りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

Par3と倍返し。

2013-09-22 | Weblog
今日は午後から、家族でクルマで出かけた。

しかし、目的を何も決めずに出かけたもんだから、
ただただ、中国山地の山道をクルマでブラブラと走るだけ。
傍から見たら、一家心中をする場所を探して徘徊している
家族に見えたかもしれない(笑)

そうこうするうちに、道端の“パターゴルフ”という看板が
目に入った。
どうやら、近くにショートコースとパターゴルフが出来る場所が
あるらしい。
子どもたちはもちろん、ワタシも久しくゴルフらしきことは
していなかったので、軽い気持ちでみんなに提案したら、意外な
ほどすんなりと、みんな快諾してくれた。

すごいゴルフ場だった。

何がすごいって、酷く廃れていて、全くやる気が感じられず、
明日にでも閉鎖しても全くおかしくないような寂れ方をしていた。
受付に行くと、プレハブ小屋の中に警察に職務質問をされるために
生まれてきたような男が1人いた。
ワタシがその職質男に“パターゴルフ、大人3人小人1人で”と言うと、

“本当は大人600円だけど、今日は500円でいいよ・・・”と

めんどくさそうにそう答えた。
言い値のレジャー施設なんて、生まれて初めてだ(笑)

パターのコースも、案の定の寂れ具合だった。
コースは芝生どころか土もアスファルトもボロボロのデコボコで、
ホールに土や埃が積もり積もって完全にコースと一体化して分から
なくなっているコースもある。
子どもたちに目をやると、“こんな場所でこんな棒を持って、私たちは
いったい何をするの?”という表情だ。

それでも何とか1番ホールを探し出して(それすらすぐに分からなかった)、
パットゴルフを始めた。
ホールは一応18番まであって、すべてのホールがPar3。
初めてクラブを握った子どもたちに持ち方や打ち方を教えながら進めたのだが、
当たり前だけど、最初から上手くボールが打てるわけがない。
さすがに後ろに向かうボールはなかったが、それ以外の方角には自由自在に
飛んで行った。

“ねぇ、何が面白いの~?”

2番ホールの途中で息子がそう尋ねてきた。
飽き性の息子らしい、と思った。
娘の方を見ると、言葉にはしていないだけで、息子と同じ表情をしている。

“いいか?ゴルフってのはな、ボールを飛ばしてもいいし、少しずつ進んでもいい。
自分が好きなようにやればいい。ただし、自分で考えて自分の力でボールを穴まで
進めなきゃいけない。そのためには全体のコースの形も知らないといけないし、
ボールの周りの状態も知らなきゃいけない。どこにどう進んだって、自分の責任だ。
・・・そう、ゴルフは人生と一緒なんだ”

オレ、良いこと言ってんなぁ・・・と自分自身で思いながら、息子の方へ眼をやると、
“うわ~!デッカイ!!”と叫びながら、息子は隣のコースの芝生の上でバッタを
追いかけていた(笑)

スコアは、省略。

ビギナーの子どもと、打ちっぱなし専門の大人のスコアなんで、想像にお任せします。




話は変わるけど、今日初めてテレビドラマ「半沢直樹」を見た。

世間ではサラリーマンが喝采を送っていたのはもちろん知っていたけど、第一話を
見逃したので、そのまま見なくなっていた。
まぁ、最終回くらい見ておこうか・・・と軽い気持ちで見はじめたのだけど、
思っていたよりも、面白かった。

ラストシーンも、良かった。
思わず、吹き出してしまった。

サラリーマンなら誰もが軽く憂鬱になる日曜の夜に、こんなドラマを放送されたら、
そりゃあ、ヒットするだろうし、元気を与えてもらえた気にもなるだろう。

だって、大人も夢を持った方がいいもの。
・・・いやいや、大人だからこそ、夢は持った方がいい。

でも、安易な夢なら持たない方がいい。

なんだか、そんな終わり方だったな。
コメント (4)
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