想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

女の誘惑‥

2008-09-08 10:37:19 | Weblog

    わたしってなーんもできない‥
    そういう誰もが一芸くらいはあるものだ。



    まだベイビーがベイビーだったころ、昼間はオフィスで
    仕事場のスタッフに甘やかされていたようである。
    
    女子のおやつタイムに、「ごろんちょ」と一声かけられて
    お腹を見せる芸を仕込まれていたことに
    ほとんどオフィス内にいないわたしは気づかなかった。
    だって、わたしの前ではしないもの。
    する必要がないし‥

    ベイビーが「ごろんちょ」でスイーツをねだる相手はよそのお姉さん方。
    みんなでよってたかって、うちのベイビーに「ごろんちょ、ごろんちょ
    ベイビー、かわいいね~、ごろんちょ~~~~」と言っては
    アイスの残りやヨーグルトやクッキーのかけらをあげていたのだった。

    どうして「ごろんちょ」にわたしが気づいたかというと
    ある日、アイスクリームのカップを冷蔵庫から取り出したら
    ベイビーは突然、床にごろんとなり‥
    あれ~と思いつつ、ノーよ、アイスはノーなの、と言っても言っても
    ごろん、ごろん、と激しく繰り返し、とうとうベイビーはアイスをゲット!

    それからはうちでもごろんちょをするようになったというわけだ。
    仕事場で、こんなことするんだよーと話をすると、みんなが顔を見合わせ
    I.Aさんが「すみません、わたしが」と謝るではないか。
    「いけないいけないと思いつつ、面白いのでアイスあげました」というわけで。
    
    なんだか浮気をされた奥さんの気分、であったな。
    もう十歳、いまはアイスはなくても「プーちゃん、ごろんちょー」というと
    あの有様である。 いつでもどこでも、ごきげんちゃんである。

    ちなみに、親分の名はプーちゃんではない。
    彼の名誉のために断っておくが。
    (どんな気取った男も家の中ではほぼプーちゃんなのである)
    



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする