★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

大寒の諏訪湖

2006-01-21 08:14:27 | 諏訪湖の四季




      昨日は大寒でした

      暮れから零下12度の日が連続していましたので寒さに慣らされてか

      朝の-7度はあまり寒く感じませんでした

      白く見えております諏訪湖は全面結氷しています

      諏訪湖の南、下諏訪岡谷方面から八ヶ岳の裾野に遠く富士山が望めます

      私のデジカメと腕ではこれが精一杯で申し訳ありません


      諏訪湖畔に見える建物は私の住んでおります上諏訪温泉のある諏訪市です

      向かって左は霧が峰につながる峠です 

      右側は昨日来blogしました釜無アツモリソウが自生している入笠山です








      諏訪市側からはアルプスが望めます

      左側の真っ白な山並みが穂高連峰です

      右側の雪の筋が見える山は先日mt77さんがblogで紹介された大滝山です

      諏訪湖は御神渡りの拝観式の後、連日の雨と温暖な気候のため

      一部氷が明けた所もあるのですが近年にない異常の冷え込みで厚い氷が張った為

      まだ全面結氷しています

      白い筋は御神渡りの跡です

      セリ上がりは融けてしまいましたが形跡だけ残っています







      アルプスを真正面に望む場所に今の情景ピッタリの歌碑が建てられています

         「ひとつらに凍てし諏訪湖の果て遠く 雪のアルプス澄み極まれり」     宮坂万次 作




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アツモリソウ(2)

2006-01-20 08:59:20 | 季節の花




      入笠山ロープウエイで行われました第1回アツモリソウの展示会に

      展示されました花の続きです

      どんな花にも変り種がありますが突然変異で生まれた

      真っ白なほていアツモリソウが展示されていました

      すべての色を省略してとっても神秘的に見えました



      





