★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

東西桜餅

2006-02-18 08:52:53 | 思いつくまま





立春を過ぎますと安曇野にある松本の老舗のお菓子屋さん開運堂では桜餅が販売されます

桜餅には関西風と関東風があるのをご存知でしょうか?

信州は小麦粉の薄皮で餡を包んだ関東風ですが

このお店では曜日を変えて関西風も販売されています

関西風は道明寺種で餡が包んであり、写真のように2枚の桜の葉で大切にくるんであります

どちらも優劣つけ難く美味しく、春になるとお茶の友に頂きたい生菓子ですネ

私は行き当たりばったりでお店に立ち寄った曜日任せで気ままに頂いていますが

日曜日だけは両方の桜餅が揃って販売されています

桜餅でお茶を頂くと春が近いナーと実感して幸せな気分になります








霧の湖畔

2006-02-17 08:22:29 | 諏訪湖の四季








三寒四温・暖かく快適だった春の日は昨夜からまた冬に逆戻り・・・

昨日は暖かい空気に冷たい空気が降りてきて諏訪湖畔は霧に覆われ対岸が見えませんでした

霧に浮かぶ木々のシルエットが柔らかく春の兆しです

桜の蕾が多少膨らんでいました

湖岸の石の向こうに全面結氷の氷の名残がかろうじて浮いています

先日ご紹介した立春の諏訪湖の柳のかすかな芽吹きの色が見えますか?

鮮明な写真ではなくてすみません・・・









雨で足湯の利用者も少ないようです

一昨日は麗らかな日和に誘われて大勢の利用客がいましたヨ










彩り鮮やかに「風の花」

2006-02-16 09:11:43 | 季節の花




南ヨーロッパ、地中海沿岸に自生するアネモネは春風と共に

ひときわ美しい花を咲かせることからギリシャ語の「風の花」の意味から

この名が付いたといわれています

冬を地中で過ごし春になると眠りから覚めたような鮮やかな色で咲く花の姿が

人々に生命の再生を思わせてギリシャ神話などにも妖精の花として伝説が残されています









アネモネの赤い花色はイエスキリストの受難や殉教者の血と生命を象徴し

宗教的に特別な意味を持つ花と聞かされた事があります

八ヶ岳の裾野のハウスで栽培されているアネモネを以前にblogしましたが

ハウスの中でもひときわ鮮やかな赤い色のアネモネの花は

外気の厳寒とは対照的に確かに熱い鮮烈な印象を受けました

この所めっきり暖かくなり

鉢植えのアネモネの花が花屋さんの店頭で多く見られるようになりました





愛らしいムスカリの花

2006-02-15 09:30:31 | 季節の花





寒気が去って、今朝は春のような朝です

小鳥のさえずりが一段と賑やかでいよいよ春がやって来た感じです

花屋さんはガーデニングの花で溢れていますネ

4月下旬に地面から芽を出して直ぐ咲く愛らしいムスカリの花が

ガラスの鉢に植えられて開花している様子が愛らしくて、つい買い求めてしまいました

ムスカリの花は英語でグレープ・ヒアシンスとよばれているそうですが

球根に葡萄色の小さい花を咲かせることからそう呼ばれているのでしょう

我が家の庭にも葉の細い種類や地面からいきなり土筆のように咲く小さな種類や

何種類かのムスカリが植えてありもう少し地面が温まると発芽します

この小さな花ムスカリは麝香のような良い香りを放つことから

ギリシャ語の麝香を意味する言葉「モスコム」に名前の由来があるとも花図鑑に出ていました

すずらんや水仙と並び集合して咲くとあたり一面に良い香りを放ち

見た目にも愛らしく清楚な様子が愛される由縁です







バレンタインディー

2006-02-14 08:47:03 | 思いつくまま




バレンタイン・ディーが定着して何年くらい経つのでしょう 調べてみました

起源はキリスト教からきているそうですがサイトで調べてみましたら色んな文献があってびっくり!

世界最古のバレンタインカードは1400年初頭のものが大英博物館に保管されているとの事・・・

アメリカではクリスマスカードの次にバレンタイン・カードが出回っているそうですネ

日本でも最近は色んなカードが売られています

しかし、どちらかと言うとバレンタイン本来の意味が忘れられて

日本ではチョコレート商戦に乗せられている感じですが・・・

普段から甘いもの大好きなんですが、この日は我が家にも「・・チョコ」が集まります

義理であっても「愛の証」と解釈すれば旦那様は悪くない気分でしょうネ

5倍返しが常識だそうですから・・・いやはやなんとも

3月14日までに名前をチェックしてプレゼントを用意するのが私の役目です

私もお相伴に預かり美味しく頂いちゃうのですから仕方ありませんが・・・

バレンタイン・ディーの文献も参考にご覧下さい

野沢菜の「めはりずし」

2006-02-13 08:51:11 | 思いつくまま






信州の野沢菜を漬けたお漬物・地方名「お葉漬け」は11月末ごろ

雪が降らない前に収穫された野沢菜を漬け込みます

塩加減・味付けはそのお宅お宅の主婦の工夫がされています

今頃になりますと丁度写真のような色に変わり美味しさが増します

紀伊半島に旅行しました時「めはりずし」という食べ物に出会いました

それは美味しくて目を見開いて食べると言う野沢菜に似たお葉漬けでおにぎり状に

寿司飯を包んだ郷土料理でした

ハイキングやちょっとしたお弁当にもってこいなので我が家ではそれから時々アイディアを頂いて

野沢菜の目はり寿司を作りますがとても好評ですのでご紹介してみます






① 材料は細かく刻んだ野沢菜漬け・細かく刻んだ生姜・炒りごま・時にはわさびを細かく刻んで)





