絵鞆半島は、測量山を起点に西の方角に延びる全長は10km程の小半島です。市街地
から一挙に曲がりくねる急な坂道を登ると、半島の出発点の測量山にたどり着く。登坂の途中、
眼下に追直漁港と街並みの眺望が広がります。
ツタバウラン(蔦葉海蘭)、ヨーロッパが原産の帰化植物です。測量山への道沿いの石垣を
覆うように葉を茂らせ花を咲かせています。
測量山は、絵鞆半島の最高地点、標高は約200m。山頂からは360°の眺望が見渡せま
す。
女測量山は、測量山の海側に位置する標高160m。一帯は、野鳥の種類が豊富。特に、
ハヤブサの営巣地として有名な場所です。
先日まで、散策路の両脇はニリンソウの花で埋め尽くされていました。この時期になると一変
、地味な花の山野草が目を楽しませてくれます。
マイズルソウ(舞蔓草)。葉の形が、鶴が羽を広げて踊っているように見えるので「舞鶴草」
と呼ばれます。光沢がある葉と花の組み合わせが清々しい山野草です。
オオアマドコロ(大甘野老)が、独創的な薄緑色の花を咲かせています。
散策路と言いましても、ほぼ自然のままです。画像の右側の土手の直ぐ外側には、海面か
ら そそり立つ断崖絶壁が連なっています。
クルマバツクバネソウ(車葉衝羽根草)。草名の由来は、葉が車の車輪に見える事からク
ルバマ(車葉)、さらに花の形が羽子衝きの羽根に似ている事からです。
キジムシロ、他の自生地では花の時期は過ぎたが、この一帯では今を盛りと花を咲かせて
います。
散策路から眺めるマスイチ浜です。本来は、画像の右側にある展望台から眺めるますが
逆の位置からのマスイチ浜の眺望です。
※下の画像は、展望台から眺めるマスイチの景観です。左側の断崖の尾根伝いに散策路が
あります。
絵鞆半島は、室蘭港を抱きかけるよう噴火湾に突き出す。半島の外海側は海から100m
前後の断崖絶壁がそそり立つ。一方、半島の内側は住宅地や市街地が広がる。この場所から
僅かな行くと、絵鞆半島の最西端 絵鞆岬に辿り着きます。
な季節を迎えています。太陽の高度も上がり、日射しも力
強く感じます。本州方面と比べますと約2ヶ月でしょうか。
ようやく、初夏たけなわの陽気となりました。