「富善」(蒲田)

          

 川崎・蒲田あたりで昼食のタイミングとなり、久しぶりの「富善」です。蒲田駅東口から少し歩きます。
 ここはソテー定食か肉天定食が絶品なのですが、迷った末に「肉天定食」(1100円)にしました。


          

 まず名物の塩辛が出されます。ニンニクとお酒の成分がきいたインパクトのある前菜です。しばらく摘んで、残りは後半にご飯に載せていただきます。


          

 美味しい漬物もたっぷり。以前より増量されています。


          

 更にポテトサラダが加わりました。これは凄い。カウンターの席の前に、ご飯、赤出し、塩辛、漬物、サラダに肉天と天汁と7皿が並びます。

 主役の肉天は豚肉の天ぷらが7枚。これが美味い。更にはクリームコロッケとかぼちゃを揚げたものがサイドに置かれます。キャベツもたっぷり。

 食べながら後半、胃がやばいかもと心配しましたがぎりぎり気持ちよく食べ切れました。うまい。量も多い。安い。史上最強定食の座は揺るぎません。昼の早い時間に入ったので、他にお客さんはいなくてご主人といつものドライブ旅行の話しをしました。

 次回はソテーですね。体調万全で再訪しようと思います。


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「日吉大勝軒」(日吉)

          

 久しぶりの夜ラーメン、久しぶりの日吉大勝軒です。今日は、野菜盛ワンタン麺の麺半分(900円)にしました。

 いつもながらに野菜が美しい、そして絶品のスープが美味しいです。表面を蓋する脂は今日は控えめでマイルドな味でした。柔らかめの麺、シャキシャキの野菜、ワンタンとの絡みも最高です。

 福岡帰省後で最近はとんこつラーメンモードでしたが、ちょっと飲んだあとは醤油正統派の大勝軒を食べたくなります。気持ちのいい大将と美しい奥様と接客も良くていつも気分よく食事できます。若者向けの家系が圧倒している日吉ですが、こういう店にも頑張って欲しいです。


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スティーグ・ラーソン「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」

               

 映画「ドラゴン・タトゥーの女」に感激して改めて読んでみた原作です。世界的なベストセラー3部作の第1作です。

 評判どおりの面白さなのですが、読書中に感じたのは映画の出来が良かったんだなあということです。一般的に映画は原作の表面的なストーリーの再現で精一杯、小説が持つ深みは期待できないという印象がありますが、この作品では小説の魅力のかなりの範囲を映画で再現できています。何といってもリスベット・サランデルを演じたルーニー・マーラの演技と映像美です。パソコン画像を活用したデータ処理やハッキングのスピーディな編集とバイクの疾走感がこの大作を飽きさせることなくグイグイと魅せました。

 むしろリスベットという稀有の登場人物について、小説ではもっともっと深く表現することも出来たんじゃないかという物足りなさを感じたのも正直なところです。順番が逆になったので仕方ないのですが、強烈な印象が残った映画よりも先に原作を読んでいたらリスベットショックも随分違っていたのではないかと思います。レクター博士以来の強烈さです。
 第2部、第3部でもリスベットは登場するのでしょうか。きっと登場するのでしょうし、是非是非リスベットのその後が読みたいです。


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ガーディナー/ORR「ブラームス 交響曲第1番~第4番」

          
          〔ザ・スカイズ・ザ・リミット(2002)〕

 ガーディナーは自ら立ち上げた「Soli Deo Gloria」というレーベルからバッハのカンタータ集などのライブ演奏をリリースしています。

 先日、ドイツ・レクイエムに感動したブラームスについては先行して2007年~2008年に交響曲を録音、発売していました。

 鮮やかなジャケットがまず目を引きます。これは1932年にイギリスで生まれたハワード・ホジキンという現代作家の作品(CDジャケットは作品のクローズアップ)を使用しているようです。グラモフォンやフィリップスなど大手の写真中心のジャケットやマイナーレーベルのマイナーなデザインのジャケットとは異なる斬新なイメージがいいです。

 いずれも古楽器による非常に充実した響きの演奏です。分厚いドイツ風な響きではなく純音楽的で生き生きとしています。とはいえ装飾を排した無機質な演奏ではなくて、適度な装飾と劇的な盛り上がりもあります。
 聴き慣れない古楽器サウンドなので何度も繰り返して聴いたのですが演奏は素晴らしい。初めは古楽器特有の音に関心がいき勝ちなのですが、途中から古楽器であることを忘れて聴き惚れます。

 それでも特に美しいと感じたのは古楽器の響きを活かした楽章やメロディでした。ビオラやチェロの中低音のハーモニーが絶品です。特に緩徐楽章が印象に残りました。古楽器の枯れた音がブラームスのしっとりしたメロディに合います。知識がなくて、古楽器の演奏、響きの魅力をうまく表現することができませんがしみじみと感動を覚えました。以下は特に良かった楽章の紹介にとどめます。