② 寿司飯(熱々のご飯でも可)に材料をまんべんなく混ぜる




③ 野沢菜漬けの葉の先端部分で握った酢飯を包む

すみれ

2006-02-12 08:51:40 | 季節の花









スミレが野に咲くのは信州では未だ先のことです

万葉の昔、スミレを摘んではお汁やおひたし・あつものにして食していたそうです

「摘み入れ」がなまってスミレの名になったと花辞典に記されていました

江戸時代・隅田川河畔では毎年人々は酒や肴を持ち寄って盛大なスミレの花見の宴を繰り広げた

との記録があるそうですが今は昔の物語ですネ

松尾芭蕉の句に「山路来てなにやらゆかしスミレ草」が今でもスミレの引用句としてよく紹介されてますが

霧が峰にも沢山のスミレの種類が咲き、特長により細かく分類されていますが

日本有数のスミレの名所ですから種類が多く覚えるのは至難の業です

高地ですので開花は4月~6月に入りますが

霧が峰スミレはじめ希少な種類のスミレの花に出会えましたら逐次ご紹介したいと思っています

今花屋さんにビオラとして売られていますスミレはパンジーですネ

物思いにふける人の顔のように見えることからフランス語の「思い」を意味するパンセが変化して

パンジーと呼ばれるようになったようですが花色が豊富で改良種が沢山出回っています

暖かい地方の公園の花壇や庭先の陽だまりではもう咲いているスミレも見かけられますネ








でこぽん

2006-02-11 08:32:03 | 木の実
                       和歌山県有田産のでこぽん





                         鹿児島産のでこぽん





                         熊本産のでこぽん





でこぽんというユーモラスなネーミングの果物が最近とても多く出回っていますネ

この独特の呼び名はおでこがぽこんと出ている形からでこぽんと言う名がついていると

以前blog名「でこぽんさん」から教えていただきました

最初の頃は熊本産のでこぽんが多く出回っていたのですが

そのうち鹿児島・宮崎産も見かけるようになりました

ポンカンと清美オレンジの交配種だそうですが、両方の良い所をもらって果肉は柔らかくジューシー

オレンジの香りが高く甘くて爽やかな美味しさでみかんよりちょっとハイグレードな印象です

12月中旬から3月下旬頃まで収穫されるそうですが

市内のデパートで名匠シリーズ果物編で和歌山産のでこぽん名人が収穫した

葉がついたままのとても新鮮なでこぽんが出店されていました

みかんの3L~4L級の大きさですが重さはずっしり手に応えます

お値段もみかんと比べればずっしり重い分高めで1個200円~450円(もっと高いのもあります)

皮はみかんと同じようにむきやすく薄皮ごと食せてみかんとオレンジのあいの子そのもの

九州産のでこぽんの方が気候風土の関係からか甘さが少し多い気がします

ビタミンCが多く風邪予防にはもってこいの果物です


この冬一番の雪化粧・八ヶ岳

2006-02-10 09:06:32 | 高原








このところ連続で雪が降りました

道路は直ぐに融けましたが山岳地帯は温度が下がったため、かなり雪化粧しました

昨日快晴の午後、八ヶ岳を見渡せる富士見パノラマスキー場に行って見ました

八ヶ岳はこの冬一番の美しい雪化粧をしています

2週間前にご紹介しました 只今冬眠中の八ヶ岳と比べてご覧下さい

眼下の町は富士見町です

諏訪湖は向かってかなり左手になります


わさびの花

2006-02-09 09:11:54 | 季節の花








地元のスパーにみずみずしいわさびの花が出回り始めました

投げ入れにして飾れそうですが実はこのわさびの花は食材なんです

安曇野にはアルプスの伏流水である綺麗な水の流れる川沿いにわさび田があちらこちらに見られます

わさびの根と共に花も優れた食品で、あく抜きを上手にすれば絶品のおひたしになります

さっと熱湯をかけて(あるいはさっとゆでる)おひたしが定番ですが

お砂糖を少しあく抜きに入れるとピリ辛がいっそう引き立ち美味しくなります

早春の味覚一番! 是非このあくぬき方法をお試しください

お湯が冷めるまでしばらくそのまま放置しておくのが唯一苦く仕上がらない秘訣です

安曇野に古くからお住まいの方から教えていただいた方法です

召し上がり方は醤油・土佐醤油・二杯酢・ドレッシングなどお好みで・・・







① わさびの花は茎と共に3cm位に切りボールに入れ、塩大匙1 砂糖小匙1をふりかけてザックリ混ぜる





② わかしておいた熱湯を満遍なく材料にかける(ひたひたになる位注ぐ)





③ わさびの花や葉が空気に触れないようにおとしぶたをする





④ お湯が冷めたら出来上がり・さっと水洗いして器に取りお好みでどうぞ