      北海道の花の島礼文島に「礼文敦盛草」を見に行ったことがあります
 
      訪ねた時期が少し開花の時期から外れて

      沢山は見られませんでしたが保護されて咲いている

      淡いクリーム色一色の礼文アツモリソウに逢う事が出来ました

      あの時見たのと同じ懐かしい

      礼文アツモリソウも数点展示されていました







             ほていあつもりそうの仲間が展示されていました




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信州に自生する蘭

2006-01-19 08:55:51 | 季節の花
                        釜無アツモリソウ





この時期に咲く蘭ではありませんが

入笠山の山懐 釜無川の源流の草原に自生している蘭があります

花は6月下旬から7月にかけて咲きます

袋状の唇弁が平敦盛の背負った母袋(ホロ)に似ているためこの名が付けられたそうです

母袋は鎧の背に流れ矢を防ぐために布をなびかせたのがはじまりで

のちに籠を入れて膨らんだ形になったそうですが

歴史の教科書などで武装した姿を図解しているのを目にしますと納得出来ます


7~8年前に山野草に詳しい方の案内で自生地を訪ねました

トテモ残念な事に発芽したばかりの巻いた葉が多少残されていましたが

かなり大規模な盗掘したあとで蘭の開花を見ることが出来ませんでした

昨年の5月の末、この入笠山のスキー場ロープウエイのホールで

第1回アツモリソウの展示会が開催されました

写真はその時撮影したものです

花の色は濃いエンジ色が釜無アツモリソウの特徴です









以前は霧が峰の草原にも自生していました

霧が峰アツモリソウとも呼ばれ色は優しいはピンクの濃淡です

車山のペンション村が開発されます以前に

私は車山の草原に咲くアツモリソウを何度も見かけました

今は環境の変化で殆ど見かけられないようですが

霧が峰の植物図鑑には下の写真のようなアツモリソウが今も載せられています

季節が廻って来てもたやすく目に出来ないのはトテモ残念ですが

あまり人目につかない場所で無事に生息していてくれることを願ってやみません









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シンピジューム

2006-01-18 16:15:01 | 季節の花




連続で蘭をblogしてまいりましたが蘭の中でも比較的身近で

冬の鉢花として人気の高いシンピジュームは

寒さに強く花の時期も長く管理がしやすいので人気があります

暮れにお友達から頂いたシピジュームは一ヶ月経っているのに

まだどの花も枯れないでトテモ元気です

ただ根の部分が乾かないうちに水遣りしているだけですが

5月初旬頃まで充分咲いています

4月になって半日陰の風通しの良い戸外において夏中水やりして

霜が降りないうちに部屋で管理しますと

花屋さんの店頭に飾ってあるほど見事ではなくてもそれなりに咲いてくれます


18世紀の中ごろまでは皇族や貴族の花として文字通り高嶺の花でしたが

20世紀になってシンピジュームのウィールス病を治す研究の過程で発見された

メリクロンと呼ばれる栽培技術によって今日のように

大量生産が可能になり安価で身近な花になってきました

松本郊外や八ヶ岳の山梨県側でも温室栽培されています







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カトレア

2006-01-17 09:18:14 | 季節の花




      

