★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

彼岸花

2005-09-21 08:39:49 | 季節の花



今日はお彼岸の入りです。

暑さ寒さも彼岸までとは言ったものですネ。

日中は暑い日もありますが、朝晩はめっきり涼しくなりました。

安曇野の土手で彼岸花が咲いていました。

お彼岸頃に咲くので彼岸花と名付けられたのでしょうネ。

花が終わってしばらくしてから葉が出て来ますので、

まるで地面からいきなり花茎をもたげて花が咲くように見えます。

幼い頃、花には毒があるので摘まないよう注意されていましたので

彼岸花を手折ったことは一度もありません・・・

ヒガンバナの葉の存在を知ったのはかなり後、成人してからの事でした。

水仙のような葉が花のあとに見られて、すぐに彼岸花の葉である事がわかります。

すぐそばに最近あまり見られなくなった「つるフジバカマ」が群生していました。

花が終わると可愛い鞘をつけるので、集めてままごとした記憶が甦ります。

安曇野は自然体で、気をつけてみると懐かしい植物が見つかる貴重な場所でもあり

「後世に残したい自然」のランク入りが納得できます。


 

 

 

 

 


豊かな伏流水が流れる安曇野

2005-09-20 07:50:07 | 思いつくまま




アルプスの伏流水が、とうとうと流れる川の先に

「わさび田」で知られる大王農場があります。

収穫の時期をずらして栽培されていて、ここでは年中わさびが売られています。

水質がよければ間違いなくお蕎麦も美味しく、

自慢のお蕎麦屋さんがそこここに見られて休日は何処の店も車がでいっぱいです。

そば粉を引く石臼を動かすのは水力から電力に代わって久しく、

実用されている水車は田舎でも殆んど見られなくなりました。

この水車は故・黒澤監督が映画のシーンで使ったセットをそのまま保存しているそうです。

「日本の後世に残したい自然」のランキングでも上位にあげられている安曇野は

四季を通じて、日本古来の自然の良さを沢山残している懐かしい場所です。

大王農場で売られている「わさびソフト」はとても人気で何時も長い列が出来ています。

砂糖とわさびは相性が良いのでしょうか?

春先出回る山葵の花のあく抜きにも、塩に砂糖を加えますと

わさびの辛味が強調され美味しいおひたしが出来ます。

 


中秋の名月

2005-09-19 07:55:55 | 思いつくまま

 



昨晩は中秋の満月が見られました。

船で諏訪湖にくりだし、点心を頂きながら銘酒「越の寒梅」をきこしめし、

季節を演出したお菓子で抹茶を頂きながら中秋の名月をめでるという

風流この上ない趣向でした。

諏訪湖は夜のクルージングは、真夏に期限を限定して行われていますが

長年諏訪に住んで居ながら、ゆっくり夜景を見るという事は殆どありません。

霧が峰の方向の雲間からオレンジに近い色の満月が上り始め、

雲が切れて目の前で満月が現れ感動の一瞬を目の当たりにしました。

「掬水月在手」の短冊の前に月見を祝う花が生けられ、

お供えの品も古式に習い、枝豆・きぬかつぎ・おだんごと・・・

何より中央の大杯は月を映す趣向で飾られており、席主の心憎い風流心が伝わりました。

四方山に囲まれている諏訪湖にも漣に揺れる月影が映り、大自然の「掬水」さながらです。

文字どうり秋も真ん中に進んだ昨晩の中秋の名月でした。




風水の黄色い薔薇

2005-09-18 09:33:38 | ばら


マルコポーロ


アーサーベル 




貴方は風水を信じますか?

我が家の薔薇を植えている狭い庭は西側に位置しています。

西側に黄色があると、縁起が良いとの風水の見立てを信じて

西側に2種類の黄色い薔薇を植えています。

両方とも四季咲きですから前後して両方の薔薇が今開花しています。

ハイブリットの「マルコポーロ」と「アーサーベル」です。

配合種は原種に還ると言われていますが、

花びらを少なくして咲く秋咲きの花を見ていると

アーサーベルは野ばらだったのでしょうか?

 

 

 


八ヶ岳のふもとは今

2005-09-17 07:21:28 | 高原

山 萩     

山 栗    

コナシ   

朝晩大分涼しくなりました。

中央高速道路「諏訪南」インター出口から真っ直ぐに

八ヶ岳に向かっているズームラインと呼ばれている沿道には

一面黄色い花が咲いたかと思われるほど山萩が黄色く紅葉しています。

山萩の花は一般に萩と呼ばれている種類の花ほど沢山の花を付けませんので

うっかりすると見落としてしまうほどですが、この時期は一段と存在感を明確にします。

「草紅葉」などと俳句などでもこの様子が表現されていますが、

一足早い秋に染まりかけた山の麓の風景はこの時期、一味違った風情があります。

山栗も、明日あたり弾けて実が飛び出しそうですネ!

実が小さくて食用にするには一寸大変そうですが・・・

春先白い花をつけるコナシ(正確には酢実・ズミでしょうか)は

良く見るともうこんなに赤い実がなっていますヨ!

