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クリスマスの時期に,薔薇の様な花を咲かせることから
この名が付いたと言われて居ます。
冬の花の少ない時期に、うつむき加減に咲く花は可憐で趣き深いものがあります。
花びらのように見えているのは、実はがく片で花弁はトテモ小さく
花芯の回りにあって、蜜腺に変化しているそうです。
二番上のワインカラーのクリスマスローズの中心部分の若草色が
実は花弁なのですネ。
最後の写真のフェチジマと呼ばれているクリスマスローズの仲間は
明らかにがく片が花のように見える典型です。
クリスマスローズの根にはサポニンなどが含まれていて
強心剤や利尿剤の薬草として、南ヨーロッパから西アジアに
今も多く栽培されています。
魔法の花のような魅力を讃えている花として愛好家が多いそうですが、
現在、日本でも園芸品種として販売されて
手軽にお庭に植えられ目を楽しませてくれています。
地植えですと信州ではちょっと遅い季節、4月から5月にかけての開花です。
お花屋さんで鉢植えで見られるクリスマスローズは
別名春咲きクリスマスローズ、和名「寒芍薬」の仲間が多いそうです。