幌別川は、北側に広がる山塊を水源とする流れの緩やかな河川です。さらに、葦が茂る川岸や川洲は
野鳥の絶好の生息地。流域一帯は、一年を通して野鳥のサンクチュアリです。
今シーズンもオオハクチョウが、遙か3000kmほど離れたシベリアからの長旅を終え羽を休めていま
す。
オオハクチョウやマガモなどの水鳥とカモメが、三つ巴で「餌取りバトル」を繰り広げています。何時もは、
川面を穏やかに泳いでいますが、野生の本性を垣間見せてくれる一瞬です。
マガモです。オオハクチョウと同じように遥か北の繁殖地から飛来、毎年、この場所で冬を越します。
川岸のヤブの中で、赤く熟したノイバラの実です。
川岸に設けられた「水鳥観察テラス」に、ひっきりなしに餌を与える人が訪れる。オオハクチョウや水鳥
は、パンくずなどの餌を入れているビニール袋を認識しているようで、一斉にテラスに寄り集まってきます。
白鳥は家族単位で行動する数少ない野鳥です。今年も、首の付近にグレーの羽根が残る若鳥を連れて
の遠方からの飛来。
ねぎらいの心からでしょうか、餌を与える大人も子供も、白鳥への呼びかけは「白鳥さん~!」と「さん」付
けです。