ああおとうとよ 君を泣く
君死にたもうことなかれ
末に生まれし君なれば
親のなさけはまさりしも
親は刃(やいば)をにぎらせて
人を殺せとおしえしや
人を殺して死ねよとて
二十四までをそだてしや
堺(さかい)の街のあきびとの
旧家をほこるあるじにて
親の名を継ぐ君なれば
君死にたもうことなかれ
旅順(りょじゅん)の城はほろぶとも
ほろびずとても 何事ぞ
君は知らじな あきびとの
家のおきてに無かりけり
・・・
明治37年9月、半年前に召集され旅順攻囲戦に赴いた弟を嘆き
『明星』に発表した与謝野晶子の詩。
あと三節続くが
ここまでは高校時代に覚え、空で言えたはずなのに、
どうしても思い出せなくなって
今朝になって確認。
昨日寝る前になぜかこの詩がふと浮かんだのだ。
晶子の弟への想いには共鳴できる。
君死にたもうことなかれ
末に生まれし君なれば
親のなさけはまさりしも
親は刃(やいば)をにぎらせて
人を殺せとおしえしや
人を殺して死ねよとて
二十四までをそだてしや
堺(さかい)の街のあきびとの
旧家をほこるあるじにて
親の名を継ぐ君なれば
君死にたもうことなかれ
旅順(りょじゅん)の城はほろぶとも
ほろびずとても 何事ぞ
君は知らじな あきびとの
家のおきてに無かりけり
・・・
明治37年9月、半年前に召集され旅順攻囲戦に赴いた弟を嘆き
『明星』に発表した与謝野晶子の詩。
あと三節続くが
ここまでは高校時代に覚え、空で言えたはずなのに、
どうしても思い出せなくなって
今朝になって確認。
昨日寝る前になぜかこの詩がふと浮かんだのだ。
晶子の弟への想いには共鳴できる。