 第1番では第4楽章の歓喜のメロディが感動的です。

          
          〔デジャブ、デジャブルー(2004)〕

 第2番では第2楽章が美しい。

          
          〔リアリズム(2001)〕

 白眉は第3番の第3楽章。タワーレコードでここを試聴して感動したのですが、弦のしみじみとした響きは絶品です。

          
          〔オールド・スカイ(1996-1997)〕

 第4番は第2楽章の静かな旋律が他の激しい楽章を引き立てます。


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柳沢きみお「なんだかなァ人生」

               

 以前から単行本化を待望していた週刊新潮に連載中の柳沢きみおのエッセイです。柳沢きみおは「翔んだカップル」や「特命係長 只野仁」などで知られる漫画家です。まとめて読んだことはないのですが最近はムチムチ女性にムンムンの男が絡むエロ系漫画家の印象がありました。

 それが意外にも達筆です。軽薄な社会風潮を遠慮なく批判したり、子供の頃のノスタルジアを味わい深く回顧したりと話題がとにかく面白い。決して奢っているわけではなくて、自分も馬鹿だけど世間もおかしいぞと本音で吠えます。

 表紙にアリが苦しそうにギターケースを運ぶ絵が描かれていて、横に「私はハタシテナニをやっているのだろゥ」とあります。なんだかなァ、とほほ、この表紙が内容を象徴しています。漫画の大ヒットで大金を手にしてきたけど、それ以上にヴィンテージギターやクラシックカーや近代アートのコレクションに嵌ってしまい散財して多額の借金を抱えることに・・・そして、バブル期には4億円もする欠陥住宅を掴まされて(競売価格は3千万円)破産寸前まで追い込まれる。
 一方で気持ちいい散歩の目的地となる自分好みの鮨屋を探しまわったり、おいしくビールを飲むために生活をそれなりに律したりと日常的な飲食へのこだわりも並大抵ではない。ただ、いろいろと遠回りをしてしまうようで、思い通りにいかない人生を嘆きます。

 要するに全て作者の嗜好であって、自分の趣味には意義があって他人の趣味は低俗だというこの手の主観は鼻につくことが多いのですが、どうしてでしょうか、楽しく読み進められます。作者はいろんな人物を軽蔑するのですが、おそらく読者の多くがいやアンタも変だよと笑えるからかもしれません。
 堅実さと破天荒さが交わった作者の人生には羨ましいような、それにしても無駄が多いなと呆れたり、ちょっとどうかなと思いますが、とにかく興味深く読ませます。先日の手塚治虫の秘話漫画もそうでしたが特異な漫画世界への興味と柳沢きみおという人物の面白さです。

 この本には2010年5月のスタートから震災直後の号までの分が収められています。連載は続いているので、それ以降についても期待です。


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「吉野鶏めし」(JR博多駅)

          

 福岡での楽しみはラーメン、うどんなどありますが、大好物の鶏めしです。鶏めしはいろんなものが売っていますが、JR博多駅の長崎行きなど特急の出発するホーム(1~4番など)のキオスクで売っている「吉野鶏めし」(2個280円)が大好きです。鶏の旨みと福岡県人好みの甘めの味付けが最高です。

 そもそも大分の名物なのでしょうが、福岡では欠かせない鶏めしです。東京、横浜のデパートの物産展にもよく出店していて、同じものなのか似たような名前のものが沢山あるのか分かりません。どれも美味しいと思いますが、この駅のキオスクで売っているものも最高です。


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「もつ鍋笑楽」(博多駅店)

          

 福岡に帰省しました。

 どこかで昼食。普段ならラーメンのところ今回はもつ鍋です。一応福岡発祥のもつ鍋、今やどこでも食べられますが本場では未食です。JR博多駅の新しい駅ビルのダイニングコーナーに老舗の人気店(らしい)が入っていたので出向きました。

 昼の時間帯には「もつ鍋定食」(1000円)があります。テーブルもありますがカウンターが3席あったのでそこにします。しょうゆ、みそ、塩の中からしょうゆ味を選びました。

 IHヒーターに途中まで調理されたもつ鍋が置かれます。暫く熱を通してニラが馴染んだら出来上がりです。いやぁ美味いです。味わい深い醤油味がいい。ニンニクとピリカラの唐辛子もきいています。モツも食感よし、野菜もシンナリいい感じです。さすがに美味です。鍋に加えて小皿3つにご飯と量も十分。ご飯のおかわりや最後のちゃんぽんなども選べますが、そこまで行くと食後動けません。

 これで1000円は安い。味も値段も大満足のもつ鍋です。


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「らぁめん 元気の源 2号」(神奈川新町店)

          

 二郎ならびにインスパイア店は味とワイルドな雰囲気が好きなのですが、いかんせん量が多すぎてちょっと躊躇してしまいます。

 そこで、「元気の源」です。ここには「ランチセット」(500円)があります。麺が0.5玉のミニラーメン(300円)と小チャーシュー丼(300円)です。美味しいし、量がちょうどよいし、ワンコインと料金もお得です。蒲田と神奈川新町に店があります。なかなか行く機会の少ない場所なのですが、近くに寄る機会があればこのランチセットです。

          


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