釣り人、さすがにこの数日みかけない。
このあたりに車を止めて、渓流釣り。
川を上っていく。
川幅いっぱいに水が流れて、とてもじゃないが
歩けそうにない。
ふだんは岩場がもっとあちこちに見えているのだが
深い川へ変貌している。
ここは源流から1~2キロと近い場所で、ふだんから荒々しくはあるが
いつにも増して勢いのある流れが、自然の威力をみせつけている。
大雨のあとは、川と山が暴れないか、そればかりが心配。
八月後半は本当によく降った。
降り続きのまま九月。まだまだ、これから‥次は台風だな。
一号棟を建てている最中、そういえば台風に見舞われた。
大風にとばされそうになって、梁にしがみついていた。
まだ壁も屋根もなく、ブルーシートに被われて
骨組みが出来たばかりの頃だった。
なぜだか、みんな笑ってた。
都会っこのアホさかげんまるだし‥‥
嵐の中に身をさらしたことなどないから、楽しかったのだ。
もう一つ、雨のあとに現れるもの‥
それは、モノというわけじゃなくて、この方!
シマコ姫、赤ちゃん産んでママになっても姫である。
縁がわに寝そべって、ねずみ師の前で甘えているのだな。
ぽっこり、まんまるお腹まるだしである。
ひさびさに、お腹いっぱいになったんだろうし、ま、ご自由にどうぞ。
備えあれば憂いなし、備えなくとも憂いなし、
憂いとはほど遠いところに、姫は生きているんじゃないでしょうか。
他力の他力、極意です。俊敏なのにそう見えない。
あやかりたい‥‥脱力ぶりである。