クアトロの父は、夜一人でオリンピックのダイジェストなどを見ながらルー・ディモンのボージョレ・ヌーヴォーを飲んでいる。
ボージョレ・ヌーヴォーと云えど、2019のもの。
エチケットの空に向かって収穫を感謝するような絵がオリンピックのテーマに適っている気がする。
このルー・ディモンは仲田さんと云う日本人がワインを造る。
以前、NHKの仕事の流儀と云う番組の「いつだって、人生は楽しい~ワイン醸造家・仲田晃司」で取り上げられ注目された。
「人生って楽しく生きていたいじゃないですか。暗いことを考えたら、その日1日、ブルーになってしまうじゃないですか。常にポジティブに考えていると、毎日が楽しく感じられるんですね。ポジティブに考えていると、すべてがうまくいきます」
そう語る仲田さん。
仲田さんは、ワインの聖地とも云うべきフランス・ブルゴーニュでルー・デュモンと云うワイナリーを開き、そのワインの評価は高い。
クアトロでも度々扱っている。
彼は、自分の手で「造り手の体温を感じることのできるおいしいワインを造りたい」という夢を抱き、1995年に渡仏。
そして、フランス各地のワイン生産者のもとでワイン造りの修行をしながら、ワイン学校にてワインの勉強に励み、学位を取得。
その後、さらに有名な造り手さんの元で修行を重ね、2000年に念願であったワイナリー、ルー・デュモンを設立とのこと。
ルー・デュモンのワインのエチケットにはどこかに必ず「天地人」の文字が書かれている。
「天地人」と云っても、「愛」を重んじ、「義」を貫き通した武将・直江兼続の子孫ではないようだ。
彼の「天地人」という信念は、天候などの“自然条件”、葡萄を栽培する“土地”、ワイン造りに関わる“人”、どれ一つ欠くことのできないということ。
昔からの伝統的なワイン造りを模範として、とても基本に忠実なワイン造りをモットーとしている。
そのワインは、子供を育てるように愛情が注がれているのが、この取材の映像からも伝わる。
クアトロも、こう云うワインを楽しく伝えていきたいと思うが、緊急事態宣言のためしばらくお酒の販売は自粛だ。
オリンピック観戦のためのワインは、明日からたくさんクアトロの売れ残りが出そうである。
ワインなどの作り手の愛情をムダにしないように、じっくりといただこうと思うクアトロの父は、語る。
人生って楽しく生きていたいじゃないですか。
暗いことを考えたら、その日1日、ブルーになってしまうじゃないですか。
常にポジティブに考えていると、毎日が楽しく感じられるんですね。
ポジティブに考えていると、すべてがうまくいきます。
などと、仲田さんの言葉を拝借する。
※本日までまん防のため、夜の営業は7時オーダーストップ、7時50分閉店となります。
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