イタリア・トスカーナ州ボルゲリ地区はイタリアを代表する偉大なワインの産地。
この地の可能性を世に知らしめたのは、「サッシカイヤ」「オルネライヤ」の作り手達。
さらに、レ・マッキオーレの「パレオ」というワインが登場し、ボルゲリを代表する三大ワインとなる。
いわゆるスーパートスカーナの時代を築いたワイン達である。
この三大ボルゲリの中でも、レ・マッキオーレ以外は貴族の出身である。
現在もトスカーナのワインは伯爵や男爵の作るワインが多い。
その中でレ・マッキオーレはエンジェニオという一人の農夫が苦労して作り上げ成功したワイナリー。
現在もこのレ・マッキオーレを目指してワイン作りをするトスカーナのワイナリーも多い。
しかし、レ・マッキオーレのエンジェリオは国内外から最高の評価を勝ち取った2002年に若くして他界してしまう。
そしてそのレ・マッキオーレを高額で買収しようとする資本家が数多く名乗りをあげるが、パレオを作る当初から一緒に苦労をしてきたチンツィア夫人が夫の意志を継いでワイナリーを維持していくこととなる。
チンツィア夫人はエンジェニオは今もブドウ畑にいると云っている。
クアトロの父のお気に入りの作り手がこのレ・マッキオーレ。
そして、クアトロの父の秘蔵の「ボルゲリ・ロッソ2007マグナム」を昨日自宅で開けた。
17年経ってもしっかりと力強い味わい。
さすがである。
レ・マッキオーレの「ボルゲリ・ロッソ2018」は、クアトロのワインリストにあります。
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