ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

蝋燭

2009年05月07日 | パスタの話

Photo 連休も終わっていつもの生活パターンが戻る。魚市場も再開した。今日は久しぶりにスルメイカが入荷。ゴールデンウィークの喧噪が過ぎてみるともう初夏の食材が市場にも並んでいた。
スルメイカとアサリの漁師風というパスタがクアトロで久々の再開になる。
特別な食べ物や特別なワインに感銘しても、何気なく食べるこのパスタは何よりもお客様の心に残るようである。
このパスタの再開を待ち望んでいるお客様も多い。
昨日の展覧会でも、お子様ランチのように有名な画家たちの作品が並び、それぞれに感銘はするが、心に残ったのは高島野十郎の「蝋燭」のような地味な作品だったりする。一緒に出かけたクアトロのママも同意見であった。
一切の装飾を避けただ蝋燭の炎が灯るだけの描写、写真では写せないほどのリアリズム。この蝋燭の灯りに照らされるのは、見る人の心のような作品である。この展覧会の中でほっと一息つける作品であった。
きっと、クアトロでスルメイカのパスタを好む人も同じような心境なのだろう。

コメント
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