市の郊外の磯は渡り鳥の中継地です。2月も下旬を迎えると、列島の南の地域や
噴火湾の沿岸で冬を越していた数種類の水鳥が飛来し始める。秋に飛来して来た
ルートを逆戻り、遥か彼方 3000kmほど離れた繁殖地に向かう長旅の途中で
の降り立ちです。
今の時期 磯に降り立つ主な水鳥は、国の天然記念物に認定されているコクガン。
磯には餌の海草や海藻が豊富、エネルギーを蓄え 繁殖地のシベリア方面へと飛
び立って行きます。
十数羽の小さな群れですが、ヒドリガモ(緋鳥鴨)も羽を休める。
頭部が茶褐色なのは雄、地味な羽の色をしているのは牝です。
マガモ、この餌場が気に入っているのか毎年飛来する常連の水鳥です。
マガモの群れにヒドリガモが一羽。ここまで仲の良い水鳥は他では見かけません。
今の時期、磯の岩に生える海藻の布海苔(ふのり)が旬。この場所に降り立つ
水鳥たちの大好物です。
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