想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

おいらを呼んでいる

2008-09-17 17:33:23 | Weblog
     朝が来た。
     おいらを呼ぶのは、なんだろう。
     早く、早く、おっかあを連れて駆け出すのだ。



     匂うなあ、なんだ?
     おいらを呼ぶのは、だれだ? なんだ?



     ベイビー、それはね、秋だよ。
     小さな秋がそこにやってきとるんよ。
     匂うのは、枯葉。君の大好きな発酵した葉っぱの匂い。

     お願いだから、そこにスリスリとほおずりして
     秋の匂いをいっぱいつけて帰ってくるのは、やめてね。

     昨日、ねずみ師が言った。
     「音はなんだ?」
     ふ、なんだって、音は空気振動で伝わってくるんですよ~、とうさこ。
     「何が伝わってくるんだ?」とねずみ師。
     ふぇ、それは音でしょ。とアホうさこ。
     「だから音ってなんだ?」
     あ、あ、それはエネルギーでしょう、衝突によるものですね、とうさこ。
     「そう? で、それがどうしてわかるの?」とねずみ師。
     ふぇ?! そりゃ、脳でわかるのですよ、先生。
     「そ? どうして? 知覚しなければ、音は無いのか」とねずみ師。
     いえ、無音が無いので‥闇と光と同じですよ‥、とうさこ。
     「だから、音が音とわかるのはどうしてだろうね?」とねずみ師。
     

     先生はこうやってうさこをビシバシ、ビシバシと追いつめ
     日々、うさぎの昼寝を戒められるのです。



     アルファ親分に、くんくん親分が飛べ! と言われて
     トンでるつもりです。
     なーんももらえないのに、でも、ジャンプします。
     んー、イマイチ低いけど○、こっちは遊び。
     うさこも、考える遊び、遊んで人生は暮れてゆきます。
   
     
コメント
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