲役を終えたゴードン(マイケル・ダグラス)が出所するところから始まります・・・時は流れても人間対人間のマネーゲームは続いている。風説の流布を仕掛けられて負けた者は自らの命を絶ち、その子分が復讐を誓う。もう懲りた、お金よりも時間が大切と説くゴードンも実はチャンスを伺っている。断絶状態にあった娘に許しを乞うて復縁するかと思いきや、娘名義の多額の信託金を横取りしてマネーゲームに再び参戦する。

 前作同様のトレーディングを舞台とした騙し合いはそれなりに面白いのですが、観る前のイメージとは異なり、社会派のドラマではなくエンターテーメントです。悪者がいい人に変わっていくロッキーシリーズのパート3以降を観ているようなホームドラマ、恋愛ドラマな面も感じました。
 期待していた金融界の描写、ニューヨークの描写も淡々としていて舞台はロンドンでもシンガポールでもどこでもいいような作品になっています。洒脱な現代ドラマという点では楽しめましたがこれといった新しさ、捻りはほとんどないかなあ。主役の3人の話しでまとめるのはシンプルで分かり易いですがどうでしょうか、少し単純すぎるきらいがあるような印象が残りました。最近のオリバー・ストーン監督の作品は観ていませんが、角は取れてまるくなったんでしょうか。

 途中、ゲスト出演のように前作の主演の一人チャーリー・シーンが登場するのですが、どうしてしまったのという弛緩した別人顔でびっくりしました。そういえば最近、薬物やアルコール依存症で治療中と読んだような気がします。20年以上、時が流れたんだなあとしみじみ感じました。

 いろいろと難癖付けましたが面白かったです。映像は美しく、編集がうまくて飽きさせません。BGMはトーキングヘッズのデイビッド・バーンの軽快でゴキゲンな歌が流れて、いい感じです。




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フルトヴェングラー/バイロイト祝祭管「ベートーヴェン交響曲第9番」

             

 話題のフルトヴェングラーの最新デジタル・リマスター、SACDです。といってもそこまでフルトヴェングラー好きではないというか、ワルター、クレンペラーといった同時代の巨匠と比較すると音質の問題もあり、そんなに積極的に聴いてきませんでした。

 しかもあまり印象のよくないEMIです。ビートルズのリマスターの時にはボックスまとめ買いでも全くディスカウント、特典なしというお高い販売をやってくれました。迷ったのですが、一度だけ騙されてみようと覚悟の3300円です。

 たまげました。何でしょうかこの録音、この演奏は。まず、指揮者登場です。扉が開いて、靴音がコツコツコツ、聴衆の拍手、歓迎のすさまじい踏み鳴らし音、ゴトゴトゴト。何かとんでもないことが起こっている雰囲気。

 演奏が始まると・・・これまで1階席の一番後ろで立ち見で聴いていたのが最前列に移動したような、全く違う姿形が現れます。弦を弓で弾いている感触、立体感。これまで聴こえなかった木管も響き立ち上がります。クレンペラーやアーノンクールの録音で驚いた時以来。ティンパニも強弱の差が激しく大きいです。トントントンンからバンバンバンまで。

 以前の録音では導入部はシャカシャカ早い印象がありましたが、堂々として落ち着いた音がジャーンと響きます。こんなに凄い演奏だったんだ。改めて再認識です。第3楽章のアダージョ、中音域がふくよかに膨らみます。祈りの音楽、至福の音楽。

 このディスクについて改めて調べると、アビイロードスタジオの俊英エンジニア達が総力を結集して、デジタルリマスターしたそうです。フルトヴェングラー生誕125年記念企画。この成果はおそらくリマスターが大半でSACDの効果は一部ではないかと想像します。

 第4楽章の合唱付きも音、空間の広がりが違います。弦が艶めかしく、独唱者、コーラスの歌唱が朗々と響きます。そして最後の感動的な展開から、掟破りの超超超高速のフィナーレです。ベートーヴェンの想いが人間の崇高な理想が地上から舞い上がり、天上に向かって流星になります。胸が熱くなります。涙です。くぅー、ここだけ何度でも繰り返して聴きたい。

 これは驚きです。とんでもないディスク、シリーズがプレスされたものです。とりあえずベートーヴェン、その後はブラームスか聴かざるを得ません。いつかトリスタンもリマスターして欲しいです。お金が・・・足りません。




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「とんかつ丸一」(蒲田)

          

 最近、「ハマのアニイのガッツリ紀行」という食べ歩きサイトを知りました。主催者地元の鶴見を中心に横浜、東京での爆食紀行。これは食べてみたいと思う店がかなり多く紹介されていてそそられます。
 機会をみつけて行ってみようと思いますが、すぐに行動に移したくなったのが、蒲田の店の何店か。日吉から蒲田は結構近く、多摩川で乗り換えて向かえば家から30分とかかりません。

 まずは日本一のとんかつと絶賛されている「とんかつ丸一」です。蒲田駅東口から中央通りをまっすぐ5分、土曜日の夕方16:55に店に到着しました。行列と読んでいたので夜の部の開店前に到着したのですが、誰もいません。しばらくすると中に通されます。すると、あれどこにいたんだろう、次から次へと人が入ってきます。カウンター12~13席でしょうか、2~3分で10人くらい、17:10には満席になりました。人気店です。

 ここは奮発して最高とされている2500円の「極上ロースかつ定食」です。お客さんの2/3以上が極上を注文しています。あとは「ロースかつ定食」(1300円)、「上ロースかつ定食」(2000円)、「えびフライ定食」(2300円)がパラパラと。

 一般的なとんかつの倍の厚さがあるようなブロックが油の中に入れられていきます。千葉県の林SPFという無菌豚だそうです。私は普通にビールを飲みながら待ちますが、この店では飲んでいる人はほとんどいませんでした。いいとんかつ屋は昼からビールという印象があるのでちょっと意外でした。

 15分ほど待つと大きなかつが出てきました。肉はレア、半生です。ソースもありますが、ここは岩塩とカラシです。ぶっとい奴を一切れ、口にすると肉と脂の旨みが広がります。肉肉しい、豚豚しいトンカツです。これは美味い。高額とんかつといえば、上野の双葉やぽん多の2800円の定食を思い出します。上品であれはあれで美味しいのですが少し高いかなあという感想が残ります。ここのは凄い迫力があり、値段のことを忘れさせてくれます。圧巻。実際に量が多いです。本気で喰らい付きますが空腹でないと最後はきつそうです。



          

 余熱で火が通っていきますが、最後の方でも、まだ赤身が残り、ミディアムレアです(写真の手前が黒いのは陰だからで実際はピンク色です)。満足満腹。

 サービスもよく、〆て3000円。安くはないですがこの内容なら文句はありません。17:35頃に店を出ると店の前に10人以上並んでいました。週末の贅沢、丸一の極上ロースかつです。




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