ライン出版編集部

一人一著作を!
rein(独)を信条に
誠実な出版を目指す
ライン(rein)出版編集長の日常と雑感

もう90歳になりますのよ

2008-10-07 09:59:19 | Weblog
昨日、「失語症になりそう」と、
年配のご婦人からSOSの電話があった。
「お忙しいのはわかっているのでお声を聴くだけでいいの」
と、すぐ切ってしまわれた。
なんだかとても気になって彼女が住む国立へ出かけた。
秋津乗換えで行くと1時間足らず。

2時間ほど話をして帰ってきたが、
結局は話を聞いてもらった感がある。
それでも顔を合わせて言葉を交わすことの大事さを痛切に感じた。

同居人は勤めに出ていて日中はお一人、
室内では動けても外出はままならなくなってきている、
そんな状況だけにふと人恋しくなられたのだろう。

相手の状況が見えない電話、
迷惑かもしれないと思っただけで
受話器に手を伸ばしながら引っ込めてしまう。
メールは便利だけれど、
年をとったらきっと満足できなくなるだろうし、
電話だけというのすらも寂しくなって
顔を合わせたくなるのだろう。
私にもそういう老後が目前に迫っている。

昨日はサプライズ訪問にとても喜んでいただけたけれど、
次に来られるのはいつのことやらと思いながら失礼した。

著者

2008-10-07 09:39:15 | Weblog
『遅咲きの青春』を著したのはこの方です。

チェリストなんですが、
単独では人前で絶対演奏しないという掟を作って守り続けているらしい。
だから音を聴いたことがありません。

たった一度だけ
オーストラリアで掟破りをしたらしいのですが。