カリフォルニア・ワインの歴史を調べてみた。1849年からのゴールド・ラッシュ。チャップリンの「黄金狂時代」はアラスカが舞台だったようだが、始まりはこのカリフォルニアで、ヨーロッパから一攫千金を夢見て移民が群居して押し寄せる。そのまま、住み着いた人々がワイン作りを始めることになる。以後、ワイン作りに適した土地であるし、「大いなる西部」で見られるような鉄道も発達し、輸送も確保される。「風とともに去りぬ」に描かれた1865年からの南北戦争に北軍は勝利し、いよいよカリフォルニアのワイン産業が根付いたかと思うと、ここで「アンタッチャブル」で有名な1919~1933年の禁酒法により、カリフォルニア・ワインは壊滅する。第二次大戦後「雲の上の散歩」のキアヌ・リーブスのような服役軍人たちの手によりワイン作りを再開する。以後、アメリカの経済発展により、カリフォルニアに資本が投じられ「サイドウェイ」に見られるようにフランスに負けないようなワインが作られることとなる。ボルドーの資本もカリフォルニアに進出し、「ゴットファーザー」のフランシス・F・コッポラまでカリフォルニアでワインを作るように、ますます発展を続けるのがカリフォルニア・ワインだ。
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