追直漁港は、室蘭市の中心市街に隣接する風光明媚な漁港です。
これまで 当漁港の投稿記事は数多く、その中で晴れた日以外の
画像投稿は記憶に残る限りありません。
今回は、霧雨のミストが降る中での撮影でした。
磯船の陸揚場から漁港の眺望です。
漁港は、市内唯一の沖合底引き網漁船の母港です。
一方、沿岸一帯には岩礁地帯が広がり ウニ漁なども盛んに行われています。
追直漁港の風景が プリントされた大型トレーラ。
漁港は市内は元より、近隣市町村への海産物の供給基地です。
水揚げされた魚介類は、大型トレーラに積み込まれ各地に運
ばれて行きます。
漁港の一角にある小さな入江の断崖には、
季節ごとに、花を咲かせる数種類の野花が自生しています。
入江の海面は、太陽光の射し方により 様々な色に変化します。
今、キキョウが 岩のわずかな隙間に根を張り花を咲かせています。
なぜ、このような場所にと思いますが、キキョウにとっては快適な生育地です。
キキョウ、岩の隙間に永年かけて枯草などが堆積し、出来た土壌に
根を張り水分の摂取は雨水のみ・・・⁈
過酷な環境にもめげず、毎年 凛と咲かせた花を見るたびに逞しい
生命力を感じます。
この断崖には、エゾノキリンソウ(蝦夷麒麟草)も自生しています。
葉をビッシリと茂らせ、黄色の花を咲かせています。
エゾノキリンソウは、全国の海岸の崖地などに自生する宿根草です。