クアトロのシェフの食の記憶に残る大きな出来事は、中学生の頃のことだったろうか。
クアトロの父がお土産に持って帰った本マグロの刺身である。
ボストンの本マグロだったろうか、脂のきめ細かい乗り具合はもちろん、鮮度、さばき方、食べ頃の温度などが揃ったためだろうか。
今でも、クアトロのシェフはあのマグロは美味しさに出会って、食は素材の良さを活かすこととそれを信念にしている。
最近では、大間の本マグロと境港の近海生本マグロを食べ比べたとき、境港の生本マグロが美味しかったことが記憶に残る。
ブランド力よりも、過去の食の記憶を基に善し悪しを判断している。
境港は、島根県の妖怪の町としても有名。
生マグロの出荷でも日本一としても有名だ。
今日、その境港の近海生本マグロがクアトロに入荷。
新たな食の記憶はどのように刻まれるだろうか。
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