道内では海岸線に沿って白鳥や水鳥の越冬地が点在しています。その一ヵ所、
登別市の郊外を流れる幌別川でも、今年も50羽ほどのオオハクチョウや数
種類の水鳥がゆったりと羽を休めています。
未だに純白の羽が這い揃っていない幼鳥、両側を成鳥に守られるように川面を泳ぐ。
一説によると、オオハクチョウは親子単位で行動するとの事です。
オオハクチョウが羽を休めている場所は、幌別川が太平洋に注ぐ河口付近。
河川を跨ぐ国道やJRの鉄路が・・・ さらに、川の両岸には家々が立ち並ぶ。
幌別川は、北側に広がる山塊を水源とする流れの緩やかな清流。葦が茂る川岸や川洲は、
水鳥や野鳥の絶好の生息地です。
オオハクチョウと越冬中のキンクロハジロ、白と黒のツートンカラーに金色の
眼がよく目立つ快活な水鳥です。
オオハクチョウと時期を合わせ、あと半月ほどすると再び3000㎞ほど離れ
た繁殖地のシベリア方面に向かって飛び立ちます。
越冬場所。さらに、一年を通して多くの野鳥が生息
しています。
文中にありますように、川の両側には住宅地が密集、
鉄道や幹線道路なども合わさり、自然と人々の日常
が共存している場所です。