りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

浜田省吾も泣いてるぞ。

2014-07-10 | Weblog
先日、“久しぶりに浜田省吾を聴きはじめた”とこのブログに書いたら、
まるでそれに合わせたかのように、昨日の地元の新聞にこんな記事が。



●浜省無料冊子 ネット競売残念
http://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?index_flg=1&comment_id=69888&comment_sub_id=0&category_id=112

江田島は、浜田省吾が子供時代を過ごした島だ。
瀬戸内のおだやかな風景が広がるこの島で、彼はビートルズの音楽と出会ったそうで、
それが原体験となって後の音楽人生が決定づけられたという。
そのエピソードは、彼の楽曲のひとつにもなって、最新のオリジナルアルバム
(といっても、もう10年近く前だが)にも「初恋」というタイトルで収録されている。
幼少の頃に親の事情で引越しが多かった浜田省吾にとって、江田島という島は、
まぎれもなく特別の場所なのだろう。事実、様々なメディアで彼自身がその旨の発言を
しているのを見聞きした記憶がある。

そんな江田島で暮らす女子高生が無償で制作した浜田省吾と江田島の関係を題材にした
手作りの冊子が、ネットオークションで売りに出されていたのである。

年齢から考えて、冊子を作った彼女たちは浜田省吾というミュージシャンのことは、
ほとんど知らないのではないだろうか。
両親がワタシと同世代くらいだと推測すれば、おそらく彼女たちの両親がファンで、
その影響で知った世代のような気がする。
生まれて10数年しか経っていない高校生からすれば、最近の浜田省吾は、
ほとんど開店休業のようにしか映らないだろうし(笑)
まぁ、とにかくきっかけはどうあれ、浜田省吾を通して、自分たちが暮らす江田島を
広く知ってもらおうと、彼女たちは能動的にアクションを起こしたのだ。
当の浜田省吾本人が、彼女たちのアクションを知っていたのかどうかは知らないけれど、
もし知っていたのならば、間違っても悪い気持ちはしなかっただろう。

大げさかもしれないが、無償で制作したモノを無料で手に入れて、それを売りに出すという
行為は、彼女たちのささやかな行動や気持ちを蹂躙する行為だと思う。

いったいどんな人がネットオークションに出したのだろう。
もしかしたら、熱心な浜田省吾ファンかもしれない。
しかし、どんなにファン歴が長く深くても、こんな行為をした瞬間に、
もう“ファン”ではなくなるのではないだろうか。
そして、ファンなら誰もが大好きな、あの「初恋」という素晴らしい曲を作って
歌った浜田省吾本人も、間違っても良い気持ちにはならないだろう。

この日記をお読みの浜田省吾ファンのみなさん、もしもネットオークションでこの冊子を
見かけても、どうか買わないようにしてあげてください。
コメント
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