家から僅かに離れた公園の一角にある雑木林。
クマザサが生い茂る林床で、シラネアオイ(白根葵)が花を咲かせ始めました。
シラネオアオイの花色は薄紫がほとんどです。
株によって花色の濃淡に幅がある。まれに、純白な花を咲かせる株もあります。
薄ピンク色のシラネアオイの花と、昨年の秋に種を弾いた種殻です。
新葉に包まれた開花直前の蕾は、とてもユニークな形をしています。
シラネアオイの本来の自生地は、やや標高の高い山地。
当地では、室蘭岳の西尾根にシラネアオイの群生地があります。
一説によると、緯度の高い北海道の平野部は、本州方面の標高
1000mほどの場所の自然環境に似ているとの事。
この場所は平野部の雑木林の林床、シラネアオイが自生し花
を咲かせています。