      毎年東京ドームで国際蘭展が開催されて今年で16回目になるそうです

      今年も2月18日から開催されるそうです

      世界中の素晴らしい蘭が集合して一挙に見る事が出来て本当に楽しい企画です

      最初の頃に比べますとラン栽培はかなり一般に普及して

      トテモ身近な花になって参りました

      それだけに種類もさらに豊富になり珍しい見事な蘭が見られます

      どの蘭も素適ですがなんと言ってもカトレアは

      気品ある花の姿・芳香から言っても蘭の女王様であることに間違いないでしょうネ










      華麗にして豪華な高級品の代名詞であるカトレアが

      実は植物輸送のパッキング材に使われていたと

      蘭の百科事典で読んだことがあります

      南米から珍しい植物の収集家であるウイリアムカトレイの所に輸送された荷が

      枯れたり傷まないよう無造作に詰められたこの植物は適度な温度を保ちつつ、

      肉厚なバルブ(カトレアの茎の部分)や葉が植物が動いて痛まないように

      クッションの働きをして無事にイギリスに輸送できたそうですが

      ウイリアムカトレイがこのクッションになっていた植物に着眼して育てたのが

      現在のカトレア一号であったそうです

      1818年と歴史に記されていますので200年近い研究・改良の月日を経て

      今日のカトレアの誕生になっているのですネ







            黄色いカトレアは種類も多く手に入りやすいのですが

            花が終わったあと来年再び咲かせる事が出来ないので

            蘭類は眺めているだけです



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身近になった蘭の花

2006-01-16 09:12:17 | 季節の花
                     パフィオぺディルム




  唇弁の独特の形からギリシャ語で「ビーナスのスリッパ」という名がついています

  蘭はギリシャ神話の妖精に由来する逸話が多く残されていますが

  パフィオペディルムは美の女神のサンダルともよばれて親しまれています

  近年色んな色が開発されていますがちょっと渋めの色調の蘭が多いですネ



                      オンシジューム





            デンファレ系のデンドロビューム








   蘭の国 タイではあでやかなデンファレ系の蘭が樹木に着生して

   いたるところで咲いているそうです

   高温と太陽を好む典型的な熱帯の花デンドロビューム

   切花としても最近は簡単に手に入ります
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諏訪の浮き城

2006-01-15 08:27:37 | 思いつくまま


            天守閣への階段はかなり急斜面ですが当時のままです


                     冠木橋だけが陸に通じていた




諏訪湖の御神渡り・諏訪大社と並んで諏訪の浮き城をご紹介しないのは片手落ちですよネ

諏訪市には豊臣秀吉の武将日野根織部正高吉によって設計された高島城があります

1592年に着工され7年の歳月をかけて慶長3年(1598年)に完成しました

高島城は諏訪湖と数条の河川が周囲を廻り堀の役目を果たして

諏訪湖の波が城の石垣にせまって難攻不落の水城で別名「諏訪の浮き城」と呼ばれました


地盤が軟弱なため沈下しないように大木で組んだ筏の上に石垣を積んで

構築した史実が残されているそうです

初代藩主諏訪頼水から10代藩主に至る270年の長きにわたり

諏訪氏の居城として威容を誇ってまいりました

明治の廃藩置県で天守閣は撤去され高島城址は高島公園として

一般公開され現在に至っています


現在の高島城は昭和45年文部省文化財専門委員 大岡実博士の設計で

破却当時の姿を忠実に再現したものです

諏訪頼重は武田信玄に滅ばされ自害し、姫は信玄の側室になり

悲遇の短い生涯を終えますが井上靖の著書「風林火山」の由布姫

新田次郎の著書「武田信玄」の湖衣姫でのちに大河ドラマに登場しました

当時女性ははっきりした名で呼ばれておらず作者が命名した名ですが

いづれも諏訪御料人として後世に伝えられています


由布姫の住居となっていた場所がひっそりと今も諏訪市の対岸に残されており

小高いその場所に立つと高島城が手に取るように望むことが出来ます

由布姫は朝な夕な湖に浮かんだ自分の生まれ育った城を

眺めて暮らしていたであろう事が容易に想像できます
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御神渡り一年のお告げ

2006-01-14 07:50:48 | 思いつくまま




氷上の拝観式が大勢の見物人を動員して無事終了しました

今朝の地元の新聞には肩から注連縄をかけた神社総代や役員の人々が

羽織袴の正装で御神渡りにお払いする宮司さんと共に

参列された様子がカラーで大きく報道されました

500年にわたる過去の記録と照合して今年一年の動静が占われました結果

「作物良好・経済は不安定ながら上向く兆し」と発表されました


拝観式が無事終わった13日夜には南から暖かな低気圧が入り込んで3月下旬の陽気になり

大寒のこの時期にかなり強い雨が降りました

-11度から+9度に転じて諏訪湖の全面結氷もあちらこちらで緩み

湖は明けてゆくと思います



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さざんか

2006-01-13 13:16:20 | 季節の花




        神の逢瀬が実現して急に零下の気温が緩みました

        今迄寒気の中で鮮明に見えていた

        遠い山々は久しぶりに春霞しているような印象です

        
        今日は安曇野の花屋さんに出かけてみましたら

        温室に地植えされた愛らしい山茶花が春を告げていました

        信州の厳しい自然では今の時期、自然での山茶花の開花は不可能です

        自然に咲いている花に早く逢いたいですネ



      





















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白鳥に見守られて

2006-01-13 08:27:43 | 思いつくまま



       雪化粧の山は八ヶ岳・手前は霧が峰に通ずる峠・対岸は上諏訪温泉・市街地です





私は今迄上社側(諏訪市)つまり諏訪湖の南から北を望んでおります

男神様が諏訪湖に降り立たれる場所を下座「くだりまし」

下社の女神様の地に上がられる場所を上座「あがりまし」と古来から呼ばれています

上がりまし付近には今、シベリアから白鳥が飛来しています

直ぐ傍を流れる小さな河川と湖の合流点付近がかろうじて氷らず

空いております狭い場所が主な餌場ですが

現在すっかり結氷している湖に出来た御神渡りの道筋周辺を白鳥達が乱舞しています

その様子はまるで神渡りの道筋を見廻り、見守っている様に見えます

昨日の地元紙には近隣の山に住む「いのしし」が氷上で目撃され

たまたま羽休めに降り立った大鷲とツーショットの写真が掲載されていました

御神渡りをこの目で確かめたいのは人間ばかりではないようです

尚、御神渡りの拝観の儀は1月13日に行われ、結果は翌14日に発表になります

紙上で発表されました暁にはblogさせていただきます



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