緑の葉が残っている間は、そう秋が進んだ感じはしないのですが、

強風で荒れた日が続きますと色付いた実だけが残って

いっぺんに秋が深まった感じになります。



白雪姫

2005-09-16 08:15:01 | 季節の花


2.3日前から蕾を掲げいました鉄線が今朝開花していました。

とても繁殖力の強い品種ですが、名前は可憐に「白雪姫」です。

私の都合で、四つ目垣に横に這わせたいのですが

何度矯正してもすぐに真っ直ぐ上に伸びたがります。

今年は薔薇用にスクリーン仕立てに支えを作りましたら

我が意を得たりとばかりにたちまち背丈を延ばして

真っ直ぐに伸びた枝だけに何輪も蕾を付けました。

秋の花にしては実に清々とした大輪の花をです・・・

 

 

 


君の名は?

2005-09-15 08:40:22 | ばら

秋の薔薇が次々開花していく中で、一段と丈夫で整った姿で咲く薔薇があります。

大輪でハイブリットの品種だと思うのですが、

サーモンピンクの花色と蕾のお行儀良い巻きに一目ぼれで

近所のガーデニングコーナーで購入しましたが、名札が付いていませんでした・・・

薔薇を植え始めました当初は、名前は余り気にしないで行き当たりばったりで

気に入った色や姿で購入していました。

育てておりますうちに、段々好みの方向が判って来たり、

名前がはっきりしていれば通販でも素敵な好きな薔薇を購入出来ることを知り

現在はチャンと名を確かめて購入するようにしています

とても丈夫で沢山花をつける四季咲きのこのバラの名をご存知の方は教えてください

★フレンチレースと言う名のバラでした。

 

 


ミスター・リンカーン

2005-09-14 07:36:23 | ばら





フランスの画家、カシニョールは薔薇と婦人の絵を好んで描いていますネ。

薔薇のスタンダード仕立てと言う手法がありますが、

強い野バラの品種をある程度の背の高さまで育て、

その木に挿し木で好みの薔薇を接いで育てる方法を言います。

庭が狭くて場所が無い我が家にはとてもむいています。

また、しだれて咲く品種は風情が増し効果的だと思います。

安曇野の薔薇を扱っているお店で、とても勢いの良い

真っ赤なシュートを延ばしているミスター・リンカーンの

スタンダード仕立ての鉢植えに出会って魅了され、入手しました。

それからというもの、どんな花が咲くのかとても楽しみで

蕾がつくとわくわくして朝一番に花を見回るのが日課になりました。

我が家に来てもう3年になります。

今朝、四季咲きのミスター・リンカーンは

カシニョールの絵そのままに咲いていました!

ハイブリット・ティー・ローズで春咲きの花はかなり大輪で見事ですが、

秋咲きの花は春の花に比べてかなり小輪です。

今日咲いた花は未だ一輪ですが、次々開花しますので楽しみです!

凛として高貴な香りを放って咲いているミスターリンカーンの花姿は

このバラに命名された開発者のイメージに相応しいのでしょうと

花が開花する度に感心してながめています。

 

 

 


山菜の王様「たらの芽」の花

2005-09-13 07:17:20 | 季節の花





毎年この季節になると、こぼれんばかりに咲き乱れている白い花がズート気になっていました。

ある時、植物に詳しい方にお尋ねしましたら「たらの木」の花ということでした!

たらの木は落葉樹で、毎年新芽を出すとまもなく早々と山菜ファンの胃の中に入る運命で、

最近では棘のある木が文字どうり棒立ちになって枯死している様子をよく見かけます

信州は高度差がありますのでたらの芽が出回りはじめますと、ふもとから採集され始めて山懐に至るまで、気にしていればかなり遅い時期まで食卓にのせることが出来ます

最近では専門に山菜を扱って季節だけ出店するお店も見られます。

豊富に沢山採れました時代は、現在ほど高価ではなく、

ごく普通に買いやすい値段で八百屋さんに売られていましたし、

山菜採りの好きな方から沢山頂いたりして天ぷらばかりでなく

ゴマ和えや酢味噌和えにして食卓を飾りました。

しかし、この様な花が咲くとは全く知りませんでした!

「たらの花」であることを教えて頂いてから数日経った雨後、

この場所に立ち、あらためて花と対面いたしましたら

雨にぬれた細かい花がキラキラ輝いて見えました。

この細かい花が終ると小さな実がなり、

紅葉もすると教えて頂きました。

機会がありましたら、この花の秋深まった時期の様子をご紹介したいです。




雨後のシャルル・ドゴール

2005-09-12 17:36:16 | ばら



昨晩は強い雨が降りました。

今朝、裏庭に秋咲きのシャルル・ドゴールが開花していました。

近付くと良い香りがして、いかにもフランスで生まれたバラの様です。

淡い藤色の薔薇は他にも何種類かありますが

ピンクや黄色の薔薇と比べれば比較的少なめです。

暖かい日が続きますと、間もなく冬咲きの花も見られます。

段々姿が小振りになって寂し気で、とてもハイブリットの薔薇とは見えませんが、

最初に申し上げたとおり、それが「10月のバラ」の特徴です。