市の郊外、臨海道路が弧を描くように海岸線を縁取る。
前面には、対岸の渡島半島の山々が噴火湾の洋上に連なる。
この海岸は 一年を通して、水辺を好む数種類の野鳥が目に
止まる。
先日までは アオバト、立ち替わりキアシシギが磯の岩場を
飛び交う。
岩の上に止まる二羽のキアシシギ、わかるでしょうか?
キアシシギは体長25㎝ほどと小ぶり。さらに、体全体が灰褐色、岩の色などに
同化して見つけることが やや困難な鳥です。
この海岸線一帯は昆布や海藻類が豊富。干潮の時間帯、昆布が海中から・・・・。
キアシシギは、褐色を帯びた灰色で、足は鳥名の由来となった黄色。
目の周りは白い縁取りがアクセント、控えめな羽の色をした鳥です。
キアシシギは雑食性、磯に自生する海藻類も好物の一つ。
キアシシギは旅鳥、遥か離れた越冬地へ向かう途中降り立つ。
早くも冬羽仕立て、あと一ヶ月ほどすると当地を離れ列島を南下し